黒沢永紀オフィシャルグログ (旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

★ 黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)へようこそ ★

2020-01-01 00:00:00 | はじめに
著述家、軍艦島伝道師、長崎伝習所塾長、産業廃墟映像制作集団<オープロジェクト>メンバー、黒沢のブログです。
軍艦島はもちろん、炭鉱から産業遺産、廃墟感を感じる場所や事柄、遺跡や遺構、時空旅行、暗渠、
都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角などを徒然にアップしています。
当ブログはリンクフリーです。

★ お す す め 記 事 ★

中ノ島探索記:軍艦島の姉妹的島だった中ノ島。そのベールに包まれた実像を完全紹介。
池島炭鉱跡:“第二の軍艦島”ともいわれる、長崎県にある離島炭鉱跡の詳細リポート。
消滅する街~新宿ノーザンウエスト~:高層ビルの狭間に残る新宿最後の昭和の街なみ。


★ 新     着 ★

        


★ 執筆関連作品 ★
▼カレンダー2016
        

        
▼新宿ノーザンウエスト(4回シリーズ)
       


★ 企画・編集関連作品 ★

        


★ ウェブ関連 ★

    


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『東西名品 昭和モダン建築案内』発売記念写真点

2017-05-20 12:20:46 | 建築・都市景観
『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較

狂騒の20年代建築を、
東京圏と京阪神でテーマ別に17件(合計34件)+α、
コラム調の軽妙洒脱な話と綺麗な写真でまとめた、
『東西名品 昭和モダン建築案内』発売記念写真展を、
郵政博物館@スカイツリータウン・ソラマチで開催中(〜5/31)です。

書内に収録した写真から、選りすぐりの20点を、
A2サイズプリントで展示。
&大丸心斎橋店の原図も展示しています。

5/28(日)12:30〜は、著者、北夙川不可止氏と私の、
トークイベントも予定しています。

スカイツリー見物がてら、お越し下さいませ。

詳しくはこちら>郵政博物館/出版記念写真展掲載ページ
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池島のトークイベント開催

2017-05-20 12:13:10 | ・池島炭鉱
黒沢永紀著の『池島全景 離島の《異空間》』は長崎市の池島にある池島炭鉱跡の全貌を収録したビジュアル書籍。その出版記念トークイベントを紀伊国屋新宿本店で開催

第二の軍艦島といわれる、
軍艦島と同じ長崎市にある炭鉱跡<池島>の全貌をまとめた、
『池島全景 離島の《異空間》』の発売記念トークイベントを、
6/1(木)の19:00から紀伊国屋書店新宿本店(8階イベントスペース)で開催!

ゲストには、地域おこし協力隊として池島に3年間居住し、
『ブラタモリ』の長崎編で池島を案内した小島健一さんを迎えて、
知られざる池島の魅力に迫ります。

■『池島全景 離島の《異空間》』発売記念
“第二の軍艦島”池島ワンダーナイト
黒沢永紀(軍艦島伝道師)×小島健一(見学家)トークセッション■

※予約電話番号は03-3354-0757

詳しくはこちら>goo.gl/Oo3A0C
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池島全島図

2017-05-13 23:52:48 | ・池島炭鉱
長崎の池島炭鉱跡が残る池島の全島地図>
画像はクリックすると拡大

前々回の記事でアップした『池島全景 離島の《異空間》』内に収録した、
池島の島内マップをアップします。

ウェブで検索すると、
島内唯一の宿泊施設である中央会館で配布されている、
池島ウォーキングマップは、
いくつかアップされていますが、
詳細な全島図がみあたりません。
あったとしても、サイズが小さく見にくかったりしています。

そこで、国土地理院の地図と、グーグルの航空写真を参考に、
実際に現地での確認を加味して、
解り易い島内図を作成してみました。

画像のリンク先には横2048dpiのサイズをアップしてあるので、
プリントにも対応できると思います。
島内散策等の際にご利用下さい。

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『東西名品 昭和モダン建築案内』発売中

2017-05-11 09:00:49 | 建築・都市景観
『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較

前回アップした『池島全景 離島の《異空間》』と時間は前後しますが、
今年の1月に『東西名品 昭和モダン建築案内』を上梓しました。

拙ブログ内のカテゴリー建築・都市景観の流れを汲むもので、
その中でも昭和初期、いわゆる20年代と呼ばれる時代に焦点をしぼり、
テーマ別に東京圏と京阪神に現存する建築をそれぞれ1物件ずつ、
各圏から17物件、合計34物件+αを取り上げた書籍。

20年代という時代は大戦間時代ともいわれ、
第一次大戦と第二次大戦の間の、
世情が劇的な変化を遂げた時代。
また、
工業製品が普及し、大衆文化が花開いた時代でもあります。
さらに、日本では関東大震災という未曾有の経験を経て、
国内の建築物が、一気に鉄筋コンクリート化する時代でもあります。

明治以降の西洋建築のコピーの終焉期であると同時に、
戦後のモダン建築の発芽の時代でもある20年代は、
様々なスタイルが交差したまさに建築百花繚乱の時代。

テキストは文化コラムニストで歌人の北夙川不可止氏。
東京圏の一部の物件を私が担当し、
画像は、ほとんどが書籍用の取材での新撮です。

『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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20年代という時代を語る時に、
絶対に外せないキーワードが「アール・デコ」。
1925年にパリで開かれた「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」、
通称「アール・デコ展」に象徴されるデザインの潮流。
そのヨーロッパのアール・デコを最も端的かつ美しく伝えるのが、
旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)です。
アンリ・ラパンのプロデュースのもと、
ラリック、アングラン、シューブといった、
当時最先端の装飾芸術家が一堂に会して創られた館は、
隅から隅まで息をのむ美しさです。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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同じアール・デコでも、
こちらはアメリカンスタイルのアール・デコ
東京の御茶ノ水にある「山の上ホテル」は、
アメリカの建築家ヴォーリズの設計によるもの。
塔屋や正面2階部分の装飾などは、
まさに時代を伝える貴重な建築遺産。
今見てもまったく古さを感じないのは、
ヴォーリズの根底にある、
普遍(不変)的な思想ゆえでしょう。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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ヴォーリズとともに忘れてはならない建築家と言えば、
やはりフランク・ロイド・ライト。
世界三大建築家の一人にも挙げられるライトは、
その普遍性と独自性で、他の追従を許しません。
目白にある自由学園明日館は、
国内に現存する数少ないライトの作品。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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明日館でも多くの部分で設計に参加した遠藤新は、
ライトの遺伝子を受け継ぎながら、
さらに日本の伝統的な建築の融合を押し進めた建築家。
甲子園ホテル(現・武庫川女子大学)の尖塔には、
寺社の塔屋建築が重なります。





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百貨店という店舗形態が国内で始まるのも、やはり20年代です。
日本橋髙島屋の建物は、もともとは百貨店ではなかったものの、
和のテイストをふんだんに取り入れた建築。
大理石の壁面や水飲場といった洋風な造りと、
格天井や釘隠しなどの和風な装飾が見事に融合したデザインで、
百貨店としては国内で初めて、重要文化財に指定されています。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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関東大震災による壊滅的な打撃を教訓に、
大きな震度に耐えうる鉄筋コンクリートの建造物が乱立するのも、
20年代のひとつの特色。
特に小学校は「復興小学校」と呼ばれ、
都内に100校以上建造されました。
その多くは解体されましたが、
銀座のド真ん中にある泰明小学校は今も現役で健在です。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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学校と同様に、復興建築として有名なのが同潤会アパート。
都内の同潤会アパートは全て解体されてしまいましたが、
大阪に、20年代の記憶を伝える現役の鉄筋アパートがあります。
外壁は同潤会と同様の洗い出し仕上げで、裾にはスクラッチタイル。
特に階段入口の装飾は、涙が出るほどの20年代スタイル。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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戦後、国内で盛んに建設された、
モダン建築の原点も20年代。
ドイツのデザイン学校、
バウハウスから生まれたインターナショナルスタイルと呼ばれる、
装飾を極端に排除したグローバルデザインは、
東京の下町、深川にある東京市営深川食堂(現・深川東京モダン館)
で見ることができます。
この記事内で、もっとも“進歩的”な建築物。





『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較
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深川食堂とは逆に、神戸税関のように、
従来の古典的なスタイルで建設された建物も、
数多く残っています。

他にもスパニッシュ・スタイルの前田侯爵鎌倉別邸(現・鎌倉文学館)や、
大正時代末期のモダンアパート、船場ビルディングなど、
20年代の多様さは枚挙に暇がありません。
書内で取り上げたのはそのほんの一部ですが、
ぜひご堪能ください。


◆東西名品 昭和モダン建築案内◆

価 格: 1,800円(税抜)
A5版/160ページ/オールカラー
発売元: 洋泉社
発売日: 2017/01/26
ISBN-10: 4800311349
ISBN-13: 978-4800311344

『東西名品 昭和モダン建築案内』は、北夙川不可止・文、黒沢永紀・写真で贈る、昭和初期(1920年代)の建築を、テーマ別に東京圏と京阪神で徹底比較

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