同潤会青山アパートの跡地に造られていた
<表参道ヒルズ>の工事用フェンスがとられ、
その全貌が明らかになってきましたが、
初めてそれを見てびっくり。
なんと同潤会アパートのままではなですかぁ~!?
▼
というのは嘘で、
敷地の最東端の一部が<同潤館>という名で、
同潤会アパートのをそのまま再現したそうです。
森ビルではこれを再生建物と名付けて、
建築時の資料や住民からの聞き込みを元に、
壁の素材や塗りから、かなり克明に再現したそうです!
左側の部屋が2部屋ぶち抜きになっていたり、
裏面が裏面の造りになっていなかったりと、
気になる所はありますが、
でもこれがあるとないとでは、
同潤会がここにあったっていう記憶の残り方が違うのは事実だと思います。
それにしても、完全な商業施設がここまで建替前の建物に拘った例は、
かつて他にあったでしょうか?
それはともかく、それ以外の部分は下のような感じです。▼
これまたびっくりです!
コンクリート打ちっ放しじゃあありません!
思えば表参道の欅並木の隣に打ちっ放しは重いかもしれませんね。
(歳月を重ねたコンクリと新緑や紅葉はとても合いますが、
表参道にはむかないかもしれません)
ガラスもまた安藤建築には欠かせない素材です。
とはいえ随分とおとなしいデザインかなとも思います。
ちょうど向かい側に建つ、最近改装された日本看護協会の建物や、
ヴィトン、ディオール、アルマーニといった
一連のガラスを多用した建物に完全に溶け込む外見に仕上がっています。
>次の記事 >この特集を最初から読む
■シリーズ:同潤会アパート■
・旧青山アパート #01
・旧青山アパート #02
・旧青山アパート #03
・旧青山アパート #04
・表参道ヒルズ
・ゼルコバテラス
・柴犬と同潤館
・同潤会記憶アパートメント展
<表参道ヒルズ>の工事用フェンスがとられ、
その全貌が明らかになってきましたが、
初めてそれを見てびっくり。
なんと同潤会アパートのままではなですかぁ~!?
▼
というのは嘘で、
敷地の最東端の一部が<同潤館>という名で、
同潤会アパートのをそのまま再現したそうです。
森ビルではこれを再生建物と名付けて、
建築時の資料や住民からの聞き込みを元に、
壁の素材や塗りから、かなり克明に再現したそうです!
左側の部屋が2部屋ぶち抜きになっていたり、
裏面が裏面の造りになっていなかったりと、
気になる所はありますが、
でもこれがあるとないとでは、
同潤会がここにあったっていう記憶の残り方が違うのは事実だと思います。
それにしても、完全な商業施設がここまで建替前の建物に拘った例は、
かつて他にあったでしょうか?
それはともかく、それ以外の部分は下のような感じです。▼
これまたびっくりです!
コンクリート打ちっ放しじゃあありません!
思えば表参道の欅並木の隣に打ちっ放しは重いかもしれませんね。
(歳月を重ねたコンクリと新緑や紅葉はとても合いますが、
表参道にはむかないかもしれません)
ガラスもまた安藤建築には欠かせない素材です。
とはいえ随分とおとなしいデザインかなとも思います。
ちょうど向かい側に建つ、最近改装された日本看護協会の建物や、
ヴィトン、ディオール、アルマーニといった
一連のガラスを多用した建物に完全に溶け込む外見に仕上がっています。
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■シリーズ:同潤会アパート■
・旧青山アパート #01
・旧青山アパート #02
・旧青山アパート #03
・旧青山アパート #04
・表参道ヒルズ
・ゼルコバテラス
・柴犬と同潤館
・同潤会記憶アパートメント展
いい写真撮られていますね!さすが!
ところで、向かいの看護協会黒川記章です。
超大物の建築家が向かい合わせの場所は、
ここだけではないでしょうか?
それでは。
地元住民による表参道ヒルズ完全攻略ブログ管理人
http://blog.goo.ne.jp/bvcinc/
看護協会の設計が黒川紀章とは、
チェックしていませんでした。
ありがとうございます。
それにしても、
黒川紀章しかり、安藤忠雄しかり、
時代の推移を感じます。
表参道のイルミネーションは、地元住民の反対と言うことになっていますが、実はそれは嘘です!私たちは、大賛成でした!おそらく真実は2つあります。
ひとつは、騒がれた地元住民とは、ある○○学会の地元民が騒ぎ立てて、たかだか100人くらいの署名を取って区にやめろと言いました。裁判もしたようです。そして、その人の家は、その後、その民家は建替えて綺麗なガラス張りのテナントビルとして営業しています。区として住民投票をやったら、賛成票の方が多いはずです。反対している人だけの票をただ集めたのですから簡単なことです。電球をつける欅の木がかわいそうだからと言うのが大義名分でした。だったら、日本一の仙台のイルミナーションも×ですよね。本当の欅の気持ちは、きっとみんなに見てもらって、うれしかったと思いますが、、、。欅は、さぞ残念がっているでしょう。
二つ目は、スポンサーが、広告の費用対効果が悪いことを悩んでいたのだと思います。スポンサーは日本○ば○産業です。タ○コのイメージを前面にあまり押し出せずにいました。電灯についている旗には、キャスターイルミネーションとか書いてありましたが、誰も気がつかないでしょう。
その方が、○○学会の方なので、みんな文句を言えなかったのでしょう。
雑学でした。
地元住民による表参道ヒルズ完全攻略ブログ管理人より
欅イルミネーションが無くなったことに関して、
地元ならではの裏の裏話まで聞かせていただき、
大変ありがとうございましたm(_ _)m
なにより地元の人は、多くが賛成だった筈というお話、
泣けてきました。
欅イルミネーションがなくなったのは、
とても寂しかったので・・・
表参道は仕事場から近いので、
なんだかんだよく通ります。
また時々、ヒルズもアップしていきたいと思います。
「粋なはからい」ですよね!
はやく完成して、灯りが灯るのを見てみたいです!
表参道ヒルズ同潤館にて2/11~17に
「同潤会記憶アパートメント」展Vol.5を開催いたします。
もしよろしければ、いらしてくださいね。
TBありがとうございます。
こちらからもTBさせていただきました。
「同潤会記憶アパートメント」展
ぜひぜひ時間を作って行きたいと思います。
ところで、
コメントもいれさせていただきましたが、
コメントが文字化けしていませんか?
なんか特別な入力方法が必要なのですか?
そういえば、先日NHKの@ヒューマンという番組で、表参道ヒルズ
の紹介で、安藤忠雄氏のインタビューと氏自らの解説を見ました。
建築家として駆け出しの頃、ケヤキ並木にすっぽり収まる青山同潤
会アパートのたたずまいに心を打たれ、立て替えに当たって、10棟
のアパートのうち、一棟はそのままの形で残したいと考えたそうで
すが、住民からは、「建築家の傲慢だ!そんなもの要らない!」との
反対意見にあったそうです。
でも諦めずに、せめてアパートを再現した建物を創りたいとのことで対話を続け、同潤会館の再現を実現したそうです。
安藤氏が再現にこだわった理由は、「町の風景は、人々の中にある
心の風景であり、その心の風景をなんとしても残したい」とのことでした。
坂道の記憶を残したい、表参道ヒルズの建物内のスロープ傾斜はす
べて3°、表参道の坂のと同じにしているそうで、形は変えても、き
ちんとDNAを残しているんですね。
青山同潤会アパートへの思い入れは、むしろ安藤氏だったのかもし
れませんね。
同潤館の建設の音頭をとったのは、
安藤氏だったのですね!
そして住民からの反対意見があったのは、
知りませんでした。
住民とは、もともと青山アパートに住んでいて、
表参道ヒルズ完成後、
ゼルコバテラスへ移住する予定の住民ということでしょうか。
先日行った台湾の記事をアップしながら、
街に残る過去の多さに驚いています。
新宿ノーザンウエストのところでも書きましたが、
日本のスクラップ&ビルドは、
過去を一切無視したものに思えてなりません。
過去がないものを作るから、
また時間が経つと無意味なものになって、
全部新しく作り替えたくなるんだと思います。
新しい街並ができた時に、
そこに過去が全くない状態をみると、
自分は、
そんなにも残すものがなにもない、
意味のない時代を生きてきたのかと思えてきます。
そういう意味で、
同潤館は過去と未来をつなぐ初めての試みかと思いましたが、
住民の反対という話を聞いて、
実は過去を全部消し去っているのは、
作り手側ではなく、国民性なのかと思えてきました。