海外ミステリ専門書店。特に、イヌ、ネコ、その他の動物が活躍するのが好き。グルメも紹介。
ミステリ専門書店(翻訳もの限定)
ワニと読むミステリ(沈黙の虫たち)
読むと、自分では正しいことをしているつもりです。
(P・J・トレイシー著)
ワニは、「闇に浮かぶ牛」を最初に読んでしまったので、この「沈黙の虫たち」では話がさかのぼっています。
ミネアポリス警察署殺人課の4人の刑事がお話の中心で、「モンキーレンチ」のメンバーは時々登場する程度です。
まったく殺人事件がおきないので、すっかりヒマしているミネアポリス警察署殺人課。もうそろそろ交通課に転属になり、違反切符を切る仕事になるのではないかと心配しているところに、老人たちが次々に殺されるという連続殺人事件が舞い込みます。
線路に縛りつけられてショック死した老人
頭をきれいに打ち抜かれた老人
部屋でくつろいでいるところを撃たれた老人
必死に殺人者から逃れようとして惨殺された老人
いずれの老人も、殺人の標的になるような行状は見られません。それどころか、うち1人は、誰にも好かれ善行で有名で、その死を悼んで大勢の人が弔問に詰め掛けるくらいです。
いったいこの連続殺人の動機はなんなのか。
そもそも連続殺人なのか。
というと、凄惨で重苦しい雰囲気と思ってしまいそうですが、刑事たちの会話が絶妙で、事件解明で苦しんでいる最中でも刑事たちに笑ってしまいます。こんな職場だったらストレスがないかも。
人間は見かけどおりではないこと、陰と陽は裏表、一番ダメなやつと思われていたのが実は一番の善人だったり、読むほどに意表をつく展開で、気持ちよく裏切られます。
しかし、正しいことの定義はその人によって大きく変わるものですね。
最初の作品が良かったとのコメントをいただいたのですが、これのことかな?
■モンキーレンチ
グレース・マクブライドが、捜査の手伝いを合法・非合法の両面で行いますが、マゴッツィは非合法の部分は知りたくありません。
でも最後にグレースに救われることになります。でもグレースの飼い犬チャーリーは裏切り者です。でもかわいいです。
主人公: レオ・マゴッツィ
ジーノ・ロルセス
アーロン・ランガー
ジョニー・マクラーレン
(ミネアポリス警察署殺人課刑事)
場所: USA、ミネソタ州ミネアポリス
グルメ: なし
動物: イヌ:チャーリー(グレースの飼い犬)
ユーモア: 中
(P・J・トレイシー著)
ワニは、「闇に浮かぶ牛」を最初に読んでしまったので、この「沈黙の虫たち」では話がさかのぼっています。
ミネアポリス警察署殺人課の4人の刑事がお話の中心で、「モンキーレンチ」のメンバーは時々登場する程度です。
まったく殺人事件がおきないので、すっかりヒマしているミネアポリス警察署殺人課。もうそろそろ交通課に転属になり、違反切符を切る仕事になるのではないかと心配しているところに、老人たちが次々に殺されるという連続殺人事件が舞い込みます。
線路に縛りつけられてショック死した老人
頭をきれいに打ち抜かれた老人
部屋でくつろいでいるところを撃たれた老人
必死に殺人者から逃れようとして惨殺された老人
いずれの老人も、殺人の標的になるような行状は見られません。それどころか、うち1人は、誰にも好かれ善行で有名で、その死を悼んで大勢の人が弔問に詰め掛けるくらいです。
いったいこの連続殺人の動機はなんなのか。
そもそも連続殺人なのか。
というと、凄惨で重苦しい雰囲気と思ってしまいそうですが、刑事たちの会話が絶妙で、事件解明で苦しんでいる最中でも刑事たちに笑ってしまいます。こんな職場だったらストレスがないかも。
人間は見かけどおりではないこと、陰と陽は裏表、一番ダメなやつと思われていたのが実は一番の善人だったり、読むほどに意表をつく展開で、気持ちよく裏切られます。
しかし、正しいことの定義はその人によって大きく変わるものですね。
最初の作品が良かったとのコメントをいただいたのですが、これのことかな?
■モンキーレンチ
グレース・マクブライドが、捜査の手伝いを合法・非合法の両面で行いますが、マゴッツィは非合法の部分は知りたくありません。
でも最後にグレースに救われることになります。でもグレースの飼い犬チャーリーは裏切り者です。でもかわいいです。
主人公: レオ・マゴッツィ
ジーノ・ロルセス
アーロン・ランガー
ジョニー・マクラーレン
(ミネアポリス警察署殺人課刑事)
場所: USA、ミネソタ州ミネアポリス
グルメ: なし
動物: イヌ:チャーリー(グレースの飼い犬)
ユーモア: 中
![]() | 沈黙の虫たち―ミネアポリス警察署殺人課シリーズ (集英社文庫)P.J. トレイシー集英社笑いながら謎解きをしたい人に |
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