サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集⑺清らかな愛の巻

2017-02-08 16:00:06 | 日記

ポニョ:学生たちが許してくれって何度もしつこい程サイババさんに頼むので、サイババさんは遂にどうして学生たちを無視するか、その理由を明らかにされたぜよ。やっぱり学生たちの心が汚れていたからやったんや。

ヨシオ:サイババさんは常にパーフェクトを求められるから、学生の心の中に一点の曇りでさえ、見るのは辛いんやろな。

ポニョ:サイババさんがまだお若い時の友達も、サイババさんが傷つかれても、どうして傷つかれたかその理由が分からないほど、サイババさんはとても繊細やと言ってたぜよ。という事で今日もこの前の続きからですね。

8 月 12 日

月曜日。雨が降ったため、男子たちは上段のポーチに上がる機会を得た。
それはスワミに許しを請う黄金のチャンスだった。スワミは、お出でになるとすぐに目の前に男子たちが座っているのを見て、口元にとても甘い笑みを浮かべた。スワミは、今日が誕生日の青年たちを祝福された。その後すぐに男子学生全員でスワミに懇願しはじめた。


学生: スワミ! どうか今日こそ私たちをお許しになり、私たちに話かけてください。

スワミ: なぜ君たちを許すのですか? 君たちの側には何も過ちはない。君たちは皆、 こんなにも良い青年たちだ! 見なさい、どれだけ私が幸せかを。こんなに私が幸せなのは全て、君たちが良い青年という贈り物をもらったからなんだ。

青年たちはスワミに、どうか話しかけてください、どうか再び列の中に来て祝福してく ださい、と懇願し続けた。

スワミ: 私はここで君たち皆に話をしている。見なさい。私はダルシャンの列の中にも行くところです。

そう言うと、スワミは壁の近くの一番後ろの列の間に通り道を作って、帰依者たちにダルシャンを与えるためにポーチを去っていかれた。ダルシャンでスワミは誰もインタビューにお呼びにならなかった。 そのため、スワミがポーチに戻って来られた瞬間に、学生たちによる許しを請う懇願がまた始まった。スワミは、それをわずらわしく思っておられるように見えた。


スワミ: なぜ毎回このようなことをするのですか? これは良い習慣ではありません。 君たちは私にそういうことを願い続けてはいけません。

しかし学生たちは、どうか私たちを許してくださいとお願いし続けた。

スワミ: (語気を強めて)なぜ許しを請い続けるのか? 君たちは自分の言葉にまったく価値を置いていないでしょう。いつも「どうか、どうかお願いします」と懇願している。こんなことがあと何回続くのかね? 「許して、許して下さい!」と言っているけれど、いつも同じ言葉だ。――「どうかスワミ、どうかスワミ」 と、なぜ請うのをやめたのかね? さあ! このまま続けなさい。君たちの言葉に価値が無いので、私はその言葉を右から左に聞き流します。さあ! ずっと請い続けなさい。見てあげますよ!

そして、しばらくの間、沈黙が流れた。しかし、数分後に沈黙は破れた。

スワミ: 君達は何が欲しいんだ?

学生: スワミ! 私たちはあなたが欲しいです!

スワミ: (即座に)もちろん私も君たちが欲しいです!

学生: でも、どうか私たちに話しかけて寮に来て祝福してください。

スワミ: 寮? 寮に何があるの? 見なさい、すべてはここにある。君たちもここにいる。 それなのにどうして私が寮に行かねばならないのかね?


8 月 17 日 インタビューの後、学生全員がスワミを囲み、スワミの愛と許しを求めて懇願し、泣いていた。

スワミ: 私は怒っていませんよ。見なさい、私はいつも幸せです。私はヴィシュワーミトラ〔元は王だったが聖仙ヴァシシュタへの嫉妬と敵対意識からヴァシシュタを凌ぐ霊力を得るために激しい苦行を重ねてブラフマリシとなった聖仙。 人類にガーヤトリーマントラをもたらしたことでも知られている。〕ではありません。私はヴィシュワのミトラ、宇宙の友です。

学生たちは、スワミに話しかけてくださいと願い続け、スワミが列の間を歩いて話しかけてくださるよう通り道を作った。

スワミ: 私にこのようなスペースを作ってくれても何の役に立たないでしょう? 君たちが私に触る事が出来るだけです。君たちのハートをよこしなさい。そうすれば、私はただ歩くだけでなく、そのハートの中に住むことができます。それこそが君たちが作らなければならない本当の神との触れ合いの場です。

そう言うと、スワミは学生たちの間を通って短い距離を歩かれた。学生たちは、さらに場所を作った。


スワミ: これで十分だろう! さあ、幸せでいなさい。

スワミは上段のポーチにお戻りになった。学生たちは願い続けたので、ついにスワミは次のようにおっしゃった。

スワミ: 何も入っていない器にだけ、液体を注ぎ入れることができます。それと同じく、君たちの頭とハートに清らかでない考えと感情がない時にだけ、スワミはその中にものを入れることができます。しかし、私はどうすればいい? 君たちは皆、小さな土でできた器の中に海水を入れたがっている! 愚かなことです。君たちはまず、心(マインド)の中の汚れをすべて取り除かなければいけないのです。まるで堅い岩に何度も布を打ち付けて布に染み付いた汚れをすべて取るのと同じように、君たちは自分の心にシュラッダー(信心)という石鹸を付け、それをバクティ(信愛)という水に浸して、ヴァイラーギャ(無執着)という石に何度も打ち付けなければなりません。それが清らかなハー トと心を育む唯一の方法なのです。バクティとは、泣いたり、延々と瞑想やジャパをしたりすることではありません。本当のバクティとは、清らかなハートとハートの結び付きです。君たちはスワミを好きになることを身につけるのではなく、スワミを愛することを身につけなければなりません。好き嫌いというのは、欲望であり、五感がまとう衣服です。愛は、利己的でない清らかなハー トの奥底から生じます。本当のバクティとは、清らかな愛を意味します。体は別々で、それらは二つであってもハートは一つです。それと同じように、もし青年諸君が本当にスワミを愛しているならば、スワミに対して晴れ晴れした気持ちを持つでしょう。そのような青年には、スワミは何でもすることができます。 しかし、私は何が出来るんだい? 君たちは皆、雄の水牛〔愚鈍で頑固ものの喩え〕のようなハート――まったく愛にも何にも反応しないハートを持っています。 それなのに君たちはそういう事をまったく気にかけません。

スワミはとてもたくさんの愛を込めて話すのです。君たちはそれを理解していません。 君たちが理解しないのは構いませんが、困ったことに君たちは間違った理解をしがちです。 私の愛を理解できる者は誰もいません。これは本当です。しかし、なぜ君たちは私の愛を間違って理解するのですか? 君たちは過去の出来事、現在のこと、そして、未来について、全く心配する必要が無い事で自分のハートをいっぱいにする傾向があります。その結果、精神はまったくの混乱状態です。君たちはここにとても長く滞在しています。それが何らかの役に立っていますか? スワミの体はここにいますが、実はとてもたくさんの他の場所に、とてもたくさんの他の人たちと共にいるんですよ。スワミはその喜びをすべての人に与えることができます。
毎日、私は君たちの幸福のことを考えています。副学長、教務主任、そして、会計係とも話すのは、ただ君たちの幸福のことです。私はいつも与えています。私は私の体を、 私の人生を、そして、私自身をも与えることができます。
多くの外国人帰依者は、バンガロールに夜到着しますが、遅い時間にもかかわらず、 すぐにプラシャーンティ ニラヤムに向かいたがります。彼らはプッタパルティが快適でないことは承知しています。それでもスワミのもとに急ぐのです。覚えておきなさい、心(マインド)は馬で、体は馬車です。心は体より前に置かれなければいけません。しかし、 君たちは馬車を前に置いて、馬車の後ろに馬を置いています。君たちはいつも、荷車に色を塗ったり、その色を塗り替えたりしています。そうする代わりに馬に餌を与えなさい。 体の快適さよりもまず心の快適さを手に入れなさい。自分の心の中を安らかにしなさい。 それこそが、君たちが切に求める快適さでなければなりません。
君たちはとてもたくさん勉強し、それを試験ですっかり覚えた事を吐き出して、その後、それらをすっかり忘れてしまいます。頭の中の知識はポラロイドの写真のようなものです。焼増しができません。ハートの中の知識はフィルムのようなものです。何枚でも焼増しをして役に立てることができます。