サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集(14)超人って誰だの巻

2017-02-22 16:00:29 | 日記
ポニョ:ヒスロップさんが現代にも超人と呼ばれる人がいるのですか?と聞かれた時にサイババさんは、ええいますよ。彼らは外見からは見分けが付きません。普通の人々に混じって生活をしています。と言われたけれど、そんな人を見かけたことがないよな。

ヨシオ:少なくともポニョの周りにはいないやろな。

ポニョ:星やんだって結構世俗的な事に執着していたぜよ。でもおいらの周りにいる人の中では、星やんが一番超人に近いかな。

ヨシオ:星やんは人の心の中まで読めるもんな。一緒にいてて、とても快適やったな。ツーカーの仲で。でも本当に面白い奴やったな。神さんの事しか話さないし。でも本当の超人って毎日の義務を果たし、自分の信仰心を出来るだけ表に見せないように生活してるんや。その人がそれほど神さんの事しか思っていないって毎日のように接している家族だって気づかないやろな。でも一旦その信仰心が外に出て来るとその人は気狂いのような振る舞いをするんや。そうなったらもうおしまいや。誰にも手が付けられないやろな。

ポニョ:ブキブキ、不気味人間やな。そういう人とお友達になりたくないな。と言うわけでサイババさんがお待ちかねですよ。みんなでインタビュールームに入って行きましょう。


1981年 12月14日

サイ: この土地(左側に広がる大学の隣)は、今日購入しました。

H : 今日ですって! どこまでですか?

サイ: 全部です。28エーカー〔約11万平米〕あります。費用は1エーカー〔約4千平米〕あたり 10 万ルピー(約 9,000 ドル)ほどです。

H : それは高い。新しいビルが値を吊り上げましたね。

サイ: エーカーあたり30万ルピーを要求する地主もいます。数年前、この土地はエーカーあたり 100 ルピー(約 8 ドル)でした。

H : この新しい土地には、さらに建物が建つのですか?

サイ: そうです。もっと建ちます。実験室、図書館、それと、教師とその家族用の 住居です。

H : 今年は、新しい大学ができたり、インドの学校組織全体で人間的価値を教える教師養成プランが採用されたり、サイがインドをつかみつつあるのがわかり ます。

サイ: インドの霊的指導者たちの中には、嫉妬してる者もいます。

H : しかし、彼らは民衆のための仕事をしていません。それをしているのはスワ
ミだけです。

サイ: サイババは民衆のために一日24時間働いています。インタビューも民衆のための仕事です。一日 24 時間、一年 365 日。休みは一日もありません。

H : しかし、それは人間の限界を超えています。そんなことができるのは神だけです。

サイ: そう。神だけです。私に休日は不要です。私はいつも幸せで、常に至福の中にいます。


1981年 12月30日

ババと車中にて

AC: センターで揉め事を起こしている帰依者をどうしたらいいでしょう?

サイ: アウトです。除名しなさい。

H : アメリカのセンターの規則は、とても厳しいです。

サイ: それでいい。サイの英語は上達しましたか?

H : はい、スワミ。とても上達しました。

サイ: すべては愛。すべては愛です。ロシア人は合理主義者です。何よりも信仰心が重要です。言葉、言葉、言葉。理屈は何もしません。信仰はハートから、ハー トの言語からです。

H : しかし、信仰心は神からの贈り物です。神が意志なさったときにのみ、人は 信仰心を持つことができます。

サイ: そう、神は祝福します。清らかさは助けになります。スワミはバターのよう に柔らかい。そして、ダイヤモンドのように固い。バターは柔らか、ダイヤモンドは固い。小さな自由は許します。あまり多くはいけません。英知の行き着く先は自由です。それが本当の自由です。規則は重要です。スワミは厳しい規則を要求します。多くの外国人は外の村にいます。外では男が女性の隣に座ることができます。煙草を吸うこともできます。アシュラムの中では、スワミはそれらを許しません。

H : アシュラムの規則を書いた小さなパンフレットを皆に配布すべきです。人々は知りません。ラウンド ビルディング〔アシュラム内にある円筒形の宿泊棟〕 にいるドイツ人たちは、あまり〔規則を〕知らないために、大音量でテープレコーダーをかけています。

サイ: 入室手続きをする隣の部屋で、誰かが新しく来た人一人ひとりに規則を説明するようにしなさい。

H : スワミの重要なお言葉の中に、「他人の欠点は無視する」というものがあります。しかし、これはどのように実践すればよいのでしょう? 人と関っていると、欠点を考慮せざるを得ません。欠点が状況を台無しにしてしまうかもし れません。

サイ: その人の内面はそれほどではありません。内面では自分が間違っていること を知っています。もし欠点が表に現れていたら、その人から離れて距離を置き なさい。そうすれば、その人は自分が悪いとわかり、後悔してあなたに近づいて来るでしょう。


1982年 11月

サイ: 大切なのは信仰心です。信仰心は非常に重要なものです。あらゆる思考と行 動の中に神が入っているべきです。家を所有している人がいるとします。その 家に借り手が入り、毎年毎年家賃を払うとします。何年も家賃を払い続けて、 ようやく借り手はその家を所有することになります。

H : なぜそうなるのですか?

サイ: 家の所有者は、「この家は私のものだ」と言うかもしれません。しかし、借り手は、「いや、今やこの家は私のものだ」と返答するでしょう。それが法律です。

H : それがこの場合の法律なのですか?

サイ: そうです。それは主なる神についても同じです。神は「借り主」です。あな
ひとたび たの体と心は「家」です。一度あなたが神を家に連れて来て、家の中に落ち着
かせたなら、時が経てば、神がその家の「所有者」になります。その家はもうあなたのものではありません。今や、その家は神の住まいです。完全に神に「所有」されています。

H : スワミ! 素晴らしいです! それこそが、「主に全託する」という時点まで 来る方法なのですね。ハートとマインドにババを保ち続けることによって、 徐々に、そして、自然に完全な全託になるのですね。

サイ: そう、それはまったく自然に起こります。しかし、誰にでも可能なわけではありません。信愛〔バクティ〕と信仰心が極めて強い必要があります。

H : しかし、始めることは誰にでもできるのではないでしょうか?

サイ: ええ、もちろん、始めることはできます。

H : アメリカのサイ センターでこのことを話してもいいですか?

サイ: 話してよろしい。


1982年 12月2日

ババと車中にて

H : スワミは、人間から先の進化の三つの段階をあげられました。超人 (Superhuman)、普遍者(Cosmic)、絶対者(Absolute)です。超人とはどういう意味ですか?

サイ: 超人は、体と世界に対して完全に無執着でいる段階のことです。この段階では、人類や世界の利益のためになるように何かを語ること、行うことはあるかもしれませんが、超人はもはや人の世界の一部ではなく、人の関心事にも巻き込まれません。

H : そのような人間は今いるのですか?

サイ: ええ、います。

H : それは、私たちが耳にする、ヒマラヤの山の中にいて、姿を消したり驚くべきことをしたりする人たちのことですか?

サイ: 違います。その人たちは、まだ解脱を得ようとしています。しかし、その解脱は一時的なものです。

H : 一時的ですか、スワミ! それは酷い! 解脱を得てそれからまた失うとは!

サイ: 解脱には三種類あります。サマーディ〔三昧〕の一種の中で経験されるもの。それから、霊性修行をしている人が、突然、稲妻の光のように明瞭な真理の ヴィジョンを見るというもの。しかしそのヴィジョンは徐々に消えてゆき、 再び普通の生活に戻ります。完全に全託しなければ、解脱が永続することはで きません。

H : では、ヒマラヤの人たちでないのなら誰が超人なのですか?

サイ: (古代の賢者の名前を5~6人あげて)これらの人々は、完全に人間を超越していて、世俗の生活を超越していましたが、他の人々のために何らかの助言を与えたり、何らかの行為に携わったりすることはありました。

H : しかし、それは昔のことです。今、この時代に超人はいないのですか?

サイ: ええ、います。けれども現代では、外面的には社会に住んでおり、外面からは見破れません。

H : 普遍者の段階とは何ですか?

サイ: 体はなく、心〔マインド〕もない。両方とも消えています。体、感情、心、 知性は、もはや存在しません。愛だけ、霊性だけです。

H : 普遍者の段階では実体、すなわち、個我は存在するのですか?

サイ: いいえ、個我はありません。個我ではなく、霊的な力の流れに似たものです。

H : 絶対者はスワミです。それは理解しています。スワミが「死の時に解脱を与えよう」とおっしゃるとき、それは何を意味しているのですか?

サイ: 生まれるのはおしまい、もう生まれてくることはない、という意味です。

H : しかしスワミ、先ほどおっしゃられた、一時的な解脱というものがありますが、それはその類(たぐい)のものですか?

サイ: いいえ、そんなものではありません。サイは、完全な最終的な解脱を与え ます。

H : 個我の終わりもあり得るのでしょうか?

サイ: あり得ます。

H : 個我は厄介なものです。

サイ: そう、個我は厄介です。