樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

りくりゅうペア

2022年02月19日 | スポーツ

まずはオリンピックの話。

今一番注目して応援しているのがフィギアスケートペアの三浦璃来/木原龍一組だ。
これまでの日本スケート界においてペア競技は弱点と呼ばれていた。シングルに比べ指導者も少ないし実績も無い。そこに突如として現れたのが彼等だ。練習環境の整ったカナダを拠点にして活動してる二人は2019年夏に結成以来確実に実力を高め、2021年には国際大会で何度か表彰台に立っている。

不思議なんだが、ペア競技を観て初めて応援したいって思える二人なのだ。
確かに高橋大輔がアイスダンスに転向してペア競技に注目が集まったが、それでも自分の中に特に応援したいという感情は起きなかった。アイスダンスという競技の特性なのだろうが、煌びやかな衣装にコテコテの濃い化粧。そして高橋大輔のキャラ。もう油ギッシュな豚骨ラーメンみたいでお腹いっぱいて感じで…(^_^;)

その点三浦木原ペアは清々しい感じ。特に三浦璃来ちゃんは結成当時ポチャッとした感じだったがトレーニングの成果なのか恋したからなのか(笑)締まったプロポーションになってアイスダンサーみたくなった。
フィギア女子を観てて思うのだが、やはり見た目の印象って絶対あって、たとえばロシアの選手なんて手足が長いから演技に華がある。今回5位になった樋口若葉なんて技術的には文句なしの選手なのに点数が伸びない。こんな事言ったら叱られると思うが、女子スケーターは絶対美人でスマートじゃなきゃトップに入れないと思う。三浦璃来はその点でラインを超えたと思う。

そして何より二人の仲の良さ。もう嫉妬するくらい(笑)
リンク内外で見せるイチャつきっぷりは、もうお前ら恋人同士だろ!と思わせるくらいだ。だからこそあんな息の合った演技が出来るんだと思うと…羨ましくて仕方が無い(笑)

話を戻して(笑)

ショートプログラムを終わって8位という成績だった。三浦選手のジャンプミスがあって基礎点が下がったのもあるが、70点ちょいの得点を見るとまぁ順当なところかな。PBが団体戦での74点だから、大舞台での個人戦としてはまずまずといったところだろう。
とはいえトップとは10点差くらいだから流石だ。マスコミはすぐにメダルがどうだとか言い出すが、まだメダルを手にするだけの実力が無いのは本人達もよ~く知ってる。木原選手が5位以内と明かしたけど、彼は現実をよく見てるし頼もしい。

面白かったのは演技後のインタビュー。
三浦璃来ちゃんはホントに解りやすい性格で喜怒哀楽がハッキリしてる。うまく出来なかった事に落胆し涙声(笑) でもその負けず嫌いがここまでやってこれたんだから、これからも解りやすいリアクションを期待して止まない(笑)

さあ、今日は運命のフリー。
パーソナルベストは139点。過去日本人ペアの五輪最高成績は14位。もちろんBESTを出して欲しいけど、五輪という舞台を思いっきり楽しんで欲しい。新型コロナのせいで国際舞台の経験がまだまだ少ない彼等だから、この緊張感を楽しんで欲しい。
五輪は何が起こるか解らない。パシュートで高木奈那が転倒したように考えられないような事が起きても不思議じゃ無い。とにかくケガ無く、そして大胆に今持ってるものを出し切って欲しい。演技後にまぶしいくらいの笑顔を見せて欲しいな。

彼等のゴールはまだそこじゃない。

 

 


久しぶりの日本人F1ドライバー、ガンバレ。

2021年05月09日 | スポーツ

しばらく興味の対象から離れていたモータースポーツのF1だったが、久しぶりに日本人ドライバーが誕生したというので多少なりとも関心を持って追っかけ始めた(笑) とはいうものの、所詮F1なんてものはヨーロッパの自動車産業が生み出した娯楽文化であり、決して世界共通のスポーツでも何でも無い事を思えば冷めた自分もいるのだが、そこにあえて挑戦する20歳の角田裕毅がいるのであれば応援したい気持ちも少なからずある。

今は地上波でF1レースは放送されなくなっている。ボクが興味なくなってたくらいだから、それもしょうがないか。でも代わりにネットで予選決勝の様子はリアルタイムで知ることが出来る(映像は無いけど)ので助かる。プロ野球の一球速報みたいな感じ。ネット配信してくれる人にはホント感謝しかないね。

さて、久しぶりに見るF1はマシンの形状も参加するチームも様変わり。ボクが知る90年代から存在するチームはフェラーリ、マクラーレン、ウイリアムズくらいのもので、現在の勢力図は

メルセデス
    |
レッドブル
    |
フェラーリ・マクラーレン
    |
アルピーヌ・アストンマーチン・アルファタウリ
アルファロメオ・ウイリアムズ
    |
ハース

という事らしい。

角田クンが所属するアルファタウリはHONDAエンジンを搭載してるんでレッドブルと同じようなスピードが出そうなもんだが、シャシーは独自のものだし優れたエンジニアやデザイナーがいない限り速いマシンを作り出すことは不可能。とはいえ、今はより競争が激化するようレギュレーションで縛っているから昔のように3秒も4秒も離れているワケでも無く、1秒以内に10台くらいのマシンがひしめき合う状況ではあるのだが。

アルファタウリのマシンはこれまでの3戦を見る限り戦闘力は周囲の期待ほどでもなく、普通に戦っても予選で12番手くらいのポジションがやっと。角田クンがいきなり表彰台に上がれるようなシーズンにはなれそうもない事が、なんとなく分かってきた。2020年F2王者ミック・シューマッハでさえ弱小チームに入ったばかりに最後尾を走るハメになっている。
ドライバーに力量があってもマシンの性能差があれば良い成績を残せないのがモータースポーツの難しさだ。ましてルーキーはF1マシンの経験値もないまま、全く知らないサーキットを走るというハンディキャップがあるのだからいきなり予選で上位にに食い込むなんて、あるワケ無いのだ。

一昔はエンジンブローやギアボックスが壊れたりとマシンが壊れることもよくあったが、今はそんな事はレース中にはほとんど起きない。雨でも降らない限り番狂わせは起きにくく、せめてチームメイトに予選で勝つとかレースで上位にいなきゃチームからも評価してもらえない。トップドライバー達はそうやって結果を残してきたから今があるのだ。
今回のスペインGPでも角田クンは20台中16番手スタート(笑) 思うような結果が出ないことに苛ついて暴言を吐いてるようだが(^^;) まぁ分からなくも無い。F2時代はポールポジション取ったりしてたワケだからその落差に愕然とするのは容易に想像できる。しかし置かれた環境の中でしっかり成績を残していかないとF1に留まることは出来ない。

とはいえ、せっかく日本人ドライバーが走るんだからサプライズを期待しつつ応援していきたいと思う。幸い彼の場合日本人としてではなく優秀なドライバーとして海外からも注目されている。その期待通りこれまで実績を残してきたワケだから、焦らず今は勉強と思ってやってほしい。結果を期待するのは後半ということで。


なでしこジャパンは再び世界で輝けるか。

2019年06月30日 | スポーツ

女子W杯フランス大会。なでしこジャパンは16強止まりで帰国した。
2011年に優勝した頃に比べると世界の女子サッカーの進化はめざましく、日本が勝てない試合が多くなった。今回もグループステージ突破すら危うい状況だったし、どうにか2位通過したとは言え、この先勝ち続けられるのか不安だったが、あっさりとノックアウトステージ緒戦で敗退となった。

試合後あちこちの寸評を読んで、シロウトなりにこの敗戦を考えてみようと思ったけど、どうしてもこの言葉に尽きるような気がする。

「決定力不足」

だって…得点を多く取った方が勝ちなんだから、どんなにチャンスを多く作ったからといってポイントが与えられるワケでも何でも無い。確かに多くのチャンスを作ってはいるがそこで得点をものに出来ないでいると、ああいう試合展開になっても仕方が無い。
後半あれだけ押せ押せムードで惜しいチャンスをことごとく潰していけば、たった一度のカウンターであたふたした挙げ句PK与えるような試合になっても仕方が無い。負けるために試合をやってるようなものだ。

不思議に思うのは、2011年に比べると各選手達の技術は数段上がっていて、試合を読む力も備わっているはずだ。なのに試合展開は相変わらず遅いビルドアップと狭いピッチでのパス交換。たまに放つシュートは枠を大きくハズしたホームランばかり。

特に解せないのは身長が低いのにセットプレーで無理矢理ゴール前に放り込む単純さ。相手にすればショートプレーで陣形を崩される方が絶対イヤなハズなのに、ビルが建ち並ぶところへわざわざ放り込み、ルーズボールを取られてカウンター喰らうなんて…(泣)

シロウトが見ていて不思議なのは日本がカウンター仕掛けようとしたとき、相手はもうブロックを作り始めている事。いろんな専門家が言ってるように、海外はスピードが速くなっているんだろうか。もしくは日本の選手達の出足が遅いのか。岩淵や横山がドリブルでゴール前に仕掛けるような展開になかなかならない。

一番良いのは相手が攻めあがった時、ルーズボールを長谷川に預けて一気に前線へパス。右サイドの中島が持ち上がってセンタリングで菅沢へ…ってのが理想なんだけど、なかなかそうはならない(笑) 守りから攻撃へのスイッチが遅いような気がするんだけどなァ…。まぁ菅沢も男子の大迫のようなポストプレーが出来る選手じゃないような気もするんだが…。
菅沢が前線に残って彼女にボールを当てると言っても、相手チームは既にマークしてんだからあんまり意味が無いような気もするんだけど。彼女にボールをキープするだけの能力があるか、またそこからの展開力があるのかも疑問…。中島も攻めあがって結構フリーでミドルシュート放つんだけど、この精度の低さは見事なくらい(笑)

とにかく、なでしこのシュート精度の低さよ(泣) これにはホント呆れる。枠内に飛ぶならまだしも、枠を外すようなシュートはお願いだからもう打たないで欲しい。「後はボールに聞いてくれ」みたいなシュートを見ると、本気で得点を奪いにいってるのかと疑いたくなる。

まぁ…いろいろ書いてきたけど、とにかくFW、MFはシュートの練習をしっかりやって下さい。チャンスで得点決められない連中は代表から外すくらいの勢いでやらないと目が覚めないのでは無いか。結果が出せない選手はスタメンから外す。新しい選手をどんどん代表に呼ぶといった競争意識と危機感をもっともっと選手達に持たせないと世界からますます取り残される。

もはやW杯では堅守速攻で無いと得点が入りにくい現状。両サイドに足の速い選手と絶対的なエースを揃えない限り世界で戦えないだろうな。ちんたらボール回して、相手がプレッシャーに来ると慌ててミスを繰り返すようなチームじゃ世界に通用しない。自陣でパスミスとかあり得ないレベル(笑)
ボールを奪った時の迫力が無いようなチームはいくらでもボール持たせてもらえる。ポゼッション率が高ければ試合をコントロールしてると思われたのはなでしこが優勝した頃の話。今は一瞬の隙を突いて得点を奪うのが主流だよ。ダラダラ動き回ってムダな体力を消耗するより、勝つために体力を温存しといて下さい。

とにかくなでしこに一番必要なのは、自分達の特徴を知ること。それはプラスだけじゃ無くマイナスの部分も含めて。試合開始直後から先制点求めて走り回るよりも、相手の攻め手が何処で、相手の弱点は何処なのかをしっかり吟味して、チャンスになったら絶対にモノするという覚悟を持って試合して欲しい。

得点取らなきゃ、負けるのだ。それが現実。


韓国がまたやっちまった(笑)

2019年05月31日 | スポーツ

中国成都で開催されたパンダカップで、タイ、ニュージーランド、中国に勝利して優勝をおさめたU-18韓国代表。授賞式後トロフィーに足をかけたり用を足すそぶりを見せたりとやりたい放題。結果、大会組織委員会からトロフィーを剥奪されるという大失態をやらかしたのだ(笑)

まーホントに、代表選手らしからぬ行為と意識の低さに呆れるしか他ないのだが、
考えてみればそもそも韓国人とはそういうものだ。
今更騒ぐほどのことでは無い。

かつてA代表の選手が日本戦でゴールを決めてサルの物真似パフォーマンスをやったり、「独島は我が領土」と書かれたプラカードを持ってグラウンドを走り回ったりと、数えればキリが無い。
また韓国サポーターも同じで、対戦チームを辱めるような応援をやったりと、韓国人にとってスポーツマンシップなど無いに等しい。あるのは偏狭で屈折した愛国心だけだ。

韓国内では彼等に対する批判が多いそうだが、韓国人の判断基準は周りがどう反応するかだけが問題で、決してスポーツマンシップに照らして批判してるわけではない。

韓国人に正常な判断基準があるなら、日本大使館前に設置された慰安婦像など、とっくの昔に批判されるべきではないか。ウイーン国際法条約違反というのもあるが、その前に常識で考えろよと言いたい。それについては放置しておきながら今回の件ではさも自分達は善人であるかのように少年達を批判する。

韓国には昔から、上の者は下の者に何をやっても構わないというようなベースがあるらしい。長く続いた儒教国家としての影響が階級社会を形成し広く国民に浸透されているのだろう。過激な反日教育に明け暮れ、歪曲した歴史教育を教え込み、人として大切な道徳教育の欠如がこのようなカタチで現れているに違いない。

日本人はこれまで、

「我々がこう考えるんだから韓国もそうだろう」

と考えてきた。

しかし、これまでの彼等の言動を見れば、彼等は全くの別物であって日本人や世界の良識ある人が持つ倫理観など持ってはいない極めて希有な民族なのだ。日本人に接するようにして裏切られたと怒るのは、そもそも筋違いなのだ。
彼等は日本からカネをむしり取るためにどんなウソだって平気でつく民族だ。

もう日本人も目覚めなければいけない。
彼等と理解し合えるようになろうと考えるのは、日本の平和は憲法9条のおかげだと言ってる人と同じだと言うことを、肝に銘じておくべきだ。

と、ボクは思う。

 



Get sports

2019年05月24日 | スポーツ

テレビ朝日の深夜番組に「Getsports」というプログラムがあるのはご存じだろうか。

これは単にスポーツの結果だけを取り上げるのでは無く、ドキュメンタリーとして取り上げているのが最大の特徴だ。しかもメジャースポーツだけに止まらず、マイナーと呼ばれるような競技にも目を向け、その競技の魅力や競技者の内面などを洞察してる。
過剰に脚色してショーアップしたり女性アスリートをアイドルとして取り上げたりせず、純粋にスポーツ愛を感じられるから好感が持てる。
この番組をきっかけに興味を持った競技もたくさん出来たし、スポーツ好きのボクとしてはホントに有り難い番組だ。これをテレビ朝日が作ってるというのもある意味面白いけど(笑)

先日放送で取り上げられたバドミントンもなかなか面白かった。
女子ダブルスのタカマツペアによる金メダルで一躍脚光を浴びたバドミントン。シングルでも男子の桃田選手や女子の山口、奥原選手がランキング上位で大活躍している。そんな中、男子ダブルスやミックスダブルスにはボク自身もそれほど興味は無かった。
でもその競技性や選手達の奮闘ぶりを見て、あらためてこっちにも注目したいと思うようになった。

バドミントンといえば数年前、男子選手の違法賭博問題で当時世界ランク1位だった桃田選手が謹慎処分を受けて世間を騒がせた。当時ボクは、「ランキング1位になったからってチョーシに乗んじゃねーぜ!」と否定的な感情を抱いたモノだ(笑) おそらくこのまま消えていくじゃないかとさえ思っていたが、なんのなんの。そんな逆境にもかかわらず再び這い上がってきた彼は本当に大したモノだ。

いやー、それにしても日本バドミントンはホントに強くなった。今が黄金期といっても過言では無いだろう。もちろんその活躍の陰には先人達の存在があったからに違いないし、韓国から招聘したコーチの指導法によるものもあるだろう。

彼等がますます強くなる姿を、期待を込めて応援していきたいし、彼等を取り上げてくれたGetsportsにも感謝したい。