白猫夜話

フィギュアスケートっていいな

がんばれニッポン!!世界フィギュア期間中白猫夜話チャットのお知らせ

2017-03-29 09:19:48 | XOI2014
ついに!
今季最大にして最後の戦いの時がやってきました!
世界フィギュア開幕です。

ざっと競技時間を拾っておきましょう(日本時間)

3/29(水)16:15 女子SP
3/30(木)00:10 ペアSP
      18:30 男子SP
3/31(金)00:55 ペアFS
      17:00 アイスダンスSD
4/01(土)00:00 女子FS
      16:50 男子FS
      22:35 アイスダンスFD
4/02(日)20:00 エキシビション

 ★男女シングルはフジTV系列で生中継


リザルトページ → ここだよ


羽生結弦選手、宇野昌磨選手、田中刑事選手
三原舞依選手、樋口新葉選手、本郷理華選手
須藤・オデ組
村元・リード組

五輪枠取り大会というプレッシャーもあるでしょうけれど、まずはベストな演技を!
がんばれ、ニッポン!!



★★白猫夜話チャット開設のお知らせ★★

 白猫夜話チャット → ここだよ

 パスワード W2017 
 
   
開設期間 3/29 →  4/2(店じまい未定)

どなたでも入室自由です。
白猫は常駐していませんが、どうぞ楽しくおしゃべりしてくださいね(*^_^*)



♪♪♪楽しみなこと♪♪♪

日本選手の活躍以外に楽しみにしているのは、

カロリーナ・コストナー選手の演技が見られること!!!

もともと大好きな選手だけど、欧州選手権のプログラムを見てから、その「好き度」に拍車がかかってます^^;

彼女のSPは今季のわたしの№1プログラム。
いや、FSもかな。

世界ジュニアの結果にさまざまな声があがっているようですが(日本では概ねザギちゃん優勝当然って感じだけど、真凛ちゃんのスケーティングスキルと芸術性がもっとPCSに反映されるべきとする意見も海外ではあるみたいね)、
コストナー選手のプログラムを見ていると、例えばステップにおける「難しい技の組み合わせでレベルを取るための振付」がまったく感じられないことに嬉しい驚きを感じます。
それはステップだけじゃなくて、ジャンプやスピンの位置なども・・・
高難度エレメンツと音ハメ技術が網羅されている難しいプログラムは、現在のフィギュアスケートにおいて高得点を得るためには必要不可欠だけど、
コストナー選手の演技はその枠を飛び出して、はるかに広い世界に飛翔していくかのよう・・・。

戻ってきてくれてありがとう!
あなたのスケートを見ることができる幸せをプレゼントしてくれてありがとう!

そう言いたいなぁ・・・。

彼女の演技を見ていてつくづく思うのは、スポーツと芸術が融合したフィギュアスケート競技だからこそのこういった演技は、ジャンプ能力が最も高い世代では体現するのが難しいということ。
ルールには公平な競争を担保するための知恵が盛り込まれているけれど、それはあくまでもフィギュアスケートの魅力の入り口にすぎないと白猫は思うのです。
願わくば現在ランキングを席巻している選手たちがその技術と健康を維持して長く選手生活を続け、彼女のような奥深い表現の世界を見せてくれますように。

優れた技術は感動を生む。
しかし、技術を感じさせない感動は、さらに大きい。







一夜だけの白猫夜話チャットのお知らせ

2017-03-23 10:20:55 | ブログ

もうすぐ世界フィギュアですが・・・

その前に、

今日は『LOVE ON THE FLOOR 2017』公開制作発表&スペシャルトークショーが赤坂サカスのママサカスステージで開催されます。

ということで・・・

今晩一晩だけ、白猫夜話チャットを開設しま~す!


★★白猫夜話チャット開設のお知らせ★★

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 パスワード LOTF17 
 
   
開設期間 3/23(一夜限り)

どなたでも入室自由です。
白猫は常駐していませんが、どうぞ楽しくおしゃべりしてくださいね(*^_^*)

世界ジュニアがはじまる!~白猫夜話チャットのお知らせ~

2017-03-14 23:46:27 | ブログ

世界ジュニアがはじまります!!


ざっと競技時間を書きますと
 3/15(水) 11:30 男子SP
        20:00 ペアSP 
 3/16(木) 12:30 アイスダンスSD
        18:50 男子FS 
 3/17(金) 12:00 女子SP
        20:30 ペアFS
 3/18(土) 12:30 アイスダンスFD
        17:00 女子FS
 2/19(日) 16:00 エキシビション
        
リザルトページ → ここだよ


【主な出場予定選手】

男子:島田高志郎/友野一希/サモーヒン/アリエフ/ペトロフ/サマリン/Cジュンファン/ゾウ ほか
 
女子:本田真凛/坂本花織/白岩優菜/ザギトワ/ツルスカヤ/コンスタンチノワ ほか
 
アイスダンス:深瀬&立野 ほか

ペア:三浦&市橋 ほか



世界ジュニア期間中白猫夜話チャットを開設します。

★★白猫夜話チャット開設のお知らせ★★

 白猫夜話チャット → ここだよ

 パスワード JW2017 
 
   
開設期間 3/15~19(店じまい未定)

どなたでも入室自由です。
白猫は常駐していませんが、どうぞ楽しくおしゃべりしてくださいね(*^_^*)



TESカウンターの功罪 その2 宇野昌磨SPの数字の動き

2017-03-07 04:48:18 | フィギュアスケート

TESカウンターの功罪、その2です。
同じく冬季アジア大会の宇野昌磨選手の、こんどはSPを取り上げてみましょう。
(今回はですます調だって?…へへへ、まぁ、そういう気分なので^^;)

冒頭4Fで両足になり、
続く4T+3Tのファーストジャンプで転倒してコンビならず、というなかなかに大きなミスをしてしまったSPでした。
わずかな回転不足やエッジのアテンションとは違い、見た目にはっきりわかるミスですから、92.43という得点や2位という順位に疑問を持つ人もいたようです(プロトコルをたどればおかしな点数ではないと思うんですけどね・・・)。

ルールや評価、点数のことはさておき、フジに続きNHK冬季アジア大会でも登場したTESカウンターが、話をややこしくしたのかもしれません。
前回のFSの記事と同様、白猫夜話ではこのTESカウンターだけに焦点を絞って記事を書きたいと思います。

題して『TESカウンターの功罪、その2、宇野昌磨SPの数字の動き』。
そう、注目するのはちょっと特殊な、TESカウンターの数字の動き、です。

特殊な動き、それは特定の要素がまるまるカウントされないことがある(演技中)、という点。

では、宇野選手の演技映像を見ながら、TESカウンターの数値を追ってみましょう。

4F着氷後の数値は12.55。
その後の4Tで転倒、コンビ抜け!・・・となった後、一瞬数値が上がりますがすぐにごちゃごちゃになり、結局4F後の数値に戻ります。
そのまま4T分は加算されず演技終了、速報値は41.98。
得点発表ではTES45.55となっています。

表にしたのがこちら。




演技中、TESカウンターにまるまるカウントされなかったのは、この4Tです。
では、それは「おかしなこと」なのか、否か。

その答えを出すには、情報収集が必要です。
といっても集める情報はいたってシンプル。
同じようなケースでTESカウンターがどう動くのかを調べるだけ。

では、同じようなケースとは?

ショートプログラムでコンビネーションジャンプが入らなかった場合、です。

調べるのは、上記の場合の2本目のジャンプ(アクセル以外)数値が演技中にTESカウンターに反映されるかどうか。
まずは同じテクニカルパネルの冬季アジア大会男子SPを見てみましょう。

プロトコルをたどって、「+COMBO」を探せばいいだけのことだから簡単です。
ただし、コンボ以外の要素を満たしている・・・つまり3回転以上のジャンプであることが必須です。

おお、1人いるではありませんか。
ついでに女子も見てみると、なんと3人もいました。
幸い、NHKで全選手放送してくれたので早速チェックです。

結果は・・・
全員、演技終了までTESカウンターに2本目のジャンプ得点は加算されていませんでした。
参考までに簡略化した表をあげておきます。



ではコンボ抜けジャンプが演技中TESカウンターに加算されないのは、冬季アジア大会だからでしょうか?
ISUの主要国際大会なら?
さぁ、調べてみましょう。

今季の全大会を調べるのは大変なのでGPS以上(GPS/GPF/欧州/四大陸)のSPコンボ抜けを探してみると、

米:ボーヤン / クチワルスカヤ
加:羽生 / 長洲
GPF:宇野
四大陸:チャートランド

主要国際大会以外やジュニア大会も入れるともっと多くなりそうですが、ひとまずここまでで情報収集です。
幸い、トップ選手なら動画があるので調べられます。
ボーヤン、羽生くん、未来ちゃん、宇野くん・・・なぁんだ、みんな加算されてませんね。
国際映像のTESカウンターは加算後の数値しか出ないので、ちょっと面倒ですが変動を記入してみると、コンボ抜けジャンプの2つ目が加算されていないことがわかります。

略表はこちら



フジ中継のスグレモノTESカウンターならとってもわかりやすい!
四大陸の映像を持っている方は女子SPのチャートランドを見てみると、3Loが「0.00」になっているのが確認できます。

ショートプログラムでミスからコンボがなくなってしまった場合、コンボミス(記号は+COMBO、GOEは必ず-3になる)をどちらのジャンプにつければ選手の利益になるか、演技後に検討して決定するため、こうなっているのでしょうね。「


最初に設定した今回の疑問点、
『4Tが演技終了までTESカウンターに加算されなかったのはおかしなことなのか、否か?』
の答えは、もう明白ですね。
おかしなことでもなんでもない、普通のこと、ってわけです(^^;)

でも、わたしも動画は何百回も見てきたはずなのに、このこと、知りませんでした。
TESカウンターの増減なんて確認してなかったしねぇ。
フジ、そしてNHKが導入してくれて、はじめてしっかり見たという感じです。
ああ、フィギュアスケートって奥が深いなぁ・・・!



というわけで、TESカウンターの動きにとまどった人、不正だと勘違いした人もいたかもしれませんが・・・

「○○選手の評価がおかしい」→「不正だ」→「不正を暴くべきだ」と気持ちが確定してしまってから情報収集してもバイアスから逃れることは難しいものです。
「おかしい」→「調べてみよっかぁ」
程度のゆる~い感覚の方がいろんなものが見えるし、負の感情にまどわされずにフィギュアスケートを楽しめるんじゃないかな~と甘酒を飲みながら思った深夜の白猫でありました、とさ。



最後に。
個人的にはこの得点にも順位にも違和感はありません。

高難度ジャンプにはミスのリスクがつきものですが、同時に、転倒やステップアウト、両足着氷(当然ながらその程度はさまざまです)となったとしても回転さえ足りていれば、基礎点の恩恵があります。
さらに宇野選手には、常に高得点をたたき出せる安定したスピンとステップという強みがあります。

彼が演技後に語ったように、内容に見合った点数、そのものだなと感じます。

・・・それにしても、数字はさておき、宇野選手はドラマチックなスケーターだなぁ!