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ワニと読むミステリ(殺人倶楽部へようこそ )

読むと、過去は取り消せません。

(マイクル・マローン著)
同好のクラブに集っていた同窓生が、次々に殺されていくという時々あるパターンのミステリです。
クラブがちょっと特殊で、殺人倶楽部と称して、自分の嫌いな人や先生などをユニークな方法で殺人計画するというものです。
で、そのときに作られた殺人計画のとおりの方法でそれを書いた本人が殺されていきます。
故郷の小さな町で殺人課刑事として働くジェイミーは、この奇妙な事件を担当することになります。
ジェイミー自身も、この殺人倶楽部のメンバーでしたから、犯人はメンバーの一人ではないかと苦悩します。
静かな田舎町の連続殺人事件は、動機も検討がつかず、捜査はなかなか進展せずに、全国のTV局の注目をあびてしまいます。
昔々のクラブでの出来事が原因か?
しかし、どうして今になって?
こういう同窓会ものは、自分の学生時代を省みたりして、妙に懐かしい気分を起こさせますね。
この事件をきっかけにして、ジェイミーが高校時代に片思いだった相手と再会します。
恋心は再燃するのか。ジェイミーの婚約者のロッド警部補ならずとも、成り行きが気になります。
事件は良く練られていて、なかなか読み応えがあります。

■マーシー・ウォルシュ
 マーシー・ウォルシュとは、アメリカABC放送で放映されているTVドラマ・シリーズOne Life to Liveに警察署の受付係として登場している女性だそうです。受付係をしながらこの本を書き、「大学教授のマローン先生」との共著として出版されたそうです。
 マイクル・マローンは、このTVドラマの脚本家の一人。マーシー・ウォルシュというキャラクターの生みの親だそうです。
 
主人公: ジェイミー・フェッラーラ(グロリア市警刑事課巡査部長)
場所:  USA、ニュージャージー州グロリア
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 中

殺人倶楽部へようこそ (文春文庫)
マーシー ウォルシュ,マイクル マローン
文藝春秋

学生時代を懐かしむ
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