日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

大将軍八神社

2021-11-25 | 神社

数年前、北野天満宮の帰りに大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)を参拝しました。



大将軍八神社は、桓武天皇が、王城鎮護のために星神大将軍を勧請したといわれる社で、方除け厄除けの神として、建築・移動・転宅・婚姻・旅行・交通等あらゆる人間生活に於いて方位の厄災から守護する神として信仰されました。



本来の祭神は大将軍ですが、明治の神仏分離令にて祭神は素盞嗚尊と改められました。



方徳殿に大将軍神像80体(重要文化財)と陰陽道安倍家の古天文暦道資料(京都府指定文化財)があり、毎年5月1日~5月5日と11月1日~11月5日には一般に公開されています。(その他の日は予約制)

神像群は平安時代中期から末期の制作といわれ、すべて男神像で、甲冑を着用した武装形の像、束帯姿の像、童子形の像などがあるそうです。これはいつか公開時に観に行きたいと思っています。





当社は、平安建都の際に都城の方除守護神として造営されたのが始まりとされ 、当初は大将軍堂と称したが、江戸時代初期になって大将軍社と改められ、更に大将軍八 神社となって現在に至っている。  

大将軍とは、陰陽道にいう星神天大将軍で、方位をつかさどる神である。このため、建築 ・移動・旅行などに関し、方除け、厄除けの神として世間の崇敬を集め、その時々の権力 者達も当社を厚遇したといわれる。  

当社には、平安時代中期から末期にかけての大将軍信仰高潮期に奉製されたと思われる「 神像」百余体が所蔵されている。このうち、武装像、束帯像、童子像合わせて八十体が昭和47年(1972)に重要文化財に指定された。いずれの像も、独特の表情、装束で異 彩を放っており、興味深い。また、陰陽道に基づく、古天文暦道資料(府指定文化財)も蔵されている。

京都市





「北野白梅町」または「北野天満宮前」バス停下車 徒歩約5分

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源覚寺(2)塩地蔵尊

2021-11-17 | 仏閣

塩地蔵尊




二体で一組のお地蔵さま。

お地蔵さまの体に塩をつけてお祈りすると、同じ部分の病気が治るといいます。

砂のように見えるのは塩です。

「塩」ということで、お相撲さんもお参りに見えるそうですよ。



毘沙門天


小石川七福神のひとつになっています。

 

※2012年の記事より

 

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源覚寺(1)こんにゃくえんま像

2021-11-09 | 仏閣

2012年の旅を振り返ります。

 

東京都文京区小石川に、こんにゃくえんまとして親しまれている源覚寺があります。



寛永元年(1624年) に定誉随波上人(後に増上寺第18世)によって創建され、特に徳川秀忠、家光から信仰を得ていたといいます。本尊は阿弥陀三尊。



度重なる大火で、本堂などがほとんど焼失しましたが、こんにゃくえんま像や本尊は難を逃れたそうです。

現在の本堂は1979年に再建されたものです。

こんにゃくえんま像は、鎌倉時代の作といわれる1メートルほどの木造の閻魔大王の坐像で、文京区指定有形文化財。



毎年1月と7月には閻魔例大祭が行われ、今でも眼病治癒などのご利益を求め、閻魔像にこんにゃくをお供える人が多いそうです。


 
 木造 閻魔王坐像 

源覚寺に伝わる閻魔像で、閻魔堂に安置されている。右眼が黄色く濁っているが、閻魔王が信心深い老婆に己の右眼を与え、老婆は感謝のしるしとして ”こんにゃく” を供えつづけたという言い伝えがある。このことから眼病治癒の「こんにゃく閻魔」として庶民の信仰を集めた。
像は、高さ100.4cm。ヒノキ材の寄木造りで、彩色を施し、玉眼が嵌入してある。優れたできばえを示し、運慶派の流れをくむ鎌倉時代の作と思われる。銘文によると、寛文12年(1672)に仏師竹内浄正が修理している。
閻魔王は、冥界にあって死者の生前の罪業を裁断する十王のうち、最も良く知られている。わが国の閻魔信仰は、平安時代後期にはじまり、鎌倉時代に盛んになった。
(文京区教育委員会 案内板)

※2012年の記事より

 

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