ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

七星鍼法は早く治すために開発された鍼灸治療や手技療法です  (連載4)

2017-05-03 23:03:03 | 診断即治療と虹彩学
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痛みのない刺鍼法



七星鍼法の姉妹療法にスカルセラピーというのがあります。
これは主に手技療法で、主に頭蓋と骨・筋・関節などの調整を行なう方法で、鍼灸と併用して使うと効果的な治療法になります。

たとえば、脊柱管狭窄症の治療をするときに、骨盤や多裂筋も調整した方がいいので、手技療法で関節を整えてから、鍼の使える患者さんなら鍼で多裂筋を整えます。
この場合、関節の調整だけで終わると戻りやすいので、鍼で多裂筋を整えるわけです。

また、脊柱管狭窄症の治療で、「足の筋肉1本だけ引き攣る」と言う方がいますが、その場合は七星鍼法の「筋腱鍼」というテクニックを使うと、その場で症状を治める事ができます。
これは、関節調整でも治療できますが、鍼のほうが早いのです。

同様に、骨盤の歪みも、七星鍼法の「骨格矯正鍼」と言うのを使うと、マジックでもみているような早さで矯正することができます。
その方法は、私が鍼灸学校1年生の時に学内論文発表大会で始めて公開しましたが、その後いろいろなところで教えてきましたので、その鍼を使える人はだいぶいると思います。

その「骨格矯正鍼」を開発したときは、鍼灸学校の1年生ですので、鍼灸理論なんてわからなかったのですが、「鍼灸で内臓だけを狙うよりも、骨格の歪みがあれば骨格を調整したほうがいいのではないか」と考えていました。

そんなとき、「交通事故で首が動かなくなった」という患者さんが来まして、頸椎や胸椎上部を診ると、ギザギザと言っていいほど歪んでいるのです。
とりあえず、脊椎の歪みが取れるだろうと思われる部位に刺鍼をすると、「楽になりました」とは言ってくれましたが、私としては納得できませんでした。

そこで、骨の歪みを鍼で矯正する方法はないものか、と考え始めたわけです。
すると、学校の授業で、先生が、
「腰痛は、腰痛点とか腰腿点と言われるツボを使う場合もあります。方法は、腰痛点に刺鍼したまま、身体を左右に捻じってもらうとだんだん楽になってきます」と話していました。

その時、閃きました。
「左右に捻じるのではなく、歪みが取れる方向に捻ったほうが効率のいい治療ができるはずだ」と。
そして図書館へ行き、手背の神経や神経伝導を調べ、ある仮説を立てたのです。
つまり、腰腿点というのは鍼灸のツボですが、一般的な鍼灸治療は経絡反応を利用するのに対し、腰腿点での治療は神経の反応を利用するのです。

元々がお調子者ですので、腰腿点を使って、的確に腰痛の治療ができるようになると、「これは手足や体幹の治療にも使えるのではないか」といろいろな症状にも使うようになりました。
そして、それらも結構うまくいきました。

しかし、難しいのもありました。
内蔵から来る痛みです。
その時、「では、痛みの原因は内蔵にあるのか」と考えるようになり、ようやく東洋医学の理論を勉強するようになりました。

そして分かったのが、内臓のちょっとした歪みや機能低下が原因で、手足や体幹に歪みが発生し、その歪みが次の歪みを発生させているのだ、と考えるようになったのです。
つまり、それが「即効療法新城理論」というものですが、この理論は中国の中医師も韓国の韓医師も唸らせることになったのです。

そういう理論がなかったので、誰も学んだことがなかったのです。

その後も、鍼灸関係の本を読んでいると、「あれっ? 前のページに書かれているのと違うことが書かれている。おかしいなー」と思うところがいくつかあり、鍼灸の基礎理論である「周易」を読んだところ、さらに疑問が増えてしまいました。

何故なら、鍼灸学校に行く前に私はちょっとだけ「無双原理・易」を勉強していたからです。
ご存知の方も多いと思いますが、「周易」と「無双原理・易」では、陰陽が逆になったところがあるのです。

何年も悩みました。
何故陰陽が逆になっても理論が成立するのか、と。
そして、その延長上に、「同じ症状や病気が、何故鍼灸でも治るし手技療法でも治るのか」という疑問が出てきました。

そして最終的には笑ってしまいました。
山に登る入口は違っても、山頂に着けば、西から登ろうと東から登ろうと一緒なんだと考えることができるようになったのです。

ですから私は常に言います。
「治療とは、鍼灸だろうが手技療法だろうが家庭療法だろうが治ればいいのです」と。
どちらも、「早く患者さんを楽にしてあげたい」という気持ちから生まれてきた治療法なのですから、「この治療法が絶対正しいという傲慢は捨てたほうがいいのだ」と考えるようになったのです。

ですから七星鍼法には「特殊鍼法」がいくつもあるのです。
それは、早く治す方法を追求した結果なのです。

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イベントを控えて様子見、NYダウ36ドル高、一方、NY原油バレル47.66ドルへ続落

2017-05-03 10:41:00 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「メルケル独首相は、プーチン露大統領に対ロシア制裁を継続する」と5月2日、ソチでの2時間の両首脳会談後の記者会見で語ったとPatrickDonahue,IlyaArkhipov両記者が書いた。同記事によれば「メルケル首相は、プーチン大統領に対しEU(欧州連合)の対ロシア制裁は継続しなければならないと語った。ウクライナ問題やチェチェンの人権問題、ロシアの選挙介入疑惑で見解の相違を露呈した。メルケル首相は『私の目標はEUの制裁解除できる状況に到達することだ。だが、それには条件が設定されている。ウクライナ東部の和平手続きを決めたミンスク協定は前進しては逆戻りする状態が続いている』と指摘した。一方、プーチン大統領は米大統領選に対する疑惑については『どこの誰にも立証されていない。単なるうわさ話だ」と一蹴した。9月のドイツ連邦選へのロシア介入を聞かれたメルケル首相は『言えることは、私は臆病者でないということだけだ』と答えた」と書いた。

2日付けのWSJ紙は社説で「人民日報は4月28日の論説でトランプ氏が税制改革に成功すれば英国やフランスで同様の提案があるかもしれない。打撃をこうむるのは減税で対抗力がない輸出主導型の国だ。トランプ氏が35%から15%へ米法人税を引き下げれば「貿易戦争」から「税金戦争」になる、と警告した。」と書いた。一方、2日のWSJ紙電子版で当社チーフコメンテーター、GregIp氏は「2000~16年、米国の主な貿易相手国の大半が法人税を引き下げた。その結果、経済成長が大幅に加速したことを示す有力な証拠はどこにもない」と書いた。トランプ大統領は就任後100日を経過した。提案をしては引っ込める動作を繰り返している。議会が承認した案件はTPP交渉からの離脱ほか一部である。

日本は3日からゴールデンウイークに入った。国民祝祭日はご案内の通りNHK/BS「ワールドニュース」はお休み。朝7時の「キャッチ!世界のトップニュース」番組も午後10時の「国際報道」も放送がない。2日のNY市場は開いている。米FOMC会合が3日に終わる。5日に雇用統計が発表される。ブルームバーグ電子版によれば様子見からNYダウは36ドル高、20,949ドルで取引を終えた。4月の米新車販売高がアナリスト予想以下だったためイぅtピうフオード4.4%安、GM2.9%安が相場をリードした。NY原油(WTI)が在庫増を材料にバレル47.66ドルと2.4%下落したことも相場の重しとなった。NY金はオンス1,257ドルとほぼ横ばいで終了した。NY外為市場ではドルは対円で小幅高、1ドル=111.99円、ドルは対ユーロで1ユーロ=1.0930ドル(122.40円)で取引された。イベントを控えて様子見している。様子見にしては妙に底堅い。日本も似た状態が続いている。

記事は少し古いが、1日付けブルームバーグ電子版で野原良明記者が「日本では非正規雇用数が正規雇用を上回るペースで増加する傾向は今年も継続している。雇用の非正規化は日本の賃金や消費を抑え込んできた。非正規者雇用比率は2016年に37.5%と過去最高を記録した。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によれば16年の正社員の月収は非正規に比べて53%高い。一方賃上げ率は非正規が高い。労働組合も雇用安定を重視。」と書いた。(了)

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勝部如春斎展at西宮大谷記念美術館(スケッチ&コメント)

2017-05-03 03:17:55 | スケッチ


勝部如春斎展

江嵜企画代表・Ken



西宮文化協会、五月行事として「西宮の狩野派 勝部如春斎展」見学会が5月2日に開かれ、西宮市大谷記念美術館に午後1時半に集まった。山下忠男、西宮文化協会長の挨拶のあと、同館学芸員、枝松亜子(つぎこ)氏の解説を受けた。

恥ずかしながら勝部如春斎なる画家の存在すら知らなかった。「勝部如春斎という画家はどういう人かご存じですか?」と村松さんは話を始めた。江戸時代、西宮で文化人として名前が出てくる始めての人でした。昭和9年に勝部如春斎展が開催されたという記録は残っています。今回の展覧会は勝部如春斎の作品をまとめた初めての展覧会になりました。今回の展覧会では弟子と言われた森狙仙、大岡春ト、吉村周山など同時代の画家の絵を展示していますと話を続けた。

勝部如春斎は西宮の裕福な醸造家の家に1721年生まれ、1784年になくなっている。大坂で狩野派の絵師に絵を学んだ。色使いが上手な画家だとわかる。30代後半に妻子をなくす。お寺に多くの作品が残されているのは追善のためと思はれる。今回の展覧会に展示されているが、東福寺にある明兆作の「三十段観音像」(重要文化財指定)を精力的に模写している。模写を重ねながら腕をどんどん上げていったことが伺えると枝松さんは話した。

43の時に九条尚実(ひさざね)から「如春斎」という号を賜った。以降、如春斎は作品に「台賜如春斎」の落款を入れている。残っている多くの絵のほとんどはなくなるまでの20年間の作品だ。もっと多くの絵を描いていたと思われるが、西宮大空襲で焼失した。弘誓寺(池田市)蔵の「松桜に孔雀図」と「松楓に孔雀図」がショーケースの中でなく目の前で見ることが出来る貴重な機会のので是非見て欲しいと話した。

枝松さんは「勝部如春斎の絵の特徴はまず繊細で綺麗なことです。それい絵が優しい。柔らかい。そのため人気が出たのだと思う。」と話を終えた。会場に場を移動して作品の前に立った枝松さんは「230年前に描かれた絵が寺の境内の襖絵として鮮やかな色使いのまま残されている。色が落ちれば丹念に補修され大切に扱われた。色使いを見て気づくことは高級な絵の具が使われたことがわかります。」と解説された。

龍虎図屏風(六曲一双)の絵がある。豪快な龍に今にも笑いだしそうな口元の虎が描かれている。見ていると思わず口元が緩みそうになった。豪快でありながら繊細。また10号ほどの小品で、鎧に身を包んだ武者の絵がある。細密画そのものだった。如春斎の魅力に取りつかれて新たなファンが増える予感がする。

いい機会を用意いただいた、西宮文化協会事務局に感謝である。5月7日が最終日で、残りわずかだが,最寄りに立ち寄られる機会があれば見落とせない展覧会となっている。(了)

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