8月14日午後8時から放送されたNHKの日韓討論番組。
ネットでの情報に頼る僕としては、韓国人にあまり良い印象を持っていないのが正直なハナシ。特にスポーツ関連記事でアタマに来ることが多かったので、なおさらです。しかし、今日は日韓の若者達が集まって、生の討論を行うということで、かなり関心を持って拝見しました。ただ、マスコミが意図的に情報操作する場合もあるので、果たしてどんな意図が隠されているか?(笑) という猜疑心も多少はありましたが。
話題は日韓の様々なお国柄の違いや人間性について議題を設定されて、一番ネックになる領土問題は議題から外してあります。ただ歴史問題については意外にも設定されてましたから、これはちょっとおもしろくなるかな~とは思いました。
双方の若者は、相手国になにがしらの接点をもっていたので、いわゆる「ファビョる」ほどの熱さはなく、互いに遠慮しながら、相手の顔色を窺いながらという、と~っても紳士的な討論でした。もちろん見ている人によっては物足りない、胸のつかえがとれないような、中途半端な議論だったとは思いますが、あの限られた時間内では仕方がなかったと思います。
さて、内容ですが・・・・
日韓の若者達が歴史問題について討論した場面があり、なかなか面白かった。韓国側は一方的な謝罪要求をしてきましたが、日本からは近代史を深く勉強してない面がモロに露呈し、感情論に終始してしまいましたね。
その場にいた学校の先生(日本側)も近代史を教えるのは難しいと言ってましたが、確かに僕も、日韓併合から第二次世界大戦集結までの日韓の歴史は詳しく習った記憶がありません。
韓国では歴史教育=反日=愛国をセットで教えてますからね。純粋に歴史を教えられているワケでは無いので、冷静に歴史を振り返る事が出来ないでいるのかも知れません。
ただこの議題に入る前、お互いの日常生活の違いや考え方を述べあい、親近感を持った上での討論だったので、意外なほどスムーズな話し合いでしたね。ウォーミングアップが功を奏したって感じでした(笑)
そんな中、日本の参加者が「日韓併合は植民地化したワケではなかった」と発言しました。するとオブザーバー的に参加していた崔洋一監督が、「君は歴史を語る資格はない!!」とバッサリ(@_@) これには会場も凍り付きました(笑) 反日感情を持つ人の、典型的なパターンですね(笑) 隣にいた京都大学の先生に窘められていました(^^) これは明らかにNHKの人選ミスでしたね。
この討論会、僕は納得でしたね。いきなりキレキレの愛国者たちが激突したら、番組は成立してなかったでしょう(^o^) 日本に免疫のある韓国人を参加させたので、穏やかな番組になりました。僕の知らない韓国の事情も分かりましたし、韓国人の考え方も分かりました。また落ち着いて話せば、話を聞くんだ、という事も分かりました(爆) 韓流ブームのような作られたものではなく、真の日韓交流もあるワケで、その交流の中で少しずつ理解が深まっていきそうな、そんな可能性を感じましたが・・・甘いかな?(^_^;)
僕は正直、戦争の話するんなら、その後の日韓基本条約と、日本の韓国に対する援助なんかも取り上げて欲しいですね。戦争の「事実」を取り上げるなら、戦後の「事実」も取り上げないと。
まー・・・思うんだけど・・・・。
仮に日本が植民地にしたとしても、戦後65年も経って世界の何処に、植民地化してたから謝罪せよと言ってる国があるだろうかと考えると・・・
ねぇ・・・・。