Lime so-da !

K村家の下宿人Nの雑記帳。働きながら、脚本の勉強をしながら、遊びながらのながら生活。

気の合う友達

2011-11-28 00:09:29 | 日記
忌野清志郎/わかつてもらえるさ


よく考えたら、ずっと実家で暮らしている。
死ぬまでこの場所にいるかもしれないなぁ、と思うこともある。
暮らしやすいのだ。

昨日はモエモエやE美さんと「かつくら」へ行ってきた。
モエモエが「かつくら」を知らないというので、行こうということになった。
モエモエは関東からお姉さんを追って京都へやってきた。
お姉さん以外縁もゆかりもない土地ではあるが、持ち前の親しみやすさでみんなと仲良くなり、とけこんでいる。
E美さんは昔から滋賀で暮らしている。
私も昔から京都で暮らしている。
タイプの似た3人が偶然にも職場で出会い、今となっては仲よく「かつくら」でとんかつを食べているのだからちょっと面白い。
そしてこんな時間が一番楽しい。
気取らず、のんびりマイペースに過ごす時間。
3人とも共通しているのは「食べたら眠い。」

前日は仕事帰りにまっつんたちと清水寺へ紅葉のライトアップをみに行ってきた。
学生時代からの付き合いであるが、ずっと昔から変わらない関係だ。
みんな1人身だから未だに学生時代のように気軽に声を掛け合って出かける。
そんな関係が私はとても大事だ。

何年も同じ土地で暮らすと、そこで人間関係ができていく。
新しい友達が加わったり、今までしらなかった世界をみることができたり。
今、とても楽しいと思えるのはそんな出会いなのだ。

ずっと昔、中学生のころ、私はあまり学校が楽しくなかった。
クラスメイトもよくわからなかった。
一緒にいても好きなものも違うし、話していても何が楽しいのかよくわからないことが多かった。
高校生になって、面白い子が入ってきて、すこし楽しくなったが、あの頃はまだみんな思春期真っ最中で、多感な時期だからつまらないことで騒いだり傷つけあったりしてしまう。
勿論、くだらないこと言ってる心の貧しいやつも多いがそんな奴は大人になってろくな人間にならないって思っとけばいい。
人間は少しずつ強くなっていくし、悪いことばかりじゃないって思える日には必ず出会える。

今は、本当のことを話せる友達や、楽しみを一緒に見つけることができる友達がいる。
その時は、遠い未来のことなんて考える余裕なんてなかったかもしれない。
でも、キヨシローが歌うこの歌はあの頃の私をとても励ましてくれていたように思う。
気の合う友達ってたくさんいるんだよ。
信じていてほしいなぁ、と思うのだ。







おいしいものを食べよう。

2011-11-13 21:59:00 | 日記
ここのところずっと落ち込んでいた。
昨日もビワキューを受けに行ってきたのだが、家に帰って何も手につかなかったので、ベットに入って眠ることにした。
疲れたというのもあるが、起きていてもどんどん悪い方向に行きそうで怖かった。
嫌なことを考えはじめると泥沼にはまる。
出口を見失って、狭い部屋に閉じ込められていくような感覚。
世界がたちまち見えなくなり、自分すらよくわからなくなってくる。
胸の奥あたりがズーーーンと重くなり疲れやすくなる。
ご飯も食べるのが嫌になる。
久々にきちゃったこの感覚。
でも、こっちはこっちで応戦してやる。眠ってしまおう。それが一番。
起きていても何も手に着かない。本を読んでも入ってこない。テレビを観てもすぐに気がそれる。
ご飯を食べてもおいしくない。ってか食べる気力がない。
ならば寝よう。

結局、夕方5時から翌朝5時まで布団で過ごした。
それはそれで充実していたように思う。
寝ることで、気持ちがリセットされて、体力も回復。
朝はちゃんとご飯を食べた。本も読めた。ノートに文章を書いた。
憂鬱の原因にも前向きになれそうだ。

気合いを入れて化粧をする。マスカラをバッチリぬってビューラーであげる。
鏡の中の笑顔は相変わらず右半分変だけど、もういいねん。とにかく自分がいいと思ったらいいんだ。
二カッと笑ってやんねん。どうにかできるならどうにかしとるわ。
と自分に言い聞かせる。
職場へ行くと気分も変わる。
今日はやたらといろんなことが起こった。でも全部解決してゆく。
今日もホウちゃんという小さな女の子と会えた。かわいすぎる。
私も早く子供がほしい。

お昼の時間にみんなで見ていたチラシにのっていたケーキ。アジア料理。どれもおいしそう。
おいしいもの大好きな仕事仲間が、おいしかったご飯屋の話をしてくれる。旅の途中で食べたおいしいものの話を聞かせてくれる。私も行ってみたい。私も食べたい。

落ち込んだときは、とりあえず一回眠って、リセットしたらおいしいものを食べに行こう。
悶々としたり、くよくよしている時間がもったいない。
そういう時間も大切だと思う。だけど、私の場合、もう何年も同じことを繰り返しているから
もう次のステップへ進みたくてたまらないんだ。
とりあえず明日は、おいしいものを食べてのんで、たくさん笑って幸せになることが大事だ!







男の人

2011-11-10 22:18:44 | 日記
男の人についてしばしば、「もう嫌だなぁ」と思うときがある。
いつか、先生に「男とはもう組みたくない。男はめんどくさい。」というと
「あんな、Nちゃん、『男の人は嫌』っていうけどあんたをいつも助けてくれるのも男やねんで。」
そういわれて気が付いた。
「ほんまや!」

そのころ私は一緒に演劇をしていた男の子たちとうまくいかず、心が折れそうになっていた。
そんなときいつもうしろから見守り、支えてくれていたのは役者のIさんだった。
1人では重くて持てない荷物をそっと一緒に持ってくれるようなあったかいハートのある人だった。
ある日、私が彼らに悔しいことを言われて泣きそうになっていたのをどこかで見ていたらしく、次の日会うと、「言い返しといてやったかんなー。もう気にすんなよ。」と彼は静かに言った。
硬派な彼は、いつもそうやってさりげなく私を助けてくれた。

徹夜明けの朝、駅のホームでまっピンクのロンティーを着た彼が電車の中の私に手を振ってくれる。
まっピンクのロンティーは「なぜそれを選んだのか…」と思うほど人ごみの中でもよく目立つので、手を振ってくれるたびに吹きだしてしまう。
笑うといつももう少し頑張っていけそうな気持になった。

「男はめんどくさい。」なんて失礼なことを言ってはいけない。
男は私をおとしめたりもするが、輝かせてくれるのもまた男なのだ。

好きになれない人もいるが、Iさんのようにさっぱり気持ちいい男性もいる。
決めるところはきちんと決めてくれる人もいるのだ。
負けん気が強く、仲間を思いやり、何事も一生懸命。硬派で、謙虚。
私は彼のことが大好きだ。
彼をみていると楽しいし、自分もちゃんとしなければいけないという気持ちになる。
今は別々の場所で活動しているけど、きっといつかまた会える気がする。
その時はお互い同じ土俵に立てたらいいなぁ、と勝手に思っている。

この世の中には男と女しかいない。
それぞれがそれぞれの言い分の中でぶつかりあったり身を寄せ合ったりして生きている。
むかつくし、腹も立つ。でもお互い様だ。
どちらか片方がかけてもいけない。
理想ばかりを追い求めてもいけない。
私はすぐに悪いところばかりが目についてしまうが、それが私の悪い癖で、よくよく観察すると素敵なところや優しいところもたくさんあるのだ。本当はとても気を使ってくれているんだなぁ、と思うことだってある。
男だって女にむかついてることも多いはずだ。
だからお互いちゃんと向き合ってその違いを認め合っていかないといけないよな、と考えはじめた今日この頃である。










「炭に火をおこせそうな人」K村

2011-11-09 19:32:08 | 野外活動
今日は職場の人たちと高槻でバーベキューをした。
いつもいろんな企画を立ててくれるのはIさんだ。
お花見からホームパーティーなど毎回様々な企画を立ててくれるのだが、実は今まで一度もいったことがなかった。
そのため、毎度Iさんからは「K村さんは今回も駄目なんですか~。」とか「K村さんは一度も参加してくれたことがない。」などといわれてしまうことが多く、今回は絶対行こうと決めていた。

前日に「K村さんは炭に火をおこせますよね。」と言われ、「えっ、やったことないですよ。」というと
「かなり期待しているんですけど…」とのことだった。
先輩たちがK村ならおこせるんじゃないか的なことをいっていたらしい。
山でバイトをしていましたが、意外と何もできませんよ私…。と思いつつ、まぁ、見よう見まねでやってみますと付け加えた。
なんてったって今年が私のバーベキュー元年。そしてこれが3度目のバーベキュー。
炭に火をおこす方法は何となくわかる。モエモエもいるし、二人でがんばればなんとかなりそうだ。

それで今朝、モエモエに「ちゃんと火をおこせるかなぁ。」と言ったら、「私、ネットでやり方を確認してきました。」とのこと。彼女はえらい!
二人でさっそく火をおこし始める。着火剤などを使って炭に火を入れる。
が、なかなかうまくいかない。新聞紙が燃えて煙と灰だけがやたらまいあがる。
炭に空気が行くように山型に組んで丁寧に火をおこす。とりあえず丁寧にやればなんでもできるもんだ。
小さな火を大切にしているとやがてうまいこと火が起こったらしく、うちわであおぎまくるとかなりの火ができた。
「やった―。そんでもってかなり楽しい。」
本日、火をおこす楽しさを知った。もっとやりたいと思ったが、「もう火はいいですよ。」と言われた。
ちなみにK村の火が一番強く、それを利用して焼きそばをやいた。

Iさんが前の晩から仕込んでくれた食材をみんなが次々に焼いて豪勢な食事となった。
海産物から、牛肉、鶏肉、ソーセージ、そしていろんな野菜。焼きそば、そしてデザートにワッフルとマシュマロを焼く。
おにぎりは醤油をぬって焼きおにぎりに。
バーベキュー女子会はかなりの御馳走でもりあがった。

今回はOさんのパグ犬ゆずこも参加。
そのほかキャサリンの子供レイ坊とY先輩の姪っ子さぁちゃんも来てくれた。
気温もよく、天気もよかったので今日は童心に帰って遊びまくった。
遊びまくったら眠くなり、片付けのあとIさん宅でお茶をごちそうになるも目はすぐに閉じそうになる。
家に帰ったらきっと寝るだろうな、と思いながら電車の中で爆睡していた。

今ままでバーべキューをする機会がなかったのに、今年は3回もバーベキューをすることができた。
子供のころから母親に「片付けがめんどくさいからいやだ。」と言われ、そういうものなのだと信じて生きてきたが、バーベキューはみんなで力を合わせ、そして手順を身につければ「めんどくさい」を超える楽しみが待っているのだと気付かされる。
今回はみんなの為に前夜から仕込みをしてくれたIさんの力がほとんどだったが、私もいつか自分でバーベキューを完成させてみたくなってきた。
とりあえず、次回から炭に火をおこすことはできそうだ。









アキュスコープとビワキュー

2011-11-02 16:14:31 | 日記
昨日の夜、以前からまっつんにすすめられていたアキュスコープを受けに大阪は四条畷まで行ってきた。
顔面神経麻痺の治療にも良いとされるアキュスコープは微弱電流を患部に流し、早期回復を図る電気治療だ。
随分前から聞いていたのだが、遠いのと鍼治療を受けているのとでなかなか動きだせなかった。
でも先日まっつんの家へ遊びに行ったとき、もう一度その話をきき、とりあえずやってみるのも大事だなと考えなおした。
そしてこのたび三連休を利用して予約をとった。

メールには「顔面神経麻痺はストレスが原因なのでお話を聞かせてください。」とだけ書いてあった。
最初はお話だけかな?と思っていたのだが、着いたらまず、体の血行を良くするために全身に電気をあて、赤外線で温めたりした後、先生とお話しすることになった。
先生にはビワキューといってビワエキスと遠赤外線のレーザーでつぼをおして体を温めるといった治療を施してもらう。
ビワキューはがんなどの治療にも役立つそうだ。私は末端冷え性なので足の先から腰、背中首筋、おなかと順番に温めてもらう。生理痛の緩和にも効果的だそうな。
そのあと、アキュスコープで微弱電流を流してもらう。
痛みもなく、何も感じないのだが、電気が流れているといわれたらそのような気もする。
治療後は先生とお話をした。
ストレスは食べ物、薬、そして精神から体に取り込まれる。大抵はそれを除去できるようになっているのだが、それらが処理しきれなくなるとそれは内臓や胃そして口内炎などの症状で現れるとのこと。
私の場合は顔面神経麻痺となってでたが、それを超えるとひどい場合は脳卒中としてでる場合もあるそうだ。

治療中、「楽しいことはなんですか?」と突然聞かれて答えに困った。
「楽しいことがたくさんあってわかりません。」
そう答えると「そりゃいい!」といわれた。
おいしいものを食べたり、めっちゃおもしろいドラマを見つけたり、ドラマの脚本に感動したり、水族館へ行ったりみんなでのんでわいわいやったり、まぁ、楽しいことはいっぱいある。

ストレスの原因は正直自分でもよくわからない。
だけど、自分の考え方を少しずつ変えていこうと思ったのもこの病気がきっかけだ。
「楽しいこと」もこの病気になって増えた気がする。
それは多分、「当たり前」にできていたことがある日当たり前にできなくなったからだろう。
まず、表情を作ることが当たり前にできなくなった。飲み物をのむことも当たり前にできなくなった。
パ行がいえなくなった。悲しくても涙が出なくなった。
当たり前にできていたことがある日当たり前にできなくなったとき、その辛さをどうやって人に伝えればいいのかもわからなかった。山へ行こうといわれても、山へ行ってはいけないといわれる。
海外へ行きたいと思っても、今はやめときなさいと言われる。健康なら休みとお金さえあればすぐに出かけられたものが、我慢するようにいわれることばかり。
だけど、それなら別の楽しいこと。今しかできないことをしようと考える。本をたくさん読んだり、映画を観たり、街をブラブラしたり車にのって出かけたり、人とあったり…。
そんなことを続けていると意外と楽しいことがたくさんあった。
デートをしてもご飯を食べるときお行儀よくできるか心配になるけど、大丈夫。ゆっくり丁寧に食べればいいんだ。
楽しむってこういうことだよね。自分で見つけていくことなんだと気付かされる。

そんな話を先生としているうちに、今までブルーになっていたこともだんだん和らいできた。
昨日、あんなに思いつめていたことも溶けてなくなっていく気がする。
先生のお話の通り、コップに半分水が入っていてそれを「もう半分しかない。」と思うのか「まだ半分ある。」と思えるのかで考え方は変わってくる。プラス思考に考えていくことが病気の治療にはとても効果的なのだ。

今、何が一番大事なことか。
それは顔の麻痺を治していくことじゃないか!
3日間、ほとんど布団の中で過ごしたけど、よく考えれば普段から鍼の先生に「ゆっくり体を休めろ」と言われたことが実行できたわけだ。
3日間は明日取り戻す。
取り戻すことができる。

夜、ベットの中で「楽しいこと」について考えた。
家にいて今一番楽しいことは
明日の朝、朝ドラの続きがどうなっていくのか…
そんなワクワクが楽しい。