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無明長夜もかくばかり…

食のこと、家族のこと、ペットのことや日々の雑感… 
手探りをしながら、書き綴っていきたいと思います。

西班牙膝栗毛~やっぱりエスパニョールの朝は遅い

2007-10-08 | スペイン


昨年の夏に訪れたときにも書いたのだが、スペインの朝は遅い
その時は真夏であったが、今回は秋。
日が短い分、朝は更に遅く、午前7時だというのにまだ外は真っ暗だ。
ホテルの窓を開けると、そこには「ソフィア王妃芸術センター」が見える。
この美術館には、あのピカソの名作「ゲルニカ」が展示されている。
前々回に来た時には、ちょうどダリ展が開催中であった。
朝日が昇り、ようやく朝になるのは8時を回る頃。



シャワーを浴び、ホテルの近くにあるカフェで朝食をとる。
ニョウボはシンプルなトースト。オレはベーコンエッグのセット。



「欧米か!」と言いたくなる様な、いかにも!な朝食。

はい、欧米です。

これにオレンジジュースとカフェ・コン・レチェがつく。



単品でチュロスを頼み、カフェ・コン・レチェに浸して喰う。
日本で喰うチュロスと違い、甘みはまったくない。
一番旨い喰い方は、甘~いチョコラテ(ココア)に浸して喰うこと。

朝飯を喰い終えたら、ブラブラと歩きながら市内散策だ。
ホテルのそばにあるアトーチャ駅から、ソル駅、
そこからグランビア駅方面に歩いていくと
スペイン最大のデパート「エル・コルテ・イングレス」がある。



ニョウボが靴を買いたいと言うので、オレもお付き合い。
これからの歩きに備え、二人で「カンペール」の運動靴を買った。
これはスペイン生まれのシューズブランドで
値段は少々高いのだが、軽くて歩きやすい。

そこからソル駅に戻ると「プエルタ・デル・ソル(太陽の門)」



マドリッドのシンボル、「熊とマドロニョの木」の像がある。

ここらはいわゆるショッピング街のようなもので、
しばらくはブラブラと散策し、腹が減ったのでカフェに入って昼食。

この時期のスペインの気候は、日本とまったく同じ。
Tシャツでは寒いし、上着を着ると暑い。
オープンテラスで、まずはお約束のセルベッサ。



オレはシーフードのパエジャ。



ニョウボは豚肉のソテーのような料理を頼んだが
この皿が馬鹿にデカイ。

ひとしきり買い物を追え、ホテルに戻る。
まだ寝不足気味だったので、二人して転寝を決め込む。

ニョウボが以前、日本でスペイン語のレッスンをしていたときの
エドゥ先生からメールが入り、今夜、会おうという事になった。
7時頃、メトロの「チュエカ」という駅で待ち合わせ。
駅を出ると、すぐそこにはカフェが店を並べ
エドゥ先生はすぐに見つかった。
日常会話程度なら日本語も話せる先生と、旧交を温め
しばしセルベッサを呑みながら談笑。

エドゥ先生の話によると、ここチュエカ駅付近はゲイのメッカ。
言われてみると、男同時の二人連れが多いし
ナンパ待ちでもしているのか、マッチョな人待ち顔の男性も居る。
また街娼なども多いらしく、確かに派手な格好をした女性も多い。

晩飯時という事で、近所にあるレストランに案内された。



残念ながら店名は失念したが、立派なレストランだが
値段はリーズナブルで、一皿1000円以下で旨いものが喰える。
こういう店はなかなか観光客では見つけにくい。



オレはアーティチョークのリゾット。



ニョウボが頼んだのは、牛肉のカルパッチョだが
これもまた、皿も肉の一切れもデカイ。



オレのもう一皿は、サーモンとアスパラのソテー。
これはタルタルソースで喰うのだが、やっぱり醤油が欲しい…

メシを喰いながら、エドゥ先生と色々と話す。
ニョウボと先生はスペイン語、オレは日本語。
後でニョウボに聞いた話だが、日本にいたときに比べ
エドゥ先生は大変穏やかな表情をしていたという。
日本にいたときは、ほとんど笑顔を見せない人だったらしい。
特に人相が悪いわけではないのだが、
日本では何度か「アヤシイ外人」に間違われ、
警官の職務質問にあって、イヤな思いをされたという。
一緒に居たアメリカ人やロシア人はそんなことなかったのに
いつも自分だけ、警官に呼び止められたとこぼす。
男のオレが言うのも変だが、とても可愛い笑顔をしているのに…

先生とは9時頃別れ、オレ達はホテルへと戻る。
すると、フロントにメッセージが届いていた。
どうやらKさんミゲルが訪ねて来てくれたらしい。
メッセージカードにはKさんの携帯番号が書かれていたので
早速電話をすると、「今から会おう」ということになった。
残念ながら、ミゲルは既に帰宅してしまっていたが
バスクから戻った11日に、旨いパエジャの店に招待してくれるという。
ホテルで一休みして、もう一度メトロにて
アントン・マルティン駅で待ち合わせ。



Kさんにはすぐ会えたが、既に食事も終えていたため
近所にあるバルに入り、3人でワインを呑む。
昨年の夏以来の再会である。



カツオの燻製をカジリながら、旧交を温める。
帰りはKさんがホテル付近まで送ってくれた。

明日はスペインの北、ビルバオに向かう。

エスパーニャの長い夜が更けていく…



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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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はじまりはじまり~♪ (ゆうこ)
2007-10-18 18:51:34
わーい、スペイン旅行記すっごい楽しみです。

それにしてもこの日
わたしがいちばんウマそうだとおもったのが
朝食のベーコンエッグだなんて!
…とほほですぅ★

あ、にばんめはデパートの看板の
おねーさんのふとももねっ♪
返信する
いやはやなんとも (だんなちゃん)
2007-10-18 19:34:50
なぜか僕もベーコンエッグが・・・
夫婦は似て来るものでしょうか

でも次は牛肉のカルパッチョです。
返信する
僕も… (さとし)
2007-10-19 02:54:47
だんなちゃん&ゆうこさん

実を言うと、僕も、です(笑)。
やっぱり食べなれているんでしょうかねぇ…
もちろんパエリアも、他のものも美味しかったんですが
やっぱり口慣れているものがいいですね。

おねえさんのフトモモは…
やはり美味しそうでした(笑)
返信する
welcome back (kuishinbou)
2007-10-20 08:31:20
さとしさん、おひさしぶりです。
ロムばかりですいませんー。
しっかり堪能させていただきました・

お魚にこっそりおしょうゆ、、、さすがです!
アメリカでも たまにお魚料理をレストランで食べることありますが、、 やはりおしょうゆがあったら どんなに美味しいだろうーーなんて思いますよ。
実行すばらしい。


マックグリドルのパンは パンケーキですよ。パンじゃないです。
私の過去の記事で 旦那の好物が パンケーキ、半熟卵、チーズ ベーコンの重ねたものに、シロップをかけるものって書いたことがあるんですが、それが 結局 そのコンビネーションなんでしょうね。
ファーストフードなので、 ちょっと美味しいかは疑問ですけど。
最初から 甘い味と塩味が混ざってるんだよって覚悟して食べれば 許せるかもしれないですが、、甘味を全く予期しないで食べたら、びっくりでしょうね。

かつおの燻製おいしそうー
奥様がたのしみにしていた、鯖のオリーブオイルの料理、、ちょっと残念だったようですが、 面白い体験ですね。あんなクリームソースになるなんて 初めて知りましたよ。

ああーーヨーロッパ行ってみたい!
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醤油&ソースの実力 (さとし)
2007-10-21 03:20:17
kuishinbouさん

お久しぶりです。
マックグリドルに関しては、こちらでもCMをやっているんですが
具体的な味については「今までにない味」的なメッセージで
まるで予備知識のないまま食べたので、驚きました。
結構賛否両論のようですね。
今日、見た新しいCMでは
「メープルシロップ」の名前が入れられていましたから
結構苦情があったのかも(笑)。
確かに、日本では難しい味かもしれません。

ビルバオ、サン・セバスティアンでは
それほど実力を発揮できないでいた醤油&ソースでしたが
マドリッドでは結構活躍しましたよぉ~(笑)
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