原民喜全集3 夢の器・原爆小景

『原民喜全集3　夢の器・原爆小景』
　　　原民喜・著/草野心平、他・監修/芳賀書店1969年

死にたいする考え方はやはりこのようなものをもっていては不健康としか思えない。
－－しかし、遠藤周作がかいていたことまで否定する気にもなれない……。



■目　的■
《短篇作品I》
狼狽　　11
動物園　　22
夢の器　　26
夜景　　37
華燭　　50
沈丁花　　61
雲雀病院　　69
夢時計　　80
旅空　　86
面影　　93
淡章　　101
独白　　106
望郷　　117
眩暈　　128
鴬　　128
潮干狩　　131
弟へ　　140
手紙　　144
《短篇作品II》
雑音帳　 　153
ある時刻　　　180
二つの死　　　186
星のわななき　　197
昔の店　　204
翳　　220
曲者　　231
西南北東　　236
《童話》
山に登った毬　　247
気絶人形　　248
うぐひす　　250
二つの頭　　252
誕生日　　254
屋根の上　　256
もぐらとコスモス　　256
《詩》
画集　　263
原爆小景　　266
魔のひととき　　276
かげろふ断章　　276
断章　　288
雑誌きりぬき　　297
詠嘆二章　　302
青葉の頃　　304
《俳句》
杞憂句抄その一　　309
杞憂句抄その二　　313
《断片・書簡》
原爆被災時のノート　　321
書簡　　335
《遺書》
遠藤周作宛　　337
大久保房男宛　　337
佐々木基一氏宛　　337
丸岡明氏宛　　338
　＊　＊　＊
解説1　長田弘　　343
解説2　いいだ・もも　　361
解題　　381
年譜　　396


虹のイメージ。下「」引用。
「それはあなたの短い生涯に輝き放つ最後の虹だったのせうか。その虹はあえなく消え失せたのでせうか。いいえ、今も、どこかに、大きな虹は交錯してをります。その虹をひそかに誰かが仰ぎみるのです。」

「死について」という短文があります。
「マッチ売りの少女」をとりあげています。
－－ボクはこういうのが悔しくて、十代の時に童話をかいています。









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