磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原民喜全集2 原爆以後・美しき死の岸に

2008年10月16日 | 読書日記など
『原民喜全集2 原爆以後・美しき死の岸に』
   原民喜・著/草野心平・監修/芳賀書店1969年

月報に書かれてあることが、印象に残りました。



■目 次■

《原爆以後》
小さな村  11
氷花  29
飢ゑ  47
火の踵  61
災厄の日  74
火の唇  91
鎮魂歌  105
火の子供  142
永遠のみどり  157
《美しき死の岸に》
苦しく美しき夏  177
秋日記  180
冬日記  200
美しき死の岸に  211
死の中の風景  225
画集  238
忘れがたみ  242
小さな庭  256
吾亦紅  263
雲の裂け目  275
夢と人生  285
魔のひととき  296
遥かな旅  311
心願の国  321
《エッセイ》
炬燵随筆  333
睡蓮  335
猿  337
風景・人物  340
愛を大空に  346
女の顔  348
母親について  350
女性の手紙  354
死と愛と孤独  356
胸の疼き  358
アルプスの真昼  360
砂漠の花  362
二つの手紙  364
惨めな文学的環境  374
ガリヴァ旅行記  376
「狂気について」など  379
「冬の旅」と「印度リンゴ」  381
抵抗から生れる作品世界  383
ラーゲルレーヴの魅力  385
「屍の街」  387
悪夢  388
一匹の馬  390
長崎の鐘  392
原爆回想  396
ヒロシマの声  399
五年後  401
平和への意志  403
戦争について  405
死について  407


「原民喜全集第二巻普及版月報」
--「自殺前日のことなど--鈴木重雄」下「」引用。

「 -略-遠藤君については、もし彼がフランスに留学しないで、東京にいてくれたならば、原さんは自殺しなかったのではないかと、しばしば思う程に、彼は原さんに対して、いろいろな意味での刺激を与えていた。
 遠藤君がフランスへ行き、原さんが、丸岡さんの家を離れて、西荻窪に下宿住いをするようになって、原さんは自殺している。」

そういわれる遠藤も辛かったろうなあー。

「菓子」
原民喜の妻は、甘党でたらふく食べさせたかったようだ。
どうして、そんなに食べるか? 糖尿病だと後でわかったという。
戦中のこと、食べさせてあげたくともあげられなかった。
戦後、店にお菓子が並ぶと亡き妻に報告したい気持ちになったという。









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