今日から『 STARS ON ICE Japan Tour 2016 東京公演 』がはじまります!
期間中、白猫夜話チャットを開設します。
★★白猫夜話チャット開設のお知らせ★★
白猫夜話チャット → 終了しましたm(__)m
パスワード SOI2016
開設期間 4/15~4/17(店じまい未定)
どなたでも入室自由です。
白猫は常駐していませんが、どうぞ楽しくおしゃべりしてくださいね(*^_^*)
<<<< 白猫視点 映像マジック >>>>
2016世界フィギュア、女子FS、6分間練習。
ヒヤっとする瞬間があった。
その時映し出されたのが、
★浅田選手、アクセルの軌道に入る
↓
★李選手、浅田選手の軌道を通り抜ける
↓
★浅田選手がジャンプするも、失敗、壁際で転倒
↓
★壁際を滑ってきたツルシンバエワ選手が手すりにすがって避ける
↓
★接触回避
3選手がそれぞれ数秒早かったら、遅かったら、ヒヤっとするようなシーンはなかったかもしれないし、逆に接触していたかもしれない。
が、ヒヤっとしたけど何事も起らず、3選手ともすぐに練習に戻り、ああ、よかった・・・と安堵した。
以上がわたしがTVで見た「事実」だが、さてこれは「事実のすべて」なのだろうか?
カメラは何を映していた?
浅田選手の姿だ。
そう、わたしが見たのは「浅田選手の軌道を追ったカメラに見えるもの」だったのだ。
想像してみてほしい。
もしもツルシンバエワ選手だけを等身大で追っているカメラがあったとしたら・・・どんな「事実」が見えるだろう?
おそらく、壁際を行くツルシンバエワ選手の足元に、突然浅田選手が飛び込んでくるのではなかろうか。
これが、「映像マジック」だ。
本当は「カメラに映る範囲の事実」を見ているのに過ぎないのだけれど、全部を見ているように感じてしまう。
カメラがひとりの選手のみを追っている場合は、実はその選手の軌道上に見えるものを映しているにすぎない。
当然ながらほかの選手を追えば、その選手の軌道上の映像になる。
それらはそれぞれに「事実」ではあるが、「事実の一部」でしかない。
アクシデントが起こるとネット上にはたくさんの検証動画なるものがあふれるが・・・上記の点を意識せずに見ると、受ける印象は偏ったものになる。
この現象は、悪意があるから起こるというものではない。
映像を見る場合に簡単に起こるマジック・・・別の言い方をするならば簡単に脳にかけられてしまうフィルターだ。
そもそも映像は曲者だと、白猫は思っている(^^ゞ
いや、だってさ・・・生で見るのとまったく違うでしょ?
いきなり遠くの人の顔がアップになったり、背中を向けてる人の表情がわかっちゃったり、カット替わりしたりなんて、通常の生活ではありえない。
そのありえない映像が違和感なく受け入れられるのは、「これは映像だから正常なのだ」というフィルターを脳がかけるからだ。
そしてさらに厄介なことに、このフィルターは、「どの視点で見ているか」を曖昧にし、「この映像の外にも世界がある」ことを意識からすっ飛ばしてしまう。
なんてことをつらつら考えてる白猫であります・・・(^_^;)