樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

興味深く見たNHの日韓討論

2010年08月15日 | 社会の出来事

8月14日午後8時から放送されたNHKの日韓討論番組。
ネットでの情報に頼る僕としては、韓国人にあまり良い印象を持っていないのが正直なハナシ。特にスポーツ関連記事でアタマに来ることが多かったので、なおさらです。しかし、今日は日韓の若者達が集まって、生の討論を行うということで、かなり関心を持って拝見しました。ただ、マスコミが意図的に情報操作する場合もあるので、果たしてどんな意図が隠されているか?(笑) という猜疑心も多少はありましたが。


話題は日韓の様々なお国柄の違いや人間性について議題を設定されて、一番ネックになる領土問題は議題から外してあります。ただ歴史問題については意外にも設定されてましたから、これはちょっとおもしろくなるかな~とは思いました。
双方の若者は、相手国になにがしらの接点をもっていたので、いわゆる「ファビョる」ほどの熱さはなく、互いに遠慮しながら、相手の顔色を窺いながらという、と~っても紳士的な討論でした。もちろん見ている人によっては物足りない、胸のつかえがとれないような、中途半端な議論だったとは思いますが、あの限られた時間内では仕方がなかったと思います。


さて、内容ですが・・・・


日韓の若者達が歴史問題について討論した場面があり、なかなか面白かった。韓国側は一方的な謝罪要求をしてきましたが、日本からは近代史を深く勉強してない面がモロに露呈し、感情論に終始してしまいましたね。
その場にいた学校の先生(日本側)も近代史を教えるのは難しいと言ってましたが、確かに僕も、日韓併合から第二次世界大戦集結までの日韓の歴史は詳しく習った記憶がありません。
韓国では歴史教育=反日=愛国をセットで教えてますからね。純粋に歴史を教えられているワケでは無いので、冷静に歴史を振り返る事が出来ないでいるのかも知れません。


ただこの議題に入る前、お互いの日常生活の違いや考え方を述べあい、親近感を持った上での討論だったので、意外なほどスムーズな話し合いでしたね。ウォーミングアップが功を奏したって感じでした(笑)


そんな中、日本の参加者が「日韓併合は植民地化したワケではなかった」と発言しました。するとオブザーバー的に参加していた崔洋一監督が、「君は歴史を語る資格はない!!」とバッサリ(@_@) これには会場も凍り付きました(笑) 反日感情を持つ人の、典型的なパターンですね(笑) 隣にいた京都大学の先生に窘められていました(^^) これは明らかにNHKの人選ミスでしたね。


この討論会、僕は納得でしたね。いきなりキレキレの愛国者たちが激突したら、番組は成立してなかったでしょう(^o^) 日本に免疫のある韓国人を参加させたので、穏やかな番組になりました。僕の知らない韓国の事情も分かりましたし、韓国人の考え方も分かりました。また落ち着いて話せば、話を聞くんだ、という事も分かりました(爆) 韓流ブームのような作られたものではなく、真の日韓交流もあるワケで、その交流の中で少しずつ理解が深まっていきそうな、そんな可能性を感じましたが・・・甘いかな?(^_^;)
僕は正直、戦争の話するんなら、その後の日韓基本条約と、日本の韓国に対する援助なんかも取り上げて欲しいですね。戦争の「事実」を取り上げるなら、戦後の「事実」も取り上げないと。


まー・・・思うんだけど・・・・。


仮に日本が植民地にしたとしても、戦後65年も経って世界の何処に、植民地化してたから謝罪せよと言ってる国があるだろうかと考えると・・・


ねぇ・・・・。


運転免許の更新日お知らせハガキ

2010年08月14日 | 我が家の出来事

この日、運転免許証の更新を知らせるハガキが届きました。



今年が免許証の更新日だということは、実は早くにわかっていました。なぜかってゆーと、この更新ハガキが届くまでは絶対違反や事故を起こすまいと指折り数えて待っていたんですもん(笑)
んで、僕の記憶が正しければ3年間無事故無違反だと確信していたんです。 そうなると、次回頂く免許証の有効期限が5年になるはずなんですね。さらに5年無事故無違反を続けると、念願のゴールド免許証になるんです。だからゴールド免許証ってのは、僕にとってはかなりハードルの高い目標なんです。田舎に住んでて、車の運転を頻繁にやってますと、忙しいときなんかついシートベルトの非着用や運転中の携帯電話使用などやってしまうんです。またそんな時に限ってお巡りさんと出会すんですね~(T_T)


さて、恐る恐るハガキをめくってみると・・・・



じゃーん!見事青の5年に昇格です!!!(^^)!
いや~~嬉しい・・・ほんっとに、う・れ・し・い!!!
しかも更新時に受ける講習も「一般講習」というヤツで、以前の違反者講習ではありません。講習時間も半分の1時間で済みますから、違反してないといろいろと優遇されるんですね~(笑)
ということは、ゴールド免許証になると・・・「優良講習」となり、講習時間も30分で済むようになります。これはえらいな違いですよ。僕の友人なんか違反が結構多くて、長々と講習受けた上に、社会奉仕作業が義務付けられて清掃作業させられたと言ってました。


安全運転してる人にはそれ相応の待遇がされるシステムなんで、交通安全はもちろん、違反しないよう気をつけて運転して下さいね。


ドッジボール大会

2010年08月08日 | 我が家の出来事

8月7日、ウチの娘がYahoo!ジャパンドームで行われたドッジボール大会に参加してきました。
毎年夏休みに行われるこの大会、福岡県の各地区から小学生チームが参加して2日間の日程で行われています。僕も数年前に見学に行ったことがありまして、ドッジボールがスポーツの正式競技として行われていることに、正直驚いたものでした(笑)

応援に行ったカミさんと妹たちの撮った写真でご紹介します。


これが開会式の模様と思われます^^;




ウチは小学校で参加していますが、中にはクラブチームがあったりしてかなり本格的なところもあって、その実力差は歴然。トーナメント方式で行われますが、1勝することすら難しいレベルなんです。僕に言わせれば「場違い」な雰囲気は否めず、行くだけ恥って感じなんですが、学校の方針としていろんな経験をさせることが目的なんでしょう。
さて試合模様です。


3番のビブスがウチの娘です(T_T) この位置に立っている時点で、やられること確定です。相手がボールを持っているときは自陣では横一列になって防御にまわるんですが、なぜか置いてきぼりになってます(^_^;) 敵陣にボールを持った選手の、格好の標的になったであろうことは容易に想像できます。真っ先にボールをぶつけられ、コートを出る娘の心境を思うと・・・・思わず涙が(笑)
でも相手はユニホームまで作っているクラブチーム。夏休み中パパッと練習したくらいで出来る訳ないんで、しょうがないぞ!娘!!(爆)


とまあ最初からこんな調子ですから、想像通り、全敗ですorz。


広いドームでの試合はなかなか味わえない経験にはなりましょうが、帰ってきた娘の反応を見る限り、 あまり楽しかった夏の想い出にはなりそうもありません(^^;)



まあそれにしても人工芝の緑がと~ってもキレイです。うっとおしい夏の暑さからしばし解放された気分だったと、カミさんは語ってます ヽ(´ー`)ノ


原爆の日

2010年08月06日 | 社会の出来事

今年も広島原爆投下の日がやってきましたね。僕ら九州に育つものはほとんど、小学校の修学旅行では長崎へ行き、平和教育の一環として授業を受けてきました。いろんな写真や遺品をみて、原爆の怖さを知ったのはもちろん、これが戦争なんだという事を改めて実感した記憶があります。二度とこんな悲劇が繰り返されないようにしなければいけないし、世界中が平和であって欲しい(難しいことではありますが)とは、誰もが願うところです。


しかしながら・・・


そういった純粋な気持ちとは裏腹に、これを政治利用しようとする人達がいることも事実です。よく「右翼」とか「左翼」とかいう言葉を聞きますが、こと戦争に関する事象になると必ずそういう言葉が飛び交いますね。インターネットでも「ネトウヨ」なんて言葉があるくらいですから。

「日本が独立国として自国を守るためには核が必要だ。」
「日本は非核三原則にのっとって自衛隊も廃止すべきだ。」


とまあ、両極端の意見が分かれ、どちらかの意見に賛同しようものなら、すぐにあいつは右翼だ左翼だと色分けされてしまいます。その果ては、その政治勢力に取り込まれ、利用されてしまいます。直接・間接的に。


しかしながら、本来広島・長崎の平和式典とは何なんでしょうね? もちろんここから世界に平和を訴えるということも大切でしょう。各国要人が来日して声高に核軍縮を語るのも良いでしょう。しかし、この式典はあくまでも地下に眠る多くの犠牲者に対する哀悼の意を表する式典であるべきだと、僕は思います。
会場の周りには、全国からかき集められた運動家達が拡声器を使って喚き散らし、静かな広島の街を政治一色に塗りつぶし、互いの意見をぶつけ合い、いがみ合い、罵りあうような今の現状を、果たして亡くなった方々が望んでいるかどうか・・・。


世界的に注目を集める日だということは分かりますが、周りで騒ぐことは自重してもらいたい。遺族はみんなそう思っているじゃないかな・・・・。


ドクターヘリがやってきた

2010年08月04日 | 我が家の出来事

今日はドクターヘリが我が小さな村へ飛んできました。ドクターヘリを使った救急訓練で、僕も地元消防団の一員として参加しました。
ウチのような山間部では一刻を争うよな大きなケガ・病気ををした場合、病院までの距離が遠いため救命率がどうしても落ちます。救急車で行っても約1時間かかるんですよ、うちの田舎は。そこで活躍が期待されるのがドクターヘリです。
久留米市に救命救急センターがあるんですが、そこから車だと1時間半かかりますが、ヘリだと約20分で来てくれます!


ということで、見学も可能なんで地元の人達も大勢駆けつけました。
そのみんなの見えるところへ、ヘリが飛んできました。



アリのように小さかったヘリがあっという間に目の前に現れました。すっげー速いです。白い機体に赤のラインがキマってます(笑) ドラマ「コードブルー」を見てるような気分です(^^;) 子供たちは大喜び・・というより、大人達の方が興奮してます(笑)



近頃ヘリの墜落事故が報道されているので、なんか不安ですが、ホバリングではないし何もないから大丈夫でしょう。着陸地点は舗装されておらず砂利が敷き詰められたところなんで、ものすごいほこりです(笑)





無事に着陸しました。患者は地元の救急車が既に搬送完了し、待機してます。その後ドクターヘリに患者を乗せて訓練終了となりました。このあと地元消防署・消防団・警察の前で挨拶が行われ、当該地域でのヘリ運用状況の説明を受けました。



ドクターヘリ搭乗員はドラマ『コードブルー』と同じユニホーム。若い奥様方の注目を浴びてました(笑) 中には女性の看護士もいらっしゃって、消防団員の視線を釘付けにしてました (´Д`) 



なかなか普段見ることのないドクターヘリを間近でみましたが、やはりデカいです。おまけに中の装備は当たり前のことですが救急車と全く同じ。最新の医療装備です。時速200km、航続距離は福岡から鹿児島までと言いますから、これ一機で九州全域をほぼカバー出来るわけですね。




これがコクピット内部の様子。



今回驚いたのはその運用状況です。
離島・山間僻地からの要請で飛んだのは全体のたった1パーセントらしいのです。もちろんそれだけ緊急を要する事故や病気が発生してないのかも知れませんが、それ以外にも、まだまだドクターヘリの認知度が低いからなのでしょう。それは救命現場に着いた救命士が、選択肢のひとつとしてのヘリをためらっているのもあるのかもしれません。また、ヘリが安全に着陸出来る場所も必要になってくるため、いろんな関係各所との連携が必要になってきます。
そういった意味で、今回の訓練は非常に有意義なものだったと思いました。ドクターヘリの方からも、遠慮無く要請して頂きたいと言われ、こんな田舎でも守ってくれるんだと、村民全員が心強く思ったことでしょう。
僕は地元の消防団員として、地域住民の生命・身体・財産を守るという崇高な目的があり、それは立場の違いこそあれ、人の命を守る事には変わりないのですから、みんなで協力して地域を守っていかなければ、との思いを強くしたこの一日でした。