磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊新潮 2012年3月15日

2012年07月02日 | 読書日記など
『週刊新潮 2012年3月15日』
   酒井逸史・編/新潮社2012年

特集名 夜明け前の弔鐘



【モノクロ口絵】「「原発から3キロ」で愛娘を探す父の「夢の中の一年」」 下「」引用。

「この日、父はいつも通り愛娘とひな祭りを祝っていたはずだ。1年前の“あの日”がなければ点。
 3月3日、福島第一原発からわずか3キロ、立入禁止区域の大熊町で熊川で、娘の影を求めて歩く一人の父がいた。木村紀夫さん(46)。3・11の津波で父と妻を失い、次女の汐凪(ゆうな)ちゃん(7=当時)も行方不明のままだ。木村さんは言う。
「大揺れの後、汐凪は父に連れられて家に戻り津波に呑まれたのだと思います。私も津波が来るとは思わず、仕事を続け家に戻ったのは夕方だった。汐凪を守れなかったのは私達の責任です。だから放っておけず、昨年7月、11月、そして今日と一時帰宅が許される度に探しているのですが……」
 警察の捜索でさえままならない、原発20キロ圏内。個人に限界があるのは当然で、この日も9時には二重の防護服で自宅跡に向かったが、
「海岸沿いを探したものの、積雪もあって危なくて仕方がない。殆どまともに捜索できませんでした」
 それでも帰り際には、汐凪ちゃんとの思い出の場所を巡ってみた。
「一緒に行ったビデオショップやテニスコート……。どこからも、汐凪が飛び出してきそうでした」
 圏内を出たのは14時半。木村さんはまたも愛娘に会えなかった。
「2月25日には3人の“葬儀”を行ないました。汐凪の骨壷には、祖母が見つけてくれた髪の毛をリボンで結わって納めたんです。けれどまだ心の整理がつかなくて」
 汐凪のことをいつまでも忘れないでほしい--。そんな願いを込めて、3月11日には、自費で汐凪ちゃんの写真集を出版する。
「この1年は余りにいろいろなことがあった。震災前が夢だったのか、震災後が夢の中なのか……」
 そう語る木村さんはこの日、自宅の跡地にそっとひなあられと花束を供えたという。20キロ圏を管轄する南相馬、双葉署の管内では、汐凪ちゃんを含め、未だ142名の行方がわからないままだ。」

お父さんの気持ちを伝えているのは下(↓)ですね……。

【ニュース】


責任は「原子力ムラ」にあるやもしれませんね……。原発のために、地震の被害の全体を低く見積もったのですから……。

「週刊新潮」さんに読んでもらいたいのは、【福島 大熊町】合同慰霊祭 今月24日。の部分です。 下「」引用。

「高い放射能で娘をさがせず、福島を去る父は防護服を着て、みなの前で追悼の言葉。

「人にとって命がいちばん大切なもののはずなのに、

リスクを犯して裕福な生活を手に入れようとしたり、

他人にリスクを背負わせて、その上であぐらをかいていたり、

さらにはそのリスクに気づかない人もいます。

おかげで、あなたたちを捜すこともできず、

ほったらかしにしておくしかありませんでした。

もう二度と後悔しないよう、

あなたたちが残してくれた家族を守りながら生きていきます。」

恥ずかしくないですか? そんなこともわからないで、報道の一員ですか?
また、新しい汐凪ちゃんをつくる工作活動をしている「週刊新潮」……。

「がんの練習帳」(御用学者といわれる)中川恵一。本末転倒しているとボクは思う……。

「ステーション・ブラックアウト! 原発「全電源喪失」の96時間」

差別?「福島差別を醸し出す絵本「みえないばくだん」作者の人類愛」 下「」引用。

「原発のせいで20年後に障害を持った子がたくさん生まれる--そんなデマを大真面目にら振りまいている絵本がある。『みえないばくだん』(小学館)がそれだ。-略-
 いわき在住の市議で、2人の子供を持つ福嶋あずささんが言う。
「私たちは(身体が)放射能に汚染されているわけではないのです。それでも他県の方から“寄らないで”という態度をとられたり、赤ちゃんを産むことを躊躇したという声もある。そんな時にお母さんたちがこの本のことを知ったら、本当に悲しいと思うんですよね」」

予防原則も知らない議員もいるようだ。新潮のハラスメント記事はすごい。ハラスメントの原則どおりに、“善意”の新潮!
でも、本当は「電力会社がパトロンの週刊新潮! 御用学者が正しい!」という狂ったメディアでしょうね……。
差別する人は、この絵本前からいて、「原子力ムラ」は差別の象徴のようなものですね。その一員の週刊新潮はチェルノブイリなどの経験をいかした書物を罵倒して、自らは正しいと思いたいようだ……。隠蔽したIAEAや、殺人免許といわれICRPの基準をスルーする差別主義者、「週刊新潮」。差別がなけれせば動かない原発を追及もしない。「週刊新潮」に差別などという資格があるのだろうか? このような人たちを罰することができない社会では、原発は廃止されないのではないだろうか? 多くの人を殺すのに手を貸している「週刊新潮」という人がいても、ボクなら否定できない。

脱原発で死ぬと、いんちきな温暖化説をとなえる。原発自体が海水を上げる瞬間湯沸かし器装置のほうが、事実だろう。それが、電気をつくるより多いというのに……。やれやれ週刊新潮さん……。ハラスメントが得意だから、恐いですよ。それで通用してしまう日本社会は恐怖社会ですね。事実を報道してくださいね。事実を報道したら、やはりパトロンが怒りますか? お金がもらえないですか?











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