樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

新しい日韓関係への産みの苦しみかも

2019年08月31日 | 社会の出来事

悪化する日韓関係が止まらない。連日ニュースやワイドショーで取り上げられるんだから、国民の関心も高いんだろう。普通に生活している人にとって韓国との外交問題はそれほど影響があるわけでも無いし、ボクだって今この世界から韓国が無くなったとしても、何の影響も無いだろう。それでもこれだけ注目されているのは、さすがに韓国という国がいかにウソつき国家であり日本を貶めているという事実を日本国民全員が知ったからに違いない。

この問題がこれだけ長期化しているのは、ひとえに日本政府が一歩も引かない姿勢を見せていることにある。

これまでの日本であれば、問題をこじらせるのは得策で無いとして、多少のわだかまりがあったとしても一方的に矛を収めてきた。自衛隊機へのレーダー照射事件はまさにそうした対応だった。
証拠映像まで公開して韓国の対応を批判したんだから徹底的にやれば良かったのに、急にトーンダウン。国際世論を動かすことも出来ず、独自の制裁も発動すること無く。結果韓国に無用のデタラメを流されて有耶無耶にされてしまった。正直情けない対応だったと言わざるを得ない。

ところがそんな日本が今回は一歩も引かない。
担当部署が違うからなのかも知れないが、同じ国とは思えないほどの強硬姿勢だ(笑) 実は強硬でも何でも無いのだが、韓国の立場で言えばそう見えるだろう。
今回の輸出管理制度の見直しは国が一方的に決められるモノだから韓国が口出しする問題では無い。そもそも軍事転用されるような機微な物品の管理を甘くしていた韓国側の責任なのであって、日本側が嫌がらせをやっているワケでも何でも無い。

韓国側があれほど騒ぐのは、やはり何か後ろめたい『何か』があるのだろう。
噂されるような北朝鮮への横流しがあったのか、それとも第三国へ渡して外貨を稼いでいたのか。経産省が言う「不適切な事案」が未だに公表されていないのが気になる。

韓国側はこのホワイトリスト外しが徴用工判決への報復措置だと決めつけているのだが、実は日本の徴用工判決に対する「報復措置」はまだ何も始まっていないのが現実だ。韓国が国を挙げて騒いでいるせいで「報復戦争」が始まっているかのように勘違いしてしまうが、日本側が行っているのは、ワッセナーアレンジメントを忠実に行っているに過ぎない。

日本側の対応がどうしても徴用工判決に対する報復だと見えるのは、この「不適切な事案」を公表していないことにあるとボクは思っている。それは韓国のみならず日本でも、そして国際社会でも誤解を生みやすい。政府が徴用工とは関連が無いと言っても無理がある。ホワイトリスト外しが合理的な判断であると言う事を公表すべきだと思うのだが…。

この部分を曖昧にして韓国を混乱させているのは、けっして上策では無いような気がする。それが韓国国民の反日感情に繋がり、政府が望む文在寅政権批判に直接繋がらない大きな要因だ。

徴用工判決に対する外務省の対応も理解に苦しむ。
7月半ばに日韓請求権協定による「第三国による仲裁」を無視した時点で、韓国の国際法違反が確定したワケだが、その後政府は何の対応もしていない。こっちの方がより重大な問題なのに放置している事こそが、大問題である。政府はその後のシナリオは考えているのか、疑問が浮かぶ。今の状況は日韓両国が問題の整理をしないまま感情で突き進んでいるようにしか見えない。両国民は今の対立の出発点が何であったのかも忘れてナショナリズムを振りかざしている。

ただし、日本政府がこれまでの対韓国方針を変更させる絶好の機会であることは間違いない。
これまでの過剰な配慮した関係では無く、普通の関係を構築していく。韓国は伝統的な被害者感情がありリスクの高い国だと言う事を日本企業もこの際再考し、投資先をASEAN諸国に切り替えて半導体産業を国内もしくは別の地域に育成していく。韓国も日本に依存するのでは無く独自の資本主義、西側国家として再構築していく。いつまでも日本にタカり続ける情けない国家からの脱却をする良い機会だろう。

韓国は政府レベルで「ウソ」を平気でつく国だ。
そんな国とまともにハナシが出来るハズも無い。これまでの日韓交流は「まともな韓国人」と付き合うことで成立していた。民間交流はこれからも続けていけば良い。が、国レベルでは毅然として向き合うべきだ。
日本も今回はしっかり対応しているから、この辺で丸く収めて…なんて事は絶対にしないで頂きたい。これからの日韓関係のためにも。


あいちトリエンナーレ

2019年08月03日 | 社会の出来事

愛知県で行われている「表現の不自由 その後」展が炎上している。
とりわけ注目を浴びたのは韓国が国際的プロパガンダに利用している慰安婦像。ボクなんか、時節柄よくまぁ展示したモノだと呆れかえるけど。

もちろんこの展示会は、表現の自由とはなんなのかを一般に問いかけるという趣旨で行われたものだ。
その作品が何故お蔵入りになったのかという経緯も説明されていて、その当時の時代背景や世論の影響を受けて展示が叶わなかったというものを集めているという。
だから展示内容が過激になるのは致し方ない気もする。社会的な反動があるのも充分予測されていたと思うが、それでも強行したのは『表現の自由』が近年縛られているという危機意識のもとでやったとすれば、相応の批判にもある程度抵抗しても良かったのではと思うのだが…。

ただ、それにしても展示物に偏りがあった。
昭和天皇の写真を燃やし足で踏みつけるという映像、反日、沖縄、9条等々…。
いわゆる過激な左派系の展示物ばかりなのだ。表現の自由と言うのであれば、もっと広い意味での展示があってもいい。性的な描写の絵や写真、造形物があってもいいだろう。
もちろん左派が表現するのも基本的に自由ではあるが、自由の意味をはき違えてもらっては困る。

特に『慰安婦像』はハナシが別である。
展示物は一応「平和の少女像」などともっともらしい名前を付けているが、韓国の日本大使館前に設置された慰安婦像となんら変わりは無い。この『すり替え』こそが作者である韓国人の狙いなのだ。つまりこの像は芸術作品でも無ければ平和を意味するモノでも無い。反日プロパガンダそのものでは無いか。

慰安婦像では無い。

と作者はジラをきるだろうが、日本各地に広めようとする狙いがありありと感じられる。またこれを韓国メディアが取り上げ、いかなる難癖をつけてくるか火を見るより明らかだ。これまでも人の良い日本人を騙し、既成事実を積み重ねてくるのが韓国だ。他の国ならいざ知らず、平気で歴史を捏造する韓国と韓国人を信用しては断じてならないのだ。

日本国内で慰安婦像を広めようとするなんざ、いかにも韓国人だ。
日本人として、これだけは断じて許してはならない。関係各位には猛省を促したい。