正直は最善の策ならず

君はダルビッシュを見るか？

本日の昼からWBC日本ー韓国戦がありますねえ。

昼休みにテレビをつけて1時間後、はたしてあなたは仕事に戻れるでしょうか？

売れない営業マンなら、仕事だと言って外出して、どこかの喫茶店かで携帯ワンセグで、試合を見るかもしれませんねえ。

売れない営業マンに、「売れない人」なんて言ったらいけませんよ。可哀想じゃないですか。それに恨まれますよ～。本人は、自分なりには一生懸命やっているのかもしれないんですから。

私は、昔経営コンサルタントとして、ユーザー調査をよくやらされました。

あるとき、私はクライアントの工作機メーカーのユーザーである造船会社の担当者にインタビューに行きました。

いろいろ話を聞いたあと、私は感謝の気持ちを込めていいました。

「おひまな時間をわざわざいただき、ありがとうございました」

すると、相手の目が一瞬ギロリとなりました。

事務所に帰って、なんだったんだろうと考え、しばらくしてやっとわかりました。

「お忙しいところ、お時間をいただき、ありがとうございました」

と言わなければいけなかったんです。

このころ、この造船会社は不況のドツボにはまっていたのです。私は正直者で嘘がつけないタイプなんですよ。

この話、『リーダーの暗示学』だったか、私の本のどれかに書いたなあ。なんとなく思い出したので、今日の記事にしました。