忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

ART SHODOU TOKYO

2018-04-28 22:58:08 | 書展


本日より30日(月)までの3日間、
三鷹市芸術文化センターにて、
「ART SHODOU TOKYO」
という日本初の現代アート書道専門のアートフェアが
開催されています。

初日に伺い、じっくり拝見してまいりました。

書体・書風なんていうのは、一切問題ではなく
書の文字性の意味や伝達という役割は放棄され、
造形性を強く押し出し、
スタイルにこだわらず、開放感に満ちている。

作品が内包している作家の人間性や独自性が表れ、
それぞれの作品がエネルギッシュである。


書展会期中につき、
少しだけ作品のご紹介をば・・・


チケットには大阪の森本順子さんの作品が印刷されていました。



書TENの仲間 新潟の木原光威氏の作品



大学を退官され、ますますご活躍の渡部大語先生の作品




書における現代性、
アートとしての書道は、
これが最先端なのであろう。

この書展を拝見して、
私の書の考え方は古いのか?
自分は今後どんな作品を書いていけばよいのか?
そんなことを考えながら、帰路につきました。

不羈

2018-04-09 23:20:39 | 書展
銀座鳩居堂で開催されていた
現日会代表書家展が昨日終了しました。
お越しいただいた方々には、
深く御礼申し上げます。

今回の私の拙作です。



「不羈」


束縛されないで自由気ままであること。 

あれやこれやため込んでいる自分を解放しようと
私なりに作品では発散してみた。


人間社会において、人と関わりを持つことは、とても大切なこと。
人の役に立ちたいと気配りを持って行動するも、
それが逆に出過ぎていると捉えられることもある。

控えめにとか、前へ出過ぎないようにとか
自分を束縛し制御している。

始めから、関わらなければ、
悲しかったり、空しかったりすることはないのだから、
時には無関心であることも必要なのか。

自分本位に
自由気ままに生きてゆければ・・・なんて。

いやいや、それでは前に進まないではないか?
いや、前に進む必要があるのか?

どちらにしても、ちっぽけな世界での
ちっぽけな戯言(タワゴト)なのだ。

漢字かな交じりの書って?

2018-04-06 11:12:24 | 教室
麗川会教室の今月の課題は
「漢字かな交じりの書」

昨日のお稽古風景 ↓




「漢字かな交じりって、
どういうふうに書けばいいの?」

「自分勝手に書いていいの?」

「古典に頼れないから難しいね。」

「上手く書こうと思うと、わざとらしくなっちゃうよ。」

そんなことを言いながら、
夢中で取り組んでいる。

行頭・行脚の変化
文字の大小
行間の変化
行の流れ
文字方向と文字間隔
潤渇の変化
余白

そして用具用材の工夫

基本はそうなんだけど、
肝心なのは
自分の心が表れること。

教室の皆さんの作品 ↓







麗川会 書道教室

新年度会員 以下の教室各 若干名募集

上大岡教室・杉田教室・阪東橋教室・追浜教室・汐入教室

桜木町(ゴールデン文具)教室

見学も歓迎

お稽古日時等、お気軽にメッセージにてお問合せください。
(メッセージは、他の方が見れないようになっています。)








現日会代表書家展Part7

2018-04-01 22:45:26 | 書展
桜の花が散り始め、本日より4月。

新しい年度です。

学校に勤めていた2年前までは、
気を引き締めて4月を迎えていたのですが、
退職すると、4月は特別な月ではなくなります。

それでも、周囲から新入学や就職などの話を聞くと、
希望に持って船出をしていく若い世代を羨ましく感じたり、
自分のことのように、浮き立つ気分になります。





明後日から始まる「現日会代表書家展 Part7」のご案内です。


会期 4月3日(火)~8日(日)11:00~19:00  最終日は17:00まで
会場 銀座鳩居堂4階画廊

半紙大の小品59点の展示。

私は最終日の8日が当番で、在廊の予定です。

お時間がありましたら、お出かけください。