センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

人間界に左利きが少ない理由(説)!

2016-08-24 00:00:30 | 人類
私たちヒトでは、左利きが全体の約10%と極端に少ないのである。
左利きの説には色々あるが、私は、脳半球説を提唱している。
ヒトの脳は左脳と右脳があり、左脳は左手、左足の運動性を司っており、右脳は左手、左足の運動性を司っている。
また、左脳は「言語」「計算」「理論」など、心地よい音の認知などに関わっている。
逆に右脳は「空間認知」「芸術性」「直感力」など、雑音などの音の認知に関わっている。
脳の半球説では、我々ご先祖、サルから枝分かれした700万年前~200万年前に遡る。
これらから、私達の遠い先祖達は、右利きも左利きの人類も同居していた。サルから枝分かれした人類、700万年前と言われているが、その後、人類は左脳優位の人類、言語に優れコミュニケーション能力に優れた人類が残り、空間認知や感覚的に優れた人類が(右脳型人類)が滅びた事から少数民族として生き延び続けた人類が左利き説である。詳しくは、ヒトの脳、進化の旅で紹介致します。
人類は200万年前に劇的な変化を遂げるのである。二種類の人類の誕生である。
200万年の間に人類は20種ほどに進化して行った。その後、100万年前には
他の19種類の人類は絶滅し、1種類の人類(ホモ・エレクトス)、だけが残ったのである。
ホモ・エレクトスの脳の容量は1000mlと現代人に近いものであった。
後に、ホモ・エレクトスはアフリカを出てアジアへ渡りインドネシアに辿り着き(ジャワ原人)と成り、そして中国に辿り着いた人類が(北京原人)となる。
これらの原人も絶滅してしまう。
およそ、30万年前には、(,ネアーデルタール人)が現れ、現代人とほぼ同じ体型をしている人類である。この頃は地球も氷河期であった。後にヨーロッパ方面に渡り、寒さを凌いだ人類でもある。脳の容量も現代人より少し小さめだった。
肉を主食として狩りを協同で行う戦略を持っていた。
このネアーデルタール人も3万年前には絶滅してしまうのである。
20万年前には(ホモ・サピエンス)アフリカ中央で誕生した。
私達の直接の先祖の誕生である。脳の容量も現代人とほぼ同じの1400mlと脳が巨大化したのである。
残った1種類の人類の先祖も、遺伝子的には同類でも「進化」の旅を続けたのである。

ネアーデルタール人とホモ・サピエンスは誕生時期が違っていても、3万年前までは住処を競い合っていたのである。
両者とも狩りを得て、肉が主食であった。狩りをするため、鏃などの狩りの道具を発明し、脳の巨大化と共に進化していったのである。
3万年前にはネアーデルタール人は絶滅してしまうが、ホモ・サピエンスは子孫を繁栄させたのである。
では、何故このような運命の分かれ道が出来たのだろうか?
多くの研究者の仮説では、喉仏の違いにあったと化石から分かっている。
この喉仏の長さが運命を分けたとも言えるのである。
ネアーデルタール人は喉仏が短く、ホモ・サピエンスは喉仏が長かったのである。これらの違いは「言語」能力の違いでもあった。
つまり、言葉で仲間とのコミュニケーションを取っていたホモ・サピエンスが生き残り、ネアーデルタール人は3万年前に絶滅してしまうのである。
簡単な言葉のコミュニケーションと複雑なコミュニケーションをしていた人類の違いで運命が分かれたのである。
このように右利きの人類(ホモ・サピエンス)が生き延びて行き、コミュニケーション能力を高めて子孫を繁栄させたのである。
逆に左利きの右脳型の人類(ネアーデルタール人)は絶滅してしまい、僅かに生き延びた人類の先祖が現代人の我々の遺伝子に受け繋がり、世界中で僅か10%という左利きの人類に成ったと予想されるのである。
左利きに天才や頭脳の優秀な人達も多いのはこの遺伝説の一つでもあると私は考えている。現に、東京大学の合格者の生徒には何と40%が左利きという調査もあるのです。
日本でも人口の1割に満たない左利きが東京大学には4割も在籍している事実は本当に興味深いものである。
スポーツの世界でも、研究でも左利きの人達は貴重な存在と言えるだろう!
だから、子どもの頃から無理に左利きさせることは無謀とも言えます。それよも脳の使い方、左脳有意でなく、右脳も左脳もバランス良く、何よりも好奇心を持って素直に受け入れ、感じることで脳も感覚(五感)も活性化し、働きがよく成ります。これら脳の鍛錬も重要ということです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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