佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

こりない人々

2009-11-28 10:19:57 | 雑記帳
人間のバカさ加減を見るようだ。

2008年のリーマンショックは金融界にはほとんどなんの教訓ももたらしていないのだろうか。10月26日付ファイナンシャルタイムズは、だぶつく安い資金ゆえの株価急騰には悪い予感が(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュースすると書いている。

「今までの12カ月のことは忘れた方がいい。投機家連中は前と同じくらい激しく金をつぎこんでいるよ」とこのベテラン銀行マンは書いてきた。「すごく高いレバレッジのついた短期売買がまたさかんになっているし、不動産投資信託(REIT)から商業用不動産、先物から新興市場から通常の株式・公債にいたるまで、ありとあらゆる金融商品に金をつぎ込んでいる」

「もちろん銀行の広報担当たちは、金融業界はまだひっそりしているなどと言うだろう。でもそんなこと、信じちゃダメだ」とこのベテランは苦々しく続けた。トレーダーたるもの、資金が金利0.5%というタダ同然の状態にあって、高いレバレッジをつけないではいられないのだと。この機会をみすみす見送るようでは自分は馬鹿だと、そう思うのだと。」

「自制だの抑制だの、そんな発想はあっさりポイされている。ITバブルがはじけた後には、市場がやる気と勢いを回復するまでにしばらくかかったものだが、今回はたった数カ月でもとに戻った」というこの銀行マンは、絶望的な疑問でメールをしめくくった。「今回のこの最新バブルはいつ弾けて暴落するのか?  2008年10月はそのための単なる予行演習に過ぎなかったのか?」と。」

やはり二番底は必至かもしれません。ドバイが引き金になるのだろうか。仮にならなくても、地雷はいくらでもあるでしょう。

今度津波がくるときは、リーマンショックくらいではすまないかもしれません。アメリカの金融界に壊滅的状況が発生するかもしれません。





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