Lime so-da !

K村家の下宿人Nの雑記帳。働きながら、脚本の勉強をしながら、遊びながらのながら生活。

暮らすように旅をしよう。

2012-01-31 12:32:58 | 日記
日本海側では雪がすごいらしい。
私の暮らす街では雪さえ降らない。ふらないというと嘘かも知れない。パラパラと降るくらいだ。
積もらない。

暮らすように旅をする。
私の中で今、もっともやりたい旅のスタイルだ。
チェンマイでもエディンバラでも有名な観光名所へ行くよりかは、人と過ごした時間のほうが思い出に残っている。
例えばそれはチェンマイで紹介されたタイ人の家に遊びに行かせてもらった時のこと、ヤム・ウンセンが食べたいという私をタイ人の友達はバイクに乗せて露店へ連れて行ってくれた。
露店は同い年くらいの女の子がやっていて、具の紹介や、ソースの酸味や辛さの調節をしてくれた。
言葉は通じなくても、私にソースの味見をするようスプーンを差し出してくれる。
笑顔の素敵な子で、すぐに仲良くなれそうな気がした。
「コップン・カー(ありがとう)」
ヤム・ウンセンを袋に詰めてもらい、私はバイクの後部座席にすわり、店を後にした。
今でもヤム・ウンセンを食べるたびに彼女のことを思い出す。

エディンバラのアパートではきっと一階の住人の犬たちが美しい花の咲く庭を駆け回っていることだろう。
朝、小鳥たちのさえずりで目を覚ますと窓の外では洗濯ものが揺れていた。
通りをはさんだ向かい側のおばあさんは今もウィスキーレモネードをのみながら白い犬と一緒に住んでいるのだろうか。
かなりのヘビースモーカーだった。遊びに行くと「何をのむ?」と聞かれるがそれはウィスキーレモネードをすすめているのだ。
彼女が作るとかなりヘビーなものができるので、「自分でやるよ。」といって作る。
友達にそのやりとりをおしえてもらった。
彼女が語ってくれた昔話は、タータンチェックのスカートをはいた勇敢な戦士たちの愛おしい笑い話だった。
帰りしな、彼女は犬と一緒に窓から見送ってくれる。
窓からのシルエットが今も焼きついている。

暮らすように旅をしたい。
先日、フリーペーパーを書いているT石さんとそんな話をしていた。
仕事をはじめると、人生のうちにどれくらいそのような経験ができるのだろうかと思う。
いろんな事情があるから、数は限られてくるだろう。だからこそ、訪れたチャンスは大切にしたい。

そして私は、山でのテント泊も「暮らすように旅をする」というスタイルだと思っている。
テント泊は山との一体感が味わえるからだ。
その一体感は博物館の中でみる様々な国の居住空間や人類の移動の歴史、遊牧民たちの暮らしを少しだけ体感しているような気持ちになり、彼らの生活に思いをはせるのである。

4年前、私は小屋仲間のたっくんと二人で上高地から蝶ヶ岳へ登り、徳本峠までテントをかついで山行をした。
テントの張り方から、過ごし方、生活の知恵をたっくんにおしえてもらい、初めてのテント泊は充実した時間となった。
その時はついていくことやテント暮らしに一生懸命だったが、家に帰ってぼんやりするとそのときの感覚がけっこう鮮明に思いだされ、「ああ、またあれやりたいな。」という気持ちになるのだ。

暮らすように旅をする。

山小屋もいいけど、暮らすように旅をするなら、またテント泊で行きたいなぁと最近よく思うのだ。





真夜中のつぶやき

2012-01-28 01:07:17 | 日記
ただいま深夜1時を過ぎたところ。
京都はかなり冷え込んでいる。
冬はぬくもりをおしえてくれるから好きだ。
残念ながら男の人とかではないが、丸くなって眠る犬の体温だったり、ストーブだったり、ホッカイロだったり、とにかくその温かさがたまらなく好きだ。

なぜかいつも無意味にワクワクするのは、スキーバスのことを思い出したり、雪に閉ざされた山のことを想ったりするからだろう。ジャケットから伝わってくる大気の冷たさや、雪を踏みしめる音、匂い。それらのすべてがときどきたまらなく懐かしくなる。
そしていつか本で読んだアラスカのことを考える。
ユーコンという川の名前が好きだ。
私は寒いのが得意ではない。末端冷え性だし…でも、だからこそ憧れているのかもしれない。
きっとアラスカの寒さはこんなもんじゃないだろうとか考えると、それはそれでどんな寒さなのか知りたいし、想像するだけで楽しい。
いつか極北へ行くチャンスがあれば、オーロラをみたり犬ぞりにのったり氷河を歩いてみたい。

昨日今日とラジオで流す音楽を考えていた。
「好きな曲を一曲リクエストしてください。」とのことだったので、何にしようか迷っていた。
でももう決めた。
うん、この曲にしよう。
知っている人は「またこの曲か~。」って思うかもしれないけれど、あの日、H君の部屋でみんなでひしめき合って餃子パーティーをしたときに流れていた曲がやっぱりあってるな、と思ったのだ。
ラジオの内容はどうあれ、自分の好きな曲を選んで公共の電波にのせるってなんかちょっとワクワクする。

さぁ、ぼちぼち寝よう。
お休み京都。







ラジオの収録

2012-01-26 23:16:45 | 日記
昨日の収録は一時間ほどで終了した。
あれでよかったのだろうか…と疑問が残るのだが、学生さんたちは「大丈夫です。」と言っている。
私としては、もう少し綿密な打ち合わせなどがあってもよかったのではないだろうか…と思いつつ、前の日に上司と一緒に考えた仕事の紹介文だけ読み上げる形で、あとはだらだらと取り留めもない話しをして終わってしまった。
とりあえず学生さんたちが頑張って編集してくれることに期待しよう。

収録後は2階の研究室をのぞいてみた。
水曜日はT石さんがいると言っていたので、部屋をのぞくと数人の学生さんと一緒にT石さんがいた。
お仕事中かと思ったのだが、私に気付くと席に案内してくださったので、お邪魔することにした。
学生さんたちにお茶を入れてもらい、先日おしえてもらった本の話や、旅行の話をきいた。
学生さんたちはどうやら思い思いのことをしているようで、ときどき、興味深そうに私とT石さんの話をきいたりしている。
後で聞くと、この時間この部屋は学生さんたちの憩いの場となっていて、T石さんはここで学生さんたちの相談にのったりするらしい。
みなさんとてもフレンドリーで、すぐに仲良くなれたのでとても嬉しかった。

この大学でよかったと思うのは学生や先生の距離が近いこと、そしてアットホームなところだと思う。
ラジオが気がかりだが、とても充実した時間を過ごすことができてよかった。








ビールがうまい!

2012-01-25 13:22:59 | 日記
一昨日は杉井荘にてカニパーティー
まっつんの地元小浜から取り寄せたカニやらえびやらなんやらかんやらが食べ放題だった。
カニはまっつんによってお刺身、焼きガニ、甲羅酒そしてお鍋へとかわり、いろんな食べ方を楽しませてもらった。
あと、まっつんお手製、ワタリガニの炊き込みご飯はかなりうまかった。
今回はほとんどが同期で、それにI村氏やDが加わった感じ。久々の顔合わせにかなり盛り上がった。
楽しい時間はいつもあっという間だ。

続いて昨日は2月からニューヨークの自然史博物館で一年間お仕事をされる先生の送別会で天満橋へ行ってきた。
前夜に続いて魚介類系なのだが、今回はクジラ料理が多かった。
教授陣とは仕事中なかなかお話ができないのだが、こういう機会を通してつながりができるので嬉しい。

飲み会中ふと気が付いたのだが、ビールがうまい。
私はビールがあまり好きではないのだが、たまたま飲み物がビールしかなかったので飲んでみると意外とおいしいかもしれないと思った。
少し大人になった?

今日はこれからラジオの収録のため大学へ。
学生さんのつくる地元のFMで流すラジオ番組の収録なのだが、昨日原稿を作るのに苦労した。
まぁ、どうなることやらわかりませんがいってきま~す。

なぞなぞはもういらない。

2012-01-19 22:14:19 | 日記
最近年下の人に悩まされることが多い。
なかなか意思の疎通がうまくいかない。
彼女の説明はいつもたちの悪いなぞなぞだ。
答えはいつもたいして重要じゃないので、会話のキャッチボールがだんだんドッチボールになりそうで怖い。
キャッチボールも成立しているか危ういところだが…

一体この状況はなんなのか?
なんだどうなってるんだ?何が起こってるんだ?
何言ってんだ?意味がわからん。
私が悪いのか?私の理解が足りないのか?
君は何の話をしてるんだ?
主語はどこだ?

えっ、これ?
これだったの?
このことを説明してくれていたの?
でもこれ、あんまり重要じゃないよね。
ってかこれ、当たり前の話だよね…。
つまり、気がきいてるかきいてないかの次元の話だよね。

今、あんまり関係ないよね…。
うん…
うん…
わかりました。
もう、あっち行ってもいいですか?

どう接したらいいんだろう?
一緒にいるとだんだん自己嫌悪に陥りそうで怖いなぁ…。と不安だったが、いろんな人に相談して今日やっとどうするべきか少しずつ見えてきた。
とにかく状況としては私は私でいいと思う。
彼女のなぞなぞに引っ掛かってはいけない。
そのなぞなぞはいらないよ。って少しずつ伝えていこう。
ってか、やめて。そのなぞなぞみたいな説明の仕方。
お願い。
明日もしなぞなぞが出たら、そう伝えよう。
そうしよう。

さぁ、寝よう。