磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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066 ディナー

2007年06月14日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

三章、ノー・ファイトバック




066 ディナー


「友達をつくれる遊びのほうが、本当はいいものだよなあー」

「でも、カードとか交換したよ」

「それだけの友達なんて、あまり楽しくないよなあー」

「まったくそうだろうなあー。われわれだけじゃなく、つまらない生活しているなあー」

「ところで、さっき言ったことは、忘れるなよ」

「何、何を言われたっけ?」

「仕返しはするな! ってことだよ。力で力を制しても何も残らないんだよ。残るのは悔恨だけだよ。誠実な人間ならそう思うもんだよ」

「残るのは悔恨だけ……」
「おー、ソーリィーが帰ってきた。足音でわかる。ペタペタだもんなあー」

「本当だあー」

「あー、きみ、また来ているの」
「うん」

「お弁当」
ソーリィーは二人に渡す。

「これはコンビニのお弁当なんだけど、賞味期限がすきでいるんだよ」

「だから商品にならないからくれるんだよ」

「廃棄するなら、業者に金を払わないといけないからなあー」

「そんなふうに言うなよ。貰ったから、今夜は空きっ腹で眠れないということはないんだから、感謝するもんだぜ」
熊谷老人はいった。

「そうだなあー。くれない所もあるからなあー」
「きみも食べるかい?」
ソーリィーはきいた。

「いいよ、ぼくは帰ったら、あるから……」
「そうかあー、それなら、おれたち、遠慮せずにディナーにするぞ」

「何がディナーだよ」

笑っているソーリィー。








閑話休題

国民投票のことは、

どうなったのでしょうね?

憲法9条どころでなく、

前文から、平和を重んじている。

そのことも、きちんと知っておいて

いただきたい。

国と理想と憲法 「国際環境平和国家」への道










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