磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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AERA ’11.11.28

2012年02月07日 | 読書日記など
『AERA ’11.11.28』
   尾木和晴・著/朝日新聞社2011年

特集名 スマホ立国「三つの危機」



「吉田所長「英雄」の違和感 「死ぬだろう」が照らし出す」 下「」引用。

「事故から8カ月を経過するまで、現場責任者の肉声がまったく聞けなかった。実像を覆い隠そうとする体質が、誤った「英雄視」を生んだのではないか。」

日本の会社に勤めたことがあるなら、この所長は英雄だろうなあ。この記者は朝日の原発ムラ活動をどう考えているのか? 一所長に多くの罪を背負わせて、東電や政治家たちが喜ぶ記事を書いたにすぎないのでは? 所長の口封じのための記事なのか?

[吉田所長と被曝労働]

2011-7.31号

[吉田所長と新所長]

2011-12-16

[吉田元所長]

2011-12.18号

2011-12.25号

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「国の除染では効果はない 山内知也・神戸大学大学院教授の怒り」 下「」引用。

「来年1月から本格化する国除染作業。だが、国の方法に異を唱える人たちも少なくない。-略-高線量地域の子どもたちの集団避難を急ぐべきだとも主張する。」

「除染ではなく避難」 下「」引用。

「これに対して山内味は、今のやり方では除染はまったく無意味と国や福島県、福島市を批判し、県内の高線量地域に対しては、とりあえず「除染」ではなく「避難」を呼びかけている。渡利地区などの住民の苦悩は、警戒区域、計画的避難区域、特定避難勧奨地点に指定されてはいないが、それらを凌ぐほどの高線量にあえぐ各地に共通する。山内氏にの訴えに耳を傾けてみる。」

「日本は文明国ではない」 下「」引用。

「いったい、これは何なのか 。信じられない光景です。この現実を見ると日本は文明国ではない。なぜ、住民避難、少なくとも子どもや妊婦への公的措置が緊急に取られないのか。これは無作為の人権蹂躙です。
 具体的に申し上げます。9月14日にも私たちは渡利地区の人たちの要請を受けて、6700世帯が住むその地区に生きました。市立渡利小学校の通学路の側溝の上と住宅前の10カ所で計測したら、地上1センチで4か所が毎時22.6、11.0、10.0、5.5マイクロシーベルト(以下、μSv/hと略)、同じく50センチで5カ所が5.2、3.3、2.94、2.05、2.0μSv/hでした。福島県南相馬市の特定避難勧奨地点では、地上50センチで2.0μSv/h以上だったら子どもと妊婦に避難を促すことになっている。その水準をはるかに超える高線量の場所が福島市では今も児童の通学路です。私たちの放射線実験施設でも、内部の取り決めにより空間線量が1μSv/hを示したら人は退去し、立ち入りできません。それとも比べものにならないようなひどい放射能汚染の中に、子どもたちは放置されている。」

「3割程度しか減らない」 下「」引用。

「さっきの渡利小の通学路の場合、汚染前と除染後の線量を比較した福島市の報告を見ても、各除染地点は平均で除染前の7割程度にしか放射線量は下がっていない。半分にもなっていないのです。地点によっては除染前の1.80μSv/hから逆に1.90μSv/hに上がっていたり、除染前のり4.18μSv/hが除染後も3.92とほとんど変わらなかったりです。莫大な経費をかけても、現状の方法では予算の無駄遣いです。」

「高圧洗浄では取れない」 下「」引用。

「いま汚染のほとんどを占める放射性セシウムもその中にこびり付いていて、高圧洗浄しても取れません。道路のアスファルトと側溝のコンクリートの間のすき間に流れ込んでもいます。側溝の汚泥を取り除いただけでは除染にならない。本当に除染をするなら、家々の瓦を葺き替え、道路のアスファルト、側溝のコンクリートを剥がし、工事をやり直さないといけない。塀がコンクリートなら、その上部も造り替える庭の土なども3~5センチは削り取る。このやり方なら、放射性物質を水で他所(よそ)に移し替えるだけのことにならずに済む。
 しかし、こうした本当の除染を地域全体で完遂しようとしたら、かなりの年数がかかります。その間に、子どもたちを含めて住民を汚染地に止め置き、被爆するままにしておくのですか。同じ福島県内でも、線量の低い会津地方などへの学校集団疎開など、さまざまな対策が打てると思うのですが、なぜ、こんな状態を国、県、市の当局者は放置しておくのか。子どもたちの将来に当局者らはどんな責任がとれるというのでしょうか。」

「「放射能と保活」安全格差」 下「」引用。

「「市場に出回っているものは安全」--。そんな姿勢が変わりつつある。保護者の声が現場を動かしたのだ。子どものために柔軟に対応してくれる保育園はどこか。預けるほうも任せきりではいらない。」

除染の手伝いダメ。下「」引用。

「保護者有志で除染を手伝わせてほしいと園長に申し入れたが、「困ります」。周りの園ではしていないのに、独自に行うと足並みが揃わず迷惑をかけてしまうという理由からだった。しかも親が動けるのは日曜日で、保育士には休日手当が発生する。ぎりぎりの人員、給料で運営する私立園ならではの事情があった。」

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東京地裁の決定でわかった東電のトンデモ主張 セシウムは誰のものか」サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部。下「」引用。

「弁護団は憤る。
「除染について東電への請求権まで認めていながら、除染の実行は『国や自治体」との論理は、全く理解できない。営業休止も従業員や利用者の健康を考えたため。雇用者が労働者の健康を考慮するのは当然」
 これが「判例」になり、除染は自治体の責任となれば、地方財政を圧迫する。他の除染が必要な施設への影響なども考慮し、弁護団は東京高裁に即時抗告したという。-略-
 いまも草は伸び放題で、コースの整備もできない。11月13日に検査機関が芝を検査したところ、1キロあたり23万5千ベクレルのセシウムが検出された。チェルノブイリにあてはめるなら直ちに強制避難の対象となる値だ。-略-」

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