磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマ・ナガサキの証言'85夏&秋

2007年12月16日 | 読書日記など
いつものことの象徴のような学者・『重松逸造』の名前を、このような雑誌ではじめて見ました。

チェルノブイリから広島へ

環境汚染この国のかたち


永井隆博士ほどの人を非難される人たちが、このような人たちをどれほど非難されるか見物だと思ったのですが……。



『ヒロシマ・ナガサキの証言'85夏第15号』
   秋月辰一郎、庄野直美(編)/
     広島・長崎の証言の会1985年

--〈香港〉折り鶴に平和の願いをこめて。
グリーン・サム劇場で、佐々木禎子さんの劇があったという。

もくじ

「被爆者の「悲惨」について」文沢隆一
--1945年8月30日、大田洋子が「海底のような光」を朝日新聞に掲載。
大田洋子は、「もしその情景が醜悪だったならば、それは相手方の醜悪さである」と指摘。
文沢は「むしろ、人間が耐えることのできるもっとも気高い忍耐力の限界をみている」と書く。

それを読んだ花山典子さん。下「」引用。

「広島の文沢さんは、「原爆を投下した側に悲惨さはある」と書いた大田洋子の文章を解釈され、苦痛に堪えしのんだ美しさが書いているが、何の罪もない人を殺す、それが悲惨であると思う……。大田洋子の文章は、それは分からない事はない。と、私たちにとって初めて耳にした言葉で、改めて大田洋子の書を読破してみたい衝動にかられた。」

読んでいただきたいと私も思います。

韓国の被爆者はケロイドがひどいので、ハンセン病と間違われたという。

伊藤成彦はこの年の3月から4月に中国へ。
「日本の原爆文学」という講義を約二時間、古都西安でおこなったという。

この間にも着実にすすめられている……。下「」引用。

「五月二十一日の新聞をみて驚いた。韓国のソウルで、全世界から二十五ケ国、九百人の原子力エネルギー開発専門家を集めて、太平洋地域会議(Pacific Nuclear Conference)が開催され、原子力エネルギーの平和利用開発に関する太平洋地域の協力についての討議がなされ、六十にもおよぶ提案が出されたとのニュースである。しかも、地元・韓国から五百人、アメリカから百三十人、日本から九十人、カナダから五十七人、フランスから三十一人等という多人数が参加、西ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリア、中近東、ラテン・アメリカ諸国からも多数の専門家が参加している。」

百番目のサルについて。
「「百番目のヒト」になろう-母と私と子の三代いっしょで…-」(主婦)浜岡和子


百番目のサル 核戦争から人類を救う百番目のサルとは?


「私は、その集会でも紙芝居「ひゃくばんめのサル」を見てもらうつもりです。母親に連れられた、たくさんの子供たちに「百番目のヒトになろうよ!」と呼びかけたいのです。もちろん 女たちにも!」



『ヒロシマ・ナガサキの証言'85秋第16号』
   秋月辰一郎、庄野直美(編)/
     広島・長崎の証言の会1985年

関谷綾子・東京YWCA会長 が、「広島・長崎を考える旅」15年続いていると書かれています。

--浜崎均さん、朝日新聞連載の「原爆と差別」のなかで気になる文記事。

原爆と差別

・なかばスター化した人々。
・よそ者のプロのような平和活動家。
・『私のヒロシマ原爆』もこの著者は書いている。昭和一年生れの広島被爆者。
・「本当に苦しんでいる人は語らないんだ」
・活動しているのは、わずか5%。

下平作江、「本当に苦しんだ人は絶対言えないんだ。下平さんはニセの被爆者だ」と同じ職場の人から云われた……。
広瀬方人、「旧市街の人は本当に被爆したといえぬ部分がある。その意味で、この本を読んで一度被爆する必要があるのではないかと思うんです」

もくじ

--最初に書いた『重松逸造』氏
「「核廃絶へ都市は自らを変革する」秋月辰一郎で紹介。下「」引用。

「 重松逸造氏(放射線影響研究所所長)
 重松氏は長年の調査研究の結果として、遺伝子に及ぼす影響等、医学的・生物学的原爆災害について述べられた。」

これだけですが、非難されていないことに驚きです……。

バーバラ・レイノルズさんと栗原貞子さんがそれぞれ自国の加害責任を鋭く追及。

スコットランドの仏教の僧侶 ケネス・フレミングさん。下「」引用。

「私は原爆記念碑の前で、長崎のキリスト教徒に援助を頼もうと思いました。それはこういうことです。スコットランドの人々は約五百万人ですが、そこに核兵器が集中しています。クリスチャン個人としては多くの人々が平和運動していますが、教会として一致して核兵器に反対するところまでは、行っていません。そこで、私は、スコットランドの教会へ、長崎のキリスト教徒の一九四五年八月九日の経験と平和のアピールを携えて行きたいと思います。」

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「『娘よ、ここが長崎です』をよんで-筒井茅乃著、くもん出版-」高野英次 下「」引用。

「医師としてキリシタンとして、そして人間として、人々を愛し、命の限り実践した永井隆博士の生き方を通して、人としての生きる道を悟らされたようだった。物質文明の奴隷に成り下がってしまったような現代人への警告の書でもある。」

「アメリカへの反核の旅」山口仙二(日本被団協代表委員)などという文章もありました。











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