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サッカーW杯日本代表 (岡田ジャパン)

2010-05-09 00:01:22 | Weblog

 来月から始まるサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会の、日本代表メンバーの選考発表が5月10日(月)に近づいてきました。
 オシム前監督から岡田さんが引き継いだ早々から、今回はベスト4を目指すと公言し高い目標を掲げているので、そのための布陣としてどうなのか様々な意見が分かれるところでしょう。スポーツ新聞などの解説では、岡田監督の構想はもう大体決まっていて、後の4.5人のボーダーラインにいる選手の見極めが、最近のJリーグ公式戦視察で行われているとのことです。
 そんなタイミングの中で「日本は第2の故郷」というオシム前監督が書かれた、『考えよ! ~なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』を読みました。その副題からも窺えるように今も代表チームの課題となっている、得点力不足に直結する日本人の資質について、太平洋戦争の挫折から始まった戦後教育や、経済的な豊かさの実現と責任感の不明瞭さ、減点主義的な評価などその社会・生活的な背景に照らして分析し、そこからの意識的な脱却を示唆されています。
 予選グループEに入った対戦相手のオランダ・デンマーク・カメルーンとの戦い方や、敵に対するリスペクトと自信から生まれてくる平常心が大切だとアドバイスを送っています。代表入りが予想される各ポジションの選手を挙げて、その長所や弱点を冷静に把握し期待と激励の言葉を投げかけています。特に予選突破とベスト4入りの鍵を握るフォワードの候補選手を、具体的に特長比較し詳しく語っている部分はとても興味深かったです。10日(月)の日本代表メンバー発表の焦点も、そのフォワードに誰が選出されるかにあると想われます。
 しかし、オシム前監督がオファーを受けた時に信じた「日本人選手には俊敏性と闘争心、そして高いテクニックがあり、組織力を活かした日本人らしいサッカーを確立すれば世界と戦える」という特性は、岡田ジャパンにも引き継がれているものだと想われます。ぜひ世界を驚かせて欲しいと思います。

【追記 2010/5/10】日本代表、W杯メンバー一覧 (スポーツナビ)

考えよ! ~なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム
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