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iTunes Store のご案内

2011-09-07 00:01:44 | 作詞・作曲

 東日本大震災・津波復興支援チャリティーソングとして作ったオリジナル曲『音 -Standing Day-』(歌詞)を「iTunes Store」に登録し、その売り上げを義援金寄付するためにオンライン販売させて頂いております。ご協力まことに有り難うございます! 曲のタイトルの上にマウスを移動し、再生ボタンをクリックすると曲を試聴することもできます。音楽を購入・ダウンロードするにはiTunes(ソフト)を開いてから行います。どうぞ宜しくお願い致します。
 さてもう1曲の『SKY FULL OF STARS』(歌詞)の方はDTMバージョンとなっていますが、本来は以前参加していた天文サークル「満天の星」(現在は活動休止中)の同人誌に、毎月発表していた星や宇宙をモチーフにした歌の一つです。この曲には忘れられない想い出がありまして‥‥。
 天文サークルに参加してきた看護婦さんの3人グループの中でも、リーダー格のOさんという気さくで明るい女性がいました。とても活発な行動派でオーストラリアに皆既日食を観に行ったり、スバル望遠鏡が据えられているハワイのマウナケア山頂に登ったり、また国内でも宿泊観望会やバーベキュー親睦会などにも率先して参加し、いつもサークルの皆に笑顔をくれるムードメーカーでした。お気に入りの男性メンバーに積極的にアタックしているのも微笑ましくサークル内では公認のことでした。
 そんなOさんが突然に亡くなったと知らされたサークルの仲間は信じられない想いでした。病院に勤めている看護婦さんとはいえ、死というものから最も遠いイメージの人でした。お通夜に大勢が集まった中でご家族から知らされた事実は、以前から癌を患っていて重なる再発にも絶えながら、仕事や趣味の星見に懸命に生きられたということでした。底抜けの明るさとそのエネルギッシュな活動の裏に、限られた生命と知らされ(彼女は全てが分かる医療の専門家の看護婦です)残された大切な時間を、楽しく有意義に生き抜くという決意があったのです。仲間の看護婦さんには皆に普通に接して貰いたいので、サークルのメンバーには伏せるように頼んでいたそうです。
 皆で想い出を話しながらお通夜の食事を頂きそろそろ帰ろうとした時に、僕はOさんの姪という女性から名を呼び止められました。振り向くと20代半ばの美しい女性が微笑みながら話し始めました。
 「実は同人誌に載せられていた『SKY FULL OF STARS』の曲をDTMにアレンジさせて頂いています。というのは、叔母がこの歌はどんな曲か知りたいのだけれど、楽譜だけなので分からないので教えて欲しいと言われまして、その時にちょうどヤマハの音楽ソフトを習っていたので、ピアノの先生にもサポートして貰いながら仕上げています。お断りもせずに‥‥」
 「初めて知りました、驚きました。でも嬉しいですね!」僕が一つ気になって尋ねようとすると、
 「叔母にも亡くなる前に聴かせることができました。良い歌だと言ってました」
 「そうですか」僕は何か熱いものがこみ上げてきました。ただ作りっ放しでメンバーに歌って聴かせることもしなかったことを悔いました。でもそのお陰でこのように素晴らしくアレンジされたDTMが出来たのです! 歌詞の意味をOさんがどんな想いで受け止めてくれていたのか改めて感じられました。
 「あの歌は恋人を想う歌詞ですが、もっと広く人の繋がりやサークルの仲間のこともイメージしながら作ったものです」
 「叔母もそれは感じていたと想います」
 その後一週間ほどして仕上がったMIDIデータがメールで送られてきました。この曲を聴くとそんなことを想い出すのです。
 
※ 星や宇宙をモチーフにした幾つかの歌の中で自分自身でも気に入っている曲で、カラオケ伴奏が出来次第にぜひボーカル盤も出したいと想っていますので、その時はまたよろしくお願いします! また、Amazon MP3にも楽曲登録が完了しました。

 SKY FULL OF STARS
 コバタイサオ
 LIP-FLY


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