サモやんの雑記帳

映画・音楽好きサモやんの雑記帳。新しい記事は「雑記帳Ⅱ」に書いてます。
こっちも宜しくです。

あまりに重すぎた実話を基にした2本・・・

2006年08月16日 09時41分16秒 | 映画

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 04年アメリカ オススメ★★
出演・・・ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル、ジャック・トンプソン
1974年2月、ひとりの男がワシントンのバルチモア空港に降り立った。
ある強い決意を胸に秘めて。それは、民間機をハイジャックし、ホワイトハウスめがけ墜落すること・・・。
サム・ビックは平凡なセールスマン。
一度崩壊した自分の家庭を再生するため、懸命に仕事に打ち込むが思うように業績は上げられない。
ボスから与えられた自己啓発のテープの声と、連日テレビの画面に映し出されるウォーターゲート事件のニュースが、まるでウイルスのように彼の肉体に侵入し、その精神を蝕んでゆく。
さらに唯一の希望の光だった家庭再生の夢もはかなく消え去ってしまったとき、サムの目には、国民を裏切ったニクソン大統領が、純粋なアメリカンドリームをふみにじった男に映る。そしていつしかニクソン暗殺の決意へと変貌する。
(DVD作品解説より)
WOWOWにて鑑賞。
偏った物の見方しか出来ない人が、精神を病んで行って悪い方向へと向かってしまう典型的な映画でした。
「自分は正しい、周りが間違ってるんだ」って言ってるのにやってる事は矛盾していると言う・・・。
観てて気分が暗くなる映画でしたね。(-_-;)
なぜかショーン・ペンがダスティン・ホフマンに見えてしょうがなかったです。(笑)


誰も知らない 04年日本 オススメ★☆
出演・・・柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、韓英恵、YOU
1988年に東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフにし、母親に置き去りにされた4人の子どもたちが、彼らだけの生活を続ける約1年を描いている。撮影にも1年以上をかけた入魂の一作だ。
撮影時、子どもたちに台本は渡されず、監督のその場の指示で演技させたという。そんな独特の演出スタイルによって生み出された、生々しくもみずみずしい空気感が素晴らしい。
彼らの感情が、頭を介してではなく心に直に入ってくるような不思議な感覚を覚える。そんなセミ・ドキュメンタリー的手法の一方でドラマとしての求心力を失うことがないあたりも監督の力量を感じるところだ。
カンヌ映画祭において、最優秀男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥をはじめ、子どもたち全員の存在感が白眉。母親を演じたYOUら大人のキャストも見事にその世界に寄り添っている。
(Amazonレビューより)
WOWOWにて鑑賞。
良い映画なんでしょうね、これ。カンヌでも注目されたようですし・・・。
でもこれ観て更に気分が暗くなりました。(こうゆうのは好きじゃないです。)
母親に捨てられても「兄弟、離ればなれになるのが嫌だから福祉事務所には相談出来ない」って言う柳楽くんのセリフが痛かったです。
作品的には盛り上がりなく淡々と進んでいって凄く地味な作品です。
あとこれほどセリフが聞きづらい映画はなかったです。
かなりボリューム上げて観てたけど、それでも良く聞き取れなかったです。
カンヌで柳楽優弥が賞取ってなかったら"誰も見ない"映画になってたかも・・・ちゃんちゃん。(笑)

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2 コメント

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確かに重い・・・ (fuu)
2006-08-17 21:54:34
「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」の方しか観てないけど

根性ナシなんだか、大物なんだか(違うな!!)分からん男だったね。

でもあそこまで変なヤツを演じ切るショーン・ペーンも凄いッ!!

キレたら怖い。。。キレなきゃ小心者。。。

一番嫌いなタイプです!
Unknown (サモやん)
2006-08-18 10:17:39
>fuuさん

見てて不快指数90%超の人間でしたね。(笑)

弱い人間なら自殺するところを彼は変な正義感もあってああゆう行動に出たんでしょうね。

ショーン・ペーンは上手いですね。

(どこかジャッキー・チェンに見えるのは僕だけ?(笑))

この題材が今更映画化されたのってやっぱり9.11テロ事件のせいなんでしょうね。

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