磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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国と理想と憲法 「国際環境平和国家」への道

2007年06月13日 | 読書日記など
『国と理想と憲法
 「国際環境平和国家」への道』
      野村昇平・著/七つの森書館2007年

憲法だけでなく、いろいろなことが書かれてありました。



近年、永世中立国の変化。
1995年、オーストリアとスウェーデンはヨーロッパ連合(EU)に加盟。
2001年、スイスは国連加盟。中立であり続ける……。

国連に加盟しても中立。
しかし、それをうざとく思う国もあることでしょう……。
その名は書かずとも、多くの人は知っておられことでしょう。


憲法9条だけでなく、前文にも平和は書かれています。
平和はこの憲法において、芯のようなものであると思います。
詳細な前文の説明あり。

名誉ある地位といっても、武力によって得る勲章マニアではないことも明確。下「」引用。

「私たちは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠になくそうと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思います。」


隷属をなくそう……、なるほど……。

これも、憲法違反かも……。

「武力は本当に抑止力になるのか」というタイトルがありました。
これにも、限界があるという意見には納得がいきます。

アメリカで結成された「第9条の会」といのがあるそうです。

アメリカのオハイオ大学チャールズ・オーバービー氏
1981年、日本の大学の客員教授。広島へ。
1991年、アメリカで「第9条はすべての国に必要な叡知(えいち)である」として「第9条の会」を結成。

でも、市民の小さな集まりか、大きな組織かなどは書かれてありませんでした。

日本は最大の「仮想水」の輸入国は納得しました。
食料の60%輸入。それらは水が含まれている。
外国で水不足であるということは、輸入している日本の危機でもある。

スウェーデン、1970年代の石油危機のあと、木くずを利用。
今ではエネルギー資源(第一次エネルギー)の約17%をバイオマス。

これこそが一番危険なことですね。下「」引用。

「原発のエネルギー収支に関しては、なぜか不思議なことに、最近はほとんど議論がなされていません。
しかしながら、私たちにとって原発がほんとうに必要であるかどうかを判断する材料として、原発のエネルギー収支の評価は大変重要なものです。」

国策で、なしくずしていく……。
無謀な戦争も同じでしたね……。

著者は原発を止めても電力は不足しないと書かれています。


「国の理想」

「明るく楽しい気持ちで進めよう」と書かれています。

「積極的」平和を求めましょう……。
「構造的暴力」で満ちている日本社会。










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