今日は私の主張する「伝動戦略」の発展型をご紹介しましょう。何かの時に役立てばと思います。
なお、これは拙著『暗示型戦略』から引用しました。(130-131ページ)
伝動戦略の類型
当面の対立箇所にこだわらず、より「可動性の高い」部分に注目して着手する「非対立的アプローチによる伝動戦略」を、概念的にいくつかのタイプにまとめてみる。
①ターゲットに影響力をもつ別のグループに影響を与える
・ヤ . . . 本文を読む
◆作用と反作用
物事に何か力を加えることを作用と言います。この作用を働かせると、必ず反作用が生まれます。戦略家は、このことを常に頭に入れていないといけません。
昨日のレジ袋の例もそうです。レジ袋を有料化すれば、その効果を減殺しようとする反作用が生じます。
ゴミ袋の販売量が増える可能性があること、またその値段も下がり、それがゴミ袋の使用量増加に拍車をかける可能性があること。レジ袋が小売店で安く売 . . . 本文を読む
今日から3月。弥生ですね。この言葉はなかなかいい響きですよね。3月と言うより情緒があります。春になったのですから、物事はすっきり、スパッと決めたいものですね。今日のテーマはこれ。
◆巌流島の戦い
映画やテレビだと、遅れてやってきた武蔵に、小次郎が刀の鞘を捨てて叫びます。
「遅れたぞ、武蔵。臆したか」
すると、武蔵は言い返す
「小次郎 敗れたり」
鞘を捨てるのは、もう帰らないことを「 . . . 本文を読む
我ながら格調高いブログですなあ。昨日はカーネギーの有名な言葉について触れましたが、今日はソクラテスですよ。すごいもんだろ。なに~、サッカー選手じゃないってば。ギリシャの大哲人。名前ぐらいは知ってるでしょ!
「ソクラテスの言葉から伝動戦略まで」
ソクラテス先生はこう言っていますよ。
「私が知っているいっさいは 私が何もしらないということである」
ん?
しまった、違うページを読んでました。 . . . 本文を読む
たまには、非営利組織について取り上げましょうか。私自身、それほど非営利組織とおつきあいした経験はありませんが、多少の経験から思いついたことを記しましょう。
「サービスの提供量と効率」
本論に入る前に一言。昨日来年の株価は、アメリカ株の上昇に連動して上がっていくだろうと申しました。やはりそうなりそうです。
「ダウ工業株30種平均は前日比86ドル13セント高の1万2218ドル1セントと4営 . . . 本文を読む
昨日は拙著『伝動戦略』の解説をいたしましたが、今日もこれについて触れましょう。この戦略は「影響力の伝播戦略」ということなのですが、何でもって伝播させるかという点について少し。
「伝動戦略においては、何が伝播媒体か」
今朝の日経新聞二面に囲み記事があって、そこにはこうありました。
「■あつものに懲りた
『北朝鮮の核実験と日本の防衛についてだけは話さない』(自民党の中川昭一政調会長が党本部 . . . 本文を読む
『伝動戦略』というのは私の造語で、本のタイトルにもしていますが、この戦略は「影響力の伝播戦略」ということなのです。それが、最近の北朝鮮問題にも早速使われているようです。今日は久しぶりに伝動戦略を説明いたしましょう。
「北朝鮮問題に見る伝動戦略」
伝動戦略に限らず、私の物の見方はまず全体をシステムとして考えることから始まります。これによって、局面を広く見ることができます。そして、サブシステ . . . 本文を読む
これはとっても大事なことです。これを使い分けると、戦略眼がワンステップ、レベルアップします。
「立場と役割」
最初に宣伝。「佐藤直曉と読者のサークル」のホームページを新設しましたので、よかったらご訪問ください。先日はこちらにURLを間違えて記入するという、とんだドジをふんでしまいましたが、今日は大丈夫でしょう。http://satonaoaki.main.jp/
研究会員も募集しております . . . 本文を読む
今日はリーダーの指導基準を話そうと思っていましたが、途中からへんなことになってしまった。
「盂蘭盆」
一昨日、盂蘭盆(うらぼん)会法要に出席してきました。今年は父の三回忌なのです。
東京では新暦の7月15日前後に行われることが多いそうですが、一般には8月15日あたりの数日間がふつうです。こっちは関西に多かったそうです。いわゆる「お盆」と言われてるものですが、夏休みと重なって便利だという面 . . . 本文を読む
久しぶりに、拙著『伝動戦略』をとりあげましょう。これはなかなか気のきいた戦略なんですよ。直線的な攻めでなくて、曲線的な攻めとでもいいますか。おもしろいという人には、とってもおもしろい。これは主に弱者の戦略で、影響力の伝播戦略ともいえます。
「問題に直接反応しない」
この戦略は当面の敵とか当面の問題に直接触れない、というところが大きな特徴です。
その代わり、その相手に影響を与える物や人物に . . . 本文を読む