つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

抱きしめた、マーマの骸♪

2005-04-21 14:11:07 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、主役誰だったっけな第142回は、

タイトル:聖闘士星矢(文庫版全十五巻)
著者:車田正美
出版社:集英社

であります。

扇:今週もやって参りました。鈍足の貴公子、貴・方・のSENです。

鈴:恥ずかしいセリフは相方にまかせるLINNでーす。

扇:恥ずかしいとは何だ。
人生で一度は言っても良いかも知れない台詞697位だぞ、これでも。

鈴:えらい遠い順位だな。
さて、話にいくと聖闘士(セイント)と言う職業の方々がアテナと言う女神さまを巡って争奪戦を繰り広げる物語であります。

扇:微妙に違うような気もするが……。
この聖闘士という連中、全員が守護星座なるものを持っておりまして、それにちなんだ聖衣(クロス)を身にまとって戦います。
ちなみにこの聖衣、当初は着た聖闘士の能力を飛躍的にアップしてくれたのですが、途中からただのプロテクターと化し、最後は受けたダメージの目安になってしまいました。

鈴:身も蓋もない解説やな。
ちなみに聖衣には階級があって、青銅(ブロンズ)、銀(シルバー)、金(ゴールド)があったはずなのに、いつの間にか最下層のブロンズが最強になると言う少年マンガお約束街道まっしぐらであります。

扇:大きな声では言えませんが、青銅(一年生)、銀(二年生)、金(三年生)と解釈すると、学園バトル漫画と言えないこともないです……というより、血脈は同じ(笑)

鈴:そのまんま男塾じゃねぇかよっ!

扇:しまったぁ! 言わなきゃバレなかったのに!

鈴:どうあがいてもバレバレやんけ。
でもまぁ、男塾とは違って、最強がどんどん破られていくのがこのマンガいいところ(?)だな。
ドラゴンの盾は最強! とか言いながら、シュラのエクスカリバーにあっさり切られてるし(笑)

扇:まー、あれは青銅が黄金に斬られたということでまだ順当なのだが。
確か黄金聖衣って破壊不能だったはずなのに、聖矢、あっさりとタウラスの角折ったりしてるし。

鈴:破壊不能っつって……。
十二宮編終わったら、さんざん破壊されてるぞ、黄金聖衣。
まぁ、聖衣だけで言うなら、何度ぶっ壊されても復活する一輝のフェニックスの聖衣が実は最強だろうけど(笑)

扇:黄金聖衣が破壊されるのは相手が神の時だけだ。まー、ツッコミは週間漫画の華ということで。(笑)
ちょっとキャラ紹介しますか、多いので二人ずつ、主要五人に絞って。
まずは主役の星矢。ペガサスの聖闘士で、音速の拳を秒間百発以上放つペガサス流星拳が得意技。行方不明の姉を捜しているらしい。小宇宙(コスモ)という名の根性で強敵を倒していく、非常に少年漫画らしい主人公(笑)。
ドラゴン紫龍。なぜか強敵ばかりぶつけられる薄幸の人。手にしたドラゴンの盾は自称最強だが、しょっちゅう破壊されていた。なぜか聖衣脱いだ時の方が強い(笑)。

鈴:では続き。
白鳥(キグナス)の氷河。何でもかんでも凍らせてしまう瞬間冷凍なキャラ。ただし、矯正不可能なほどのマザコン(笑)
アンドロメダの瞬。女顔、軟弱とや○いの受を地でいくキャラ。ただし、柔和なひとを怒らせると、とてつもなく怖い、と言うお約束を、これまた地でいくキャラ(笑)

扇:一部の人から猛烈な抗議がきそうな解説だな……。
最後、フェニックス一輝。瞬の実の兄。青銅聖闘士最強、この漫画の中でもベスト5に入るぐらい強い人。なんべん倒されても、ゾンビのように復活してくる。相手に幻覚を見せる鳳凰幻魔拳はかなり反則。

鈴:反則どころか、どんなに強かろうとかかってしまう拳を持ってる時点で卑怯以外の何者でもないぞ。
聖闘士の世界って階級社会のはずだぞ。

扇:まぁまぁ。確かに反則だけど、精神攻撃の通用しない乙女座のシャカと、同じ精神攻撃の使い手である双子座のサガには負けてるわけだからいいとしようではないか。

鈴:つか、サガはいいとしても、シャカがなぁ。
作者の趣味と言うか、すべてにおいてこのひと、最強のような気がするがな。

扇:一応解説しておくと、黄金聖闘士の一人乙女座のシャカは神を除けば全キャラ中最強です。黄金聖闘士と主人公達が戦う十二宮編で、これでもかって言うぐらい強さを見せつけてくれました。
主人公全員完敗してしまうという展開は、少年漫画にしては珍しかったなぁ。
ギリシャ神話なのに、なんで釈迦の生まれ変わりなんだというツッコミは置いといて……(笑)

鈴:置いとくも何も、つっこみだしたら止まらんだろ、このマンガ。
……まぁ、こういうつっこみがいくらでも出来て、遊べるのがすばらしい少年マンガと言えるかもしれないけどー(笑)

扇:途中から間延びしちゃった感はありますが、かなり楽しいバトル漫画です。
十二宮編でやめちゃったという人、ハーデス編で描かれている黄金聖闘士同士の戦いは結構いけますよ。

鈴:結局は主人公5人にいいとこを持ってかれてるけど、確かに黄金聖闘士たちの戦いは見物。
まぁ、その筋のひとたちにはいろいろ異論はあるかもしれないけど、要所要所できっちりと見せてくれるひとではあります。

扇:理屈っぽくないバトル漫画が好きな人にオススメかな。
時代小説に学んだというだけあって、対決の見せ方は上手いと思う。
というわけで、読んだ後は空き缶に向かってユニコーンギャロップだ!(主役の技じゃないのがミソ)

鈴:そういうマイナーな技を出すでないっ!(笑)
どうせならオーロラサンダーアタックにしなさいっ!
さておき、このマンガ、懐かしさも相俟って笑えること必至。古本屋で見つけたら是非ゲットしましょう。
間違っても新刊を買わないように(爆)

扇:新刊買えよっ、作家さん泣くぞっ、つーかそれはアニメ版の技だ!(笑)
さて、相も変わらず書評になってませんが……。
ルールル、ルルル、ルールル。
ああ、来た来た。みなさま、今宵はここまでにいたしとうございます。

鈴:なんでアニメ版だとわかるのかはあえて訊くまい。
何だか、書評よりいつもの会話を再現してるだけのような気はするけど、この辺で。
あ、今宵は、ここまでに、あーっ、しとーございますぅ~~~(爆)

扇:この番組は、電波が作る重度な馴れ合い、SEN-LINNがお送りしました。

鈴:では、みなさん、聖域(サンクチュアリ)でまた逢いましょう。
さいなら、さいなら、……さいなら


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