けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

終着駅

2009-09-27 16:05:24 | football
ベルナベウ行きが近づき、ASにモリエンテスのインタビューが出ました。ちょっと長いのと、意味が取りづらい言い回しをしているところが何箇所かあって苦労しています(指示代名詞が多かったり、話が飛んだりしてる感じ)。読み疲れたので、途中で一旦掲載。残りはまた後で。
ということで、いつもどおりの言い訳ですが、そのあたり割り引きながらお読みいただきたいと思います。いつもながらすみません。
内容は、CLのことに加えて、モナコの夜のことや最後の決断のことなど、いろいろです。
(完了しました)

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Q:調子はどうですか、ムッシュ・モリエンテス?
M:ははは、とてもいいよ、ありがとう。初めて国外に出た時はもっと大変だったけど、モナコ、リバプールと経験を積んだからね。マルセイユは地中海の街で、バレンシアにもあったものがいろいろある。大きな違いは食事の時間だね。昼食は12時か12時半で、夕食は19時から20時の間だ(スペインでは昼食が14時~16時頃、夕食は21時~23時頃)。僕たちは、エクサン・プロヴァンス(Aix en Provence)の近くに住んでいる。静かな場所だ。朝7時には子供たちを学校に連れて行って、トレーニングは午後(夕方?)にやる習慣だから、これで僕の時間はすべてだよ。

Q:オリンピック・マルセイユはどうですか?
M:たくさんのことが変化してきている。今シーズンは会長も代わった。目標は最終的にタイトルを手にすることだ。リーグのタイトルを取れればベストだけれど、それ以外のものにも価値がある。このクラブは17年間何も手にしていなくて、ファンは今シーズンも何もなかったらと考えて気が狂いそうになっている。ここではとても注目の的になっているクラブなんだ。タイトルは、ボルドー、リヨン、PSG、それから僕たちの間で争われるだろう。それからチャンピオンズ圏内に入ることだね。

Q:あなたはチャンピオンズのファイナルで再びプレイすることが大きな夢だと、いつも言っていますね。
M:そう、最初の試合はミランの前に落としてしまい、これまで以上に夢になっている。良い結果でスタートするのは、流れをひっくり返すためには基本となる。グループの組み合わせ抽選の結果、このグループはマドリーとミランという意見になった。(一文わからなかった)。
いまは、ベルナベウが僕たちを待っている。再びここで敗れるようなことがあれば、僕たちにとってますます厳しいことになるだろう。

Q:最初の銀河系時代、モナコの選手として訪れたチャマルティン(ベルナベウ)の夜のことを覚えているでしょう。
M:完璧にね。でも、違っているよ。2戦で争う勝ち抜けのステージで、僕たちはベルナベウデ決めたゴールの倍付けルールのおかげで勝ち抜いたんだ。4-2で敗戦したけど、カーサでは3-1で勝利した。

Q:チャマルティンでの2ゴール目がキーになりましたね。
M:そうだね。彼らはそのゴールを気にしていなかったけれど、でも通過できなかった。マドリーのためのチャンピオンズだった…僕たちに勝ち抜き、その後チェルシーやポルトと対戦するはずだった。あのファイナルは、僕が唯一負けた試合になる。マドリーで3つ、リバプールで1つ勝ったんだ。(リバプールのは)記録にならないけど、自分のものだと考えている。モナコでのシーズン、CLでの最多得点で終わることができ、だからこの大会は自分にとって特別に好ましいものだと思っているんだ。
(一応訳したのですが、ここは指示代名詞があれこれあったり、過去未来のような話で…意味がぜんぜん違うかも)

Q:レアル・マドリーをどう表現しますか?
M:僕はマドリディスタだ。あそこで21歳から28歳、僕のプロフェッショナル生活の最高のステージを過ごした。「7個目」(97/98のCLタイトル)は僕の一番好きなタイトルだ。たくさんの友人もできた……。

Q:しかし最後は酷いことになった。
M:モナコの後、僕は移籍することを考えていた。オファーもあり、まさにモリエンテスはマドリーの選手ではなくなっていた。でもフロレンティーノが監督としてカマーチョを招聘した。残らないかといわれて、僕は残る頃にした。辛かったのは、4節でカマーチョが辞任したこと。彼は、望んでいた、必要としている権限を持てなかったからだと思う。求めていなかったのに、オーウェンがやって来た。カマーチョは僕に、FWはロナウドとラウル、僕でやっていくと言っていたんだ。フロレンティーノと彼の間に起こったことは推測するだけで、彼から直接聞いてはいない。

Q:今回は別のフロレンティーノになっていると思いますか?
M:ミスを犯したことは覚えているだろうし、彼の周囲の人たちがアドバイスしていくだろうね。

Q:話がそれないようにしないと。あなたはモナコに行って戻ってきました。そしてカマーチョがいなくなった後、1月にリバプールに売られた。でも、バルサに売られる話があったというのは、本当ですか?
M:本当だよ。

Q:モナコでの激論の夜ですね。
M:欧州スーパー杯でフェイエノールトに勝利する前夜、彼らは僕を売ると決めた(02/03シーズンの開始前のこと)。決勝の前夜だよ! 正直に言って、僕にとっては本当に最悪の経験だった。マドリーはロナウドを取りにいって、その移籍の話の中に僕を含めていた。僕はインテルに行き、最後はバルセロナに行くことになっていた。マドリーは僕を望まず、当時のバルサの会長だったガスパールは、2400万ユーロを払うつもりがあった。マドリーにとってそれは幸運だよね、明らかに。最終的に話がもつれて、僕は残ることになった。

Q:ラウルとフェルナンド・イエロは、あなたのことでフロレンティーノに敢然と立ち向いました。
M:彼らはカピタンで、僕の最高の友人であり、はっきりと宣言していた。それに他の仲間たちもそうだったよ。移籍の話が持ち上がるのには相応しい時ではなかったし、皆、僕の身にそういうことが起こるのを望んでいなかったから。だって、フェイエノールトの決勝の前日、僕は先発のチームに入っていたんだ。でも次の日になってみると、僕ははずされていた(モリエンテスは結局ベンチにも入れずスーツで参加)。ブトラゲーニョは、僕がマドリーに帰りたいと望んだ場合には飛行機を手配すると言った。もちろん拒否したよ。彼(ブトラゲーニョ?)はモナコにマドリーと共に到着した。そして勝つか負けるかした僕と一緒にマドリーに戻った。1人ではなくてね。(チームと共に戻ったのだ、という意味?)

(Q&A、2問お手上げ。質問側の発言がよくわからなかった。モリエンテスは、「クラブは移籍を強制することもできるし獲得することもできる、クラブから選手が記しをつけられたら(移籍対象として目をつけられたら?)避けるのは難しい」と答え、質問者が「最近の例ではエトオ?」と聞き、モリエンテスは「そのとおり」と答えている)。

Q:あなたが知っている中での、一番のギャラクティコは誰ですか?
M:その人が手にしたものすべて、その人がマドリーにいる意味、その人の価値からいって、ラウルだ。ラウルが一番のギャラクティコだよ。よく知られた人間であり、議論の余地のない象徴だ。彼を楽しんでよ。次のラウルを見るのはとても難しいことだろうから。
(ラウル2世的な選手はなかなか出てこない、というニュアンスだと思う)

Q:1番がラウルなら、その次は?
M:ジダン。彼の傍にいるのは贅沢なことだったよ。彼のトレーニングを見るのはスペクタクルだったし、人間としての彼はフットボーラーであることと同じかそれ以上にスペクタクルだ。あらゆる意味で、彼は「10」だよ。

Q:今のマドリーのどんなところが好きですか?
M:チーム全体も、選手個人個人も。

Q:誰か1人というと?
M:シャビ・アロンソだ。僕は彼と一緒にプレイしたことがある。彼は、マドリーが必要とするもの、組織とセンスを与えることだろう。

Q:今度の水曜日、我々が知っておかなければいけないあなたのチームメイトは?
M:ニアン、11番だ。フェノメノで、ここの皆が彼に熱狂している。マルセイユは、良いマネージメントのあるチームだ。ディディエ・デシャンお墨付きのね。

Q:あなたはいつも彼のことを良く話しますね。
M:彼のフットボールの考え方は、僕のものにとてもよく似ているんだ。もし僕が監督だったら、デシャンみたいになりたいよ。彼がどのようにしてあらゆることを扱っているかは、リバプールでのベニテスのやり方と同じだ。もう1人、僕のキャリアにおける重要な監督、デル・ボスケもね。

Q:今回はあなたにとって、ベルナベウへの最後の訪問になり得ます。そのことを考えていますか?
M:そう、その可能性はあるね。僕は、僕が今シーズンをどう終われるかを見ていくことになるだろう。もし良い形で終われたら、もう1シーズンやるだろう。そうでなければ、去ることになるだろう。僕は、フットボールを離れる僕、になりたい。混乱したりするのではなくて。そうだね、マルセイユは僕の終着駅になるだろう。

(完了)
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読了。いつも以上に読みづらかった。

最後が、やっぱり重いですね。「終わりの話」はバレンシアの頃からちょくちょく出てくるようになってはいましたが、終わりが目に見えるところにまで迫ってきたように感じます。マルセイユとは2シーズンの契約ですが、今シーズンのでき次第では、シーズン終了と共にスパイクを脱ぐ覚悟もしている。いつの間にか出番がなくなって引退というのではなく、自分の意思で終わりの線を引きたいんだろうと思いますが…見ている方も、徐々に覚悟をしていかないといけないんだろうな。

モナコの夜のこと、ラウルとイエロ(他、チームメイトたち)の逸話が、モリエンテスの口からはっきり語られたことは、これまでそんなになかった気がします。フロレンティーノが会長になった今、表立って何かが起こるわけではないんだろうけど、ラウルが居心地の悪いようになってしまうのではないか、という心配がなきにしもあらずなのも事実。

モリエンテスの、最後を意識した発言と、いつもながらのラウル絶賛、第2のラウルは当分出てこないという発言を読み、ラウルはどんな終わり方を考えているんだろう、とふと思った。

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2 コメント

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終着駅か… (びょん)
2009-09-30 09:38:25
彼の口から終着駅という言葉を聞くようになったんですね。寂しいけど、こればっかりは仕方ない。

ラウルは、モロの移籍に反対してくれたんだね。やっぱいいやつだラウルは。マドリーというクラブ(の首脳)はどうしても、最期まで好きになれなかった僕ですが、ラウルはやっぱり大好きです。

どこかで二人が一緒にプレーしてるのがみたいなぁと、また思いました。
CL楽しみですね。

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Unknown (本人)
2009-09-30 22:18:41
バレンシアの最終シーズン頃から、もうそんなに何年もやらないだろうな、って感じはありましたけど、改めて終わる日のことを言われるとずしんと来ますね……。

>ラウルは、モロの移籍に反対してくれたんだね。やっぱいいやつだラウルは。
そうなんですよね。この2002年の欧州スーパー杯の時のことは、モリエンテスにとっては本当にひどい話なのですが、ラウルはフロントに抗議した他に、試合の時にはモリエンテスのユニフォームを自分のユニフォームの下に着て出場したり(ゴールしたら脱いでアピールするつもりだったらしい)、親身になってくれた良いエピソードもあるんですよね。
この2人が(今回みたいに敵味方でなく)一緒にプレイするのは、公式戦ではもうないかもしれないけど、何かの機会で見られたらいいですね。
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