手順前後というのは囲碁の言葉で、ABCの順に石を打つのも、ACBの順に打つのも石の配置は同じなのに、結果はまるで違ってくるということです。なぜそうなるかというと、相手の応手が変わってくるからです。
「波動方程式」
考えてみれば、手順前後というのは世の中でよくあることです。朝三暮四(ちょうさんぼし)もそう。これは列子(れっし)と荘子(そうじ)に載っている話です。
狙公(そこう)という大の . . . 本文を読む
ようやく東京も梅雨が明けそうです。(もう明けたと気象庁で言っているかもしれませんが、いちしちチェックする気もしないし)。
今日は完全なオフで、簡単にします。
昨日、私が日ごろよりお世話になっているお二人に、「リーダー研究会」の会員になっていただくことを快諾していただきました。いままでの会員の方とは、また違った分野、経歴のかたたちですので、おもしろい交流ができると思っております。また、専門分野の . . . 本文を読む
昨晩、NHKの番組で、吉兆の三代目・徳岡さんという方の特集をしていましたが、なかなかおもしろかったです。
「おいしい顔」
バブル崩壊のあと、高級料理店はたいへんだったようです。赤坂のお店なんか閑古鳥が鳴いていましたもの。ほかも推して知るべしです。
吉兆もこのころはたいへんだったとか。料理長以下従業員十名がやめてしまったそうです。それで35歳の徳岡さんが料理長に就任したのですが、「世間知 . . . 本文を読む
リーダーは何を辛抱すべきか。それは機が訪れるのを待つことでしょう。
「機とは」
前から申し上げておりますが、今月の初めに読者を対象に「リーダー研究会」というコミュニティを立ち上げました。
あるテーマについて、研究会員の方々がいろいろな角度から熱心に意見を述べてくださっています。会員のかたたちは非常に熱心で、かつ有能な方ばかりですね。それに真面目です。日ごろから、自分のまわりに生じるいろ . . . 本文を読む
おそよリーダーとしての適格性に欠ける人がリーダーになることぐらい、まわりの人や部下にとって迷惑なことはありません。
「はやらないラーメン屋」
ずいぶん前のことですが、はやらないラーメン屋の店主たちが、大手のラーメン店に弟子入りして修行する様子をテレビで放映しておりました。
長い研修期間が終わり、弟子たちは晴れて修了証書を手に入れましたが、そこにたどりつくまでの修行はたいへん厳しいもので . . . 本文を読む
物事を動かしているのは組織的な仕組み、情報、資金などですが、その背後には人間の動きがあります。これを見極められるかどうかで、ことの成否は随分違ってくとるはずです。私の根本的な考え方は、人間を観る能力をつけようということです。
「人間を観る能力をいかにつけるか」
ビジネスにしろ、教育にしろ、最終的に相手のことが理解できれば、物事はスムーズに運びやすくなると思っています。では、どういうことを考え . . . 本文を読む
出るのか、出ないのか、やきもきさせて、結局でないそうですね。福田さんは。おもしろい性格です。
「御輿がないと動かない」
本人が出たくないようにはとても見えませんでしたが、結局出ないようです。総裁選に。
周りから見ると、なんと優柔不断な人だと思うでしょう。しかし、私からすると、これは優柔不断というのとはちょっと違う。
出馬したけりゃ、自分から名乗りをあげて支持をできるだけ集める、 . . . 本文を読む
なんだか世の中わからなくなった。やめなくてもいい人がやめると言うし(欽ちゃん球団解散)、辞めなきゃならん人(日銀総裁)が居座り続ける。どうなってるんだろう、この国は。
「自己責任」
おかげさまで、次作の出版が決まりました。といっても、本屋の店頭に並ぶのは来年の1月下旬か2月上旬くらいになりそうです。
リーダーシップのための理論やセミナーはいたるところで学べますが、この本ではその前提と . . . 本文を読む
ものすごく理知的だが温かみのない人。たいへんな行動家だが衝動的な人。いろいろな人がいますが、それを変えるのは難しい。それが個性ですから。しかし、その個性が世の中を進歩させる面もある。難しいところです。
「上下型は抽象化癖がある」
野口晴哉の体癖論によれば、5つある腰椎のどれに重心がかかるかで、性格が決まってしまうというのです。
腰椎1番という腰骨のいちばん上のところに重心がかかりやすい . . . 本文を読む
以前、いちばん長生きできる職業は画家ではないかと申しました。長生きすればいいというものではありませんが、ここはやっぱりなにか秘密がありそうな気がしてならないのです。
「長生きの人あれこれ」
日本画家で長生きした人の数知れず。私が知っている例だけでも、
小倉遊亀が105歳
奥村土牛が101歳まで
上村松篁は98歳で逝去
東山魁夷は90歳
岩橋英遠も90歳を超えています
横山大観、小 . . . 本文を読む