5月7日(火)曇
岡山の街のあちこちでレンゲソウが咲いている。青森では見かけない花だ。レンゲソウは、マメ科ゲンゲ属に分類される越年草。中国原産で、草丈は10~20㎝。花壇の縁取りやプランター、芝生のアクセントなどに利用される。花の色はふつう紅紫色だが、まれに白花 。水田の緑肥や、蜜源植物としても知られる。根っこのところどころにある「根粒」というこぶに「根粒菌」という細菌を住まわせ、根粒菌から養分をもらっている。根粒菌には、空気中の窒素を植物の使える形に変える特別な能力がある。農家は田植えの前、このレンゲソウを農機で土の中に混ぜ込む。やがて腐葉土のように分解されて、土の中の肥料分が多くなる。緑肥に使う植物は、他にもある。レンゲソウと同じマメ科のクローバーなどだ。