日本が韓国に対する輸出管理の見直しを初めて20日になろうかとしているが、状況は全くといっていいほど変わっていない（笑） いろんな枝葉の議論が混じり合ってナニが本質なのか解らなくなっているので、もう一度自分なりに整理してみる。
コトの始まりは7月1日、日本が韓国の輸出に関して不適切な事案が発生していると言う事で、フッ化水素・フッ化ポリイミド・レジストの3品目について厳格に審査して輸出をすると発表した。この3品目は武器転用も出来る安全保障上重要な品目であることから、その管理は国際的にワッセナー・アレンジメントで定義づけされている。
それに対し、韓国側は徴用工判決に対する日本の報復だと決めつけ、ありとあらゆる手段（WTO提訴・アメリカへの仲裁要請しか無いんだけど。あと日本への悪口？）でこれを撤回させようとしているのが現状だ。また韓国の新聞は、日本が自由貿易を破壊し国際社会から批判を受けているというデマを流し、韓国民を洗脳。政府は政府で、文在寅政権への批判的勢力を「親日」と決めつけ、国内引き締めを行っている。
まさに社会主義国家といったところ。
そもそも日本がこういった措置を行った経緯には、長い時間軸があったことを忘れている…というより韓国側が、あえて触れないようにしているところが問題。
輸出管理には日韓双方で協議を行っていくというのが決められているのに、韓国側がここ3年全く協議に応じてこなかったという事実がある。3年だよ、3年。その間、韓国側の資料では156件の不適切な事案が報告されているのだ。だったら輸出管理を厳格にするのは「当たり前」。
日本側は「不適切な事案」について未だ公表していないが、コレではないかという記事が韓国の新聞に掲載されていた。
約3万トンのフッ化水素が日本に輸出されているが、日本側が受け取ったモノは200kgにも満たないという。韓国側は不良品を日本に送ったというが、その数量に大きな「差」があるのだ。この消えたフッ化水素はいったい何処へ行ったのか。
おそらくこれが問題の核心では無いだろうか。
巷ではこの問題をWTOの場で公表するのではといわれているが、ボクはそう思わない。多分最終的には国連の安全保障理事会あたりで公表、議論する気では無いだろうか。
ただし、日本政府は韓国をそこまで一気に追い込むつもりは無く、その前に理解して改善してくれるよう望んでいるのだが…
どーも韓国はそれが解っていないようだ（笑）
韓国があれだけアメリカに泣きついているにもかかわらず静観しているのを見ると、アメリカもその情報は知っているのだろう。アメリカも韓国に散々煮え湯を飲まされてきたんで、今回の事をどう利用しようかと、既に戦略を持っているかも知れない。
そもそも日本政府がG20後に発表したってトコがミソだ。
韓国は嘘つきってのが国際常識になっている今、対北制裁で足並みを乱している韓国にキツいお灸を据えようというのが共通認識では無いか。現に各国政府からは何の批判も出てはいない。一部のマスコミが批判しているに過ぎない。日本政府は今回の事を各国首脳に伝えていた可能性が非常に大きい。
さて、WTOである。
韓国側は国際社会を揺さぶって日本に撤回を迫るつもりだ。
日本としては安全保障上の輸出管理についてはWTOの対象外だし、淡々と説明すれば良い。普通なら門前払いされるのが当然だが、ただ韓国はあること無いことでっち上げるのが得意だし、交際社会は正しいことが通ると思ったら大間違い。油断は禁物だ。万全の対策をして臨んで欲しい。
まぁ世耕大臣がいるから大丈夫だと思うケドね。
日韓基本条約に基づく2国間交渉、第三国を交えての仲裁委員会の設置を立て続けに無視した韓国。日本は条約に基づいて粛々と手順を踏み、韓国が「国際条約を守らない国」という論拠付けを確実なものにした。その間韓国は騒ぐだけで何の打開策も日本側に示していない。ボクも含め多くの日本人がこの無法者に鉄槌を加えたいと思っているが、相変わらず日本政府は静観を続けている。
金融制裁を行使すればあっという間に韓国経済は破綻に向かうだろうというのがネットの声で、おそらく政府もそのカードを使うタイミングを見計らっているに違いない。ただ現状では時期尚早と判断しているのか。
たしかに韓国国内の世論は、文在寅政権に対する批判がまだ醸成されていない。
ここで金融制裁という無慈悲なカードを切ると韓国民の日本に対する反発は大きなものになるだろう。日本政府が目指すゴールは従北左派政権を壊すことであり、韓国を崩壊させる事では無い。
参院選挙が21日投開票される。
日本側の動きはそれからになるだろうが、ホワイト国除外した上で韓国内の様子を見ながら別のカードを切ってくるのではないか。既に日本企業もこっそり撤退してるし、失業者もあふれ出す。そのうち経済指標が悪化してウォンの動きがおかしくなると、勝手に韓国世論の潮目は変わるだろう。
今は青瓦台の反日扇動で沸騰している韓国国民だが、理性的な保守勢力がこの問題の所在が現政権にあるのだという流れになれば、国内の世論の向かう矛先は日本では無く文在寅になるかも知れない。そうなれば日本政府の思う壺だが、果たして。
ネットでは「国交断絶！」と威勢が良いが、もしそうなれば軍事境界線が対馬沖まで降りてくることをキモに命じておかなければいけない。自衛隊と日米安保があるから大丈夫というだろうが、現実はそう甘くない。自衛隊員数は減少、安保関連の法整備もいまだ満足出来るものになっていない。憲法9条の呪縛もある。つまり、断交する前にやっておくべき仕事が日本には残っているのだ。
今の文在寅は「核を持つ人口8，000万人の朝鮮」を作ろうとしている。
日本が標的にすべきは韓国国民では無い。
ここ数日ニュースに触れていなかったので日韓の問題がどう進展しているかと気になって調べてみたが…
ほとんど何も動いてないのね（笑）
とりあえず日韓の課長級での説明会があったくらいで大きな動きは無いみたい。WTOの会議で提訴すると息巻いていたが、それもどうなったか解らないし、国際社会に訴えると言ってたけど上手くいってるようには思えない。アメリカに仲裁してもらおうと目論んだみたいだが、完全にアテが外れたようで。
まー文在寅が簡単に頭を下げてくるとは到底思えないし、根本的な解決に向けて韓国政府が動くとは思ってなかったけど、関係の無い韓国企業に影響が出るのは可哀想な気がするな。でも不適切な事案に絡んでいたのは間違いないし、自業自得だろう。
哀れなのはマスコミに扇動されてる国民だ。
さらに不買運動する文在寅支持の活動家らに騙されて自らも不買運動や日本旅行キャンセル運動に唯々諾々と参加してる（泣） 韓国政府に問題があると思ってす人がいても、それを口にすることで「親日」と言われることを恐れて何も言えない。
それは政治の世界でも同じで、大統領批判をする保守すら、親日売国奴というレッテルを貼られて国民から批判されるので思うような動きが取れない。反対勢力を徹底的に排除する従北左派政権による弾圧が、韓国の政治を硬直化させている。
まー国民が感情的に動いているウチは問題解決には繋がらないだろう。
一番良いのは、国民が反日に向かうのでは無く政府に問題があるという動きになる事だが、労働組合や市民団体の扇動に従っているうちはどうしようもないだろう。国民の感情を刺激し愛国精神を持ち出されたら、パブロフの犬のようによだれダラダラ流すのが韓国国民の性だ。
北の脅威を完全に忘れて、友好国の日本に噛み付く。
まともな人間であればそれが異常であると単純に思うはずなのだが。
全く理解に苦しむ。
