僕はハッキリ言って民主党が嫌いです。でも政権取った以上は頑張っていただきたいと思っていますが、政府の責任の重さというものを、どれだけ理解しておられるのか非常に危惧せざるを得ません。
オバマ大統領が来日され、アジアの中で一番最初に来てくれたなーんてはしゃいでますが、懸案の普天間基地移設問題で、明らかに日本政府とアメリカの立場が違ってますよね。もう心配どころの話ではありません。昨日話し合ったことを今日はもう反故にしてしまう。こんな政府を誰が信用しますか?
日米の距離、一夜で露呈 普天間問題
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091115AT3S1401X14112009.html
そもそも今の日本政府は、日本の国防をどうするか?という大きな軸が無いように思えます。先般の予算委員会で質問に立った稲田朋美議員の、外国人地方参政権の問題でも同じように国防に無関心・・というか認識の甘さがありましたよね。韓国の地方議会が対馬は韓国領土であるという無茶な決議をした話題を取り上げ、地方参政権を行使して対馬に大量移民されたらどうなるか、という質問をぶつけると亀井大臣が
「少々過敏過ぎるんではないか・・・」
という、とても政府の中の人間が言ってるとは思えない悠長な返答でした。
国防というとても大事な案件に対して、政府の軸がないと思えます。いや、考えが無いといった方が正確かも知れない。普天間の件にしても、沖縄県民の思いばかりを口にしてそれ以上に大事である日本の国防の考えがない。安易な人気取りのために県外移設や国外移設を口にして選挙を有利に戦っただけで、実は具体的に何処に移設するのかというアイディアは持ち合わせてない。長年この問題に取り組んできたというが、何一つ具体的な案は提示できないのが民主党です。
それはどの政策にも言えます。
たとえば地球温暖化についても、勝手に25パーセント削減といってその具体的な政策やビジョンは国民に提示されない。ましてや国内経済界との話し合いも行われずに国際公約を先にやってしまうという、信じられない暴挙です。自民党からその辺突っ込まれても話をはぐらかしたりして明確な答えを出せない。これは結局、なんの根拠もないまま25パーセント削減を打ち出したと思われても仕方がないですよね。
事業仕分けはどうでしょう。
確かに国民の目に見える形で作業やってるからこれは画期的だ!と一部で言われていますが、じゃあ事業仕分けの対象から外れたものはどうなのか、ということです。自分達に都合の悪いものは始めから出していないんじゃないですか? どういう基準で仕分けの選別が行われたのか、その辺は説明がありません。そういう疑念を持たれても仕方がないですよね。僕にはパフォーマンスにしか思えてなりません。だって法的拘束力もないんですよ。たった1時間の審議でバッサリ切り捨てるなんて乱暴すぎますよ。これは最初から出来レースとしか思えませんね。
僕がこのようになんでも疑念を抱くようになるのは、国民の知らないところで「外国人地方参政権付与」法案や「外国人住民基本法」などをこっそり国会に提出しようとするからです。民主党は、いや政府は何でもオープンにすると言っておきながら、都合の悪い部分を隠している。またマスコミも報じない。これで国民が政府を信用されるはずがないでしょう。
民主党はもっとフェアなやりかたをしないと、政権交代する前に日本という国家が壊れてしまうようで怖いです。
それにしても・・・マスコミが外国人地方参政権の問題をこれだけスルーする事に驚きです。それだけ大きな「力」が存在するのでしょうか。マスコミが中立公正な報道を放棄しているって・・・・異常です。