つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

地雷だ、俺は地雷を踏んだのだぁ!

2005-01-16 12:00:25 | ファンタジー(現世界)
さて、50回まであと三つの第47回は、

タイトル:涼宮ハルヒの憂鬱
著者:谷川流
文庫名:角川スニーカー文庫

であります。

魔が刺したのだ。

多分、十五年ぶりぐらいに手にする角川スニーカー文庫。

何となく書店で見かけて、何となく売れてそうな気配があった、それ。
気分に流されて買ってみたのが運の尽き。

カチューシャ、ロリで巨乳、眼鏡っ子を揃えたベーシックな布陣。
一人称単数の地の文(要するに狂言回しの少年がしゃべりまくる)。
やたらと飛び交うSFネタ、漫画ネタ……。

ギャルゲのシナリオですか?

私自身はかなり引っかかったのですが。
ケチ付けずに読めば、テンポよく読める楽しい話です。

かなり変な性格のヒロインが狂言回し+周囲を引きずり回しつつ暴れます。
彼女の凄まじいパワーは学園の日常を破壊するだけに留まらず、常識、物理法則、時間軸なんかも歪めてついに世界すらも……おいおい。

ただし、彼女の力の源がねぇ。

結論を伏せ字で言っちゃうと――。
要はこのヒロイン、狂×回×にラブラ×・ファイ×ーなのですよ。

さぶいぼ全開だぁ!

取って付けたようなフォローだけど、オチの付け方は御上手です。
これは学んでもいいかも。



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