磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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131 日銀しゃぶしゃぶ!

2008年03月18日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


六、早瀬夫婦




131 日銀しゃぶしゃぶ!


「まったく、あきれたもんだね!」

下品な笑いの小見屋。

テレビを見ているオカネスキーもそれにあわせて、「まったくでありんす!」と怒っている。

小見屋はニタニタ、あるいはヘラヘラ笑っている。

「日銀総裁が決まらないというけど、宏ちゃん、知っているかい?」

「あら、なんでしょう?」

宏の美脚が映し出される。これでも、報道番組である。

「あのね、宏ちゃん。日銀総裁が決まらないことは、日本にはプラスだっていうんだよ。まったく、あきれたもんだね。いない方がいいってサー!」

「あら、そうなんでしょうか?」

「ノーパン・しゃぶしゃぶで接待されていた大蔵省のお役人さまというのは知っているよね」

「あら、男性にそんなことは……」

「まあ、そのウブさが、宏ちゃんの人気だね」

「あら、そんなこと……」

「まあ何ですね、日銀の総裁は日本のために働かない。その一つがバブル崩壊だという噂をする人もいるんですよ」

「本当ですか?」

「本当ぽいですよ」

ボールペンをさわって、ヘラヘラ笑っている小見屋。

「土地の値段が上がる、経済が実質以上の状態になっているとき、金利は上げるってことは、中学校や高校の教科書にも書かれてある金融政策だよね」

「そうだったと思います」

「バブルの時に日銀は、金利を上げなかったんだ。それはアメリカの経済にマイナスだってことでね。日本の日銀総裁はアメリカのために働いていたってことなんだよ。宏ちゃん、わかるかい?」

「ええ、まあ……。学生でもわかることを日銀総裁はしなかったということですね」

「アメリカは、日銀をしゃぶしゃぶしていたってことらしいよ」

ヘラヘラ笑いの小見屋は止まらない。







閑話休題

今は小見屋のような、

ニュースキャスターは

いなくなりましたね。

ある意味、貴重だったという

意見をいう人たちがいますね。

それはそうだとは思います。

いつものことで、日本は改善される

見込みはありませんね……。











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