プロローグ

ラヂオアクティヴィティ［Ra.］ プロローグ あいつらは、目では見えないし、臭いもない。 人間の五感を超越してしまっているのだ。 底知れぬ恐怖だ。 歴史上、あいつらは一瞬に、何十万人もの人を殺した。 しかし、それだけじゃない。 潜んでいて、また人を苦しめ殺す。 そして無残にも物質さえ破壊してしまう。 あいつらは、名づけ親でさえ、その毒牙で襲った恐るべきやつである。 あいつらは、赤い血なんか流れていない無生物である。 それにも関わらず、あいつらは、分裂し、融合し、増殖するのだ。 そして、やつはゾンビよりもよほどタフでもある。 焼いても煮ても死ぬことはない……。 それは、どんな邪悪な霊よりも恐ろしい。 その恐るべき力の前では、人類の生命などガラスのように儚く、もろい存在である。 あいつは、あまりにも危険であり、あいつを知った人々は独裁者などよりも、あいつらを恐怖し、対抗しはじめた……。 ちがう視点から見る人は、あいつらのことを超毒物と呼ぶ人がいる。 しかし、実際は毒薬というよりも、おそろしい怪物！ あいつらの恐怖は、一瞬では終わらない。 そして、あいつらは美食家である。 その毒牙は、若者や、子ども、赤ん坊、胎児など、新鮮で柔軟な肉体を好むのだ。 今もこの地球では、あいつのせいで、何万、いや何百万人が苦しんだり恐怖したりしている。 しかし、あいつらのことをほとんどの人は知らないでいる。 あいつらは、空想の産物ではない。 あいつらは存在する。 この宇宙に、この地球に、あなたの側で、あなたの命を揺るがしている。 あいつらは確かに実在し、あなたの近くにも潜んでいるかもしれない。 いつ、あいつがその凶悪な力を示すか、わからないのだ。 なぜなら、あいつらは、目に見えず、臭いもないのだ。 あいつのことを知っている人たちは、夜も眠れず恐怖の中にいる。 あいつ、あいつらは存在しているのだ！ 早くしなければ、おまえもその毒牙で苦しむはめになるだろう！ そうならないためにも、あいつらを知らなければならない。 知るべきなのだ。さあ、生き残るために、ページをめくりたまえ。 なぜなら、貴方も決して無関係ではいられないのだ。いや、もう関係しているのだ。それは、統計学でも証明されているだろう。 それは……。近くでなくとも、あいつらは風にのり、水にひそみ、空気に漂う。恐ろしい細菌よりも、さらに微小になっても、あいつらは力を示す。食べ物にさえ、あいつらは潜むことができるのだ。その方法でも、何万人もの、いやそれ以上の人を毒牙にかけているに違いないのだ。 智恵ある者は恐怖する。 あいつらからの逃げ道などないのだから……。 閑話休題 ヒロシマは決して、 ノスタルジーだけではなく、 未来の話です。 想像力を必要としない、 偏差値教育。 そこから生まれ出た 官僚たちは、戦前からの 政治を引き継いでいます。 まるで、ロボットのように……。 大手マスコミもまた、 反省のない行動をとっています。 それだけでなく、ご用学者の 悪辣な態度。 この世界はいったいどうなっているのか、 それを教えてくれるのも、 ヒロシマです……。 もちろん、反米ではありません。 ↓１日１回クリックお願いいたします。 ありがとうございます。 Index［Ra.］