磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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005イベントD(宇宙船「地球」号)

2006年03月23日 | Ra.
ラヂオアクティヴィティ[Ra.]
第一部ブロック・バスター

一.大海原で語ろう

005イベントD(宇宙船「地球」号)



それで、リーダーの葛西に訊(き)いたら、笑っていた。

「ミステリー・ツアーだとでも、思っておけばいい!」
「ミステリー・ツアー?」

勉は困った。そういうものは苦手なのだ。
どうも、右に行くか左に行くかも決まっていないと、何か気に入らないのだ。

「君が担当になったのだから、ホームページを作成してくれたまえ。
途中までは、私が作成したから、後は勉が頼むよ」
と、リーダーは他の仕事の書類に目を通しながら話した。

「計画も教えてもらえないなんて、やりきれないなー!」
「そんなことは言うなよ」

リーダーは耳がいいなと勉は思った。
単なる独り言だったのに……。

「ああ、俺だ」
勉の顔写真が載っている。
次に、勉が書いた文章が載っている。

「世界は今、とっても危ない状況にある。
大人たちは、いったい、どのように世界が動いているのかも、
誰が動かしているのかもわかっていない。

ただ毎日の自分の生活を守るのに精一杯だ。
それは非難できない。社会は分業で成り立っている。

つまり、豆腐屋さんは豆腐を作って、
その豆腐を売ったお金でお米を買ったりしている。

世の中がどうなっているかを知るのに、
分業されている職業は、言うまでもなく私たちマスコミである。

政治、これは今じゃ、一握りの人たちものだ。
それは日本でのことだ。いや世界でも、そうかもしれない。

日本では、政治というのは、本来は民主主義であり、主権は国民にあるという。

だが、一握りの人たちが、自らの利益の追求や主義主張のための活動をしている。

国民の皆さんはそれでいいのでしょうか。
大人になると、忙しいぞ!
物事を考える暇なんて、ないかもしれないぞ。

君のまわりの大人を見てみるといい。
もし、政治のことを話題にする人がいても、よく聞いていてごらん。
たいてい、テレビのキャスターの話していることを、
オウム返しに言っているだけだったりする。

それが、悪いとは言わない。
だけど、よく考えてほしい。
君の目を君が信じなくってどうするのだと僕は言いたい。

僕はヒロシマ・ナガサキに落とされた原爆について、研究した。
ヒロシマ・ナガサキの人たちが、この資料を残すのに、
どれほど困難な作業だったかということも、
君たちに伝えられると想う。

さまざまなことを考えていると、平和と戦争の違いなんて、
本当はないのかもしれない……。
そんな疑問さえ持ってしまうだろう。」

それほどのテーマを追うのがイベントD、
つまり『宇宙船「地球」号』である。

葛西は遠くから勉の様子をみて微笑んでいた。








閑話休題

戦争というものを考えるとき、
戦争とそうでない時を
わけるのは、もう異常だと思います。
同じ条件で、分析しないといけないと
思います。

戦争で得をする人はいないというのは、
何度も書きますが間違いです。

外部に敵をつくると、集団はまとまるものです。
これをカルトの教団の手口でもあります。

これと同じ手法を使用したのが、
ナチスですね。
それと同じ手法を使う政治家にも気をつけましょう。

中国の方も気をつけてくださいませ。
もちろん、朝鮮の方もです……。
正しい考えには、朝鮮人も中国人もないと、
私は信じています。








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