豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

岡山駅の群雀

2024-08-24 21:25:35 | 動物

8月24日(土)快晴

岡山での夏の朝の散歩は、地下道を通って駅までの往復。日焼けすることもないし、不意の雨にも安心だ。深浦から戻って初の朝の散歩。朝5時はまだ太陽が昇っていないので薄暗い。外気温は27度で、ひんやりとした空気が肌に気持ち良い。雨の心配がなければ地下道を歩くより、歩道を歩く方が気分が良い。駅前広場まで行くと街路樹に数1000羽のスズメが群がっている。ムラスズメは群雀または村雀と書き春の季語だが、スズメは年中群れる性質がある。ヨシ原、竹やぶ。駅周辺などに群れる。集団の方が餌を探しやすい、天敵から逃れやすいからと言われる。

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素数ゼミ

2024-08-20 19:53:15 | 動物

8月20日(火)曇

素数ゼミとは毎世代正確に17年または13年で成虫になり大量発生する米国のセミ。その間の年にはその地方では全く発生しない。ほぼ毎年どこかでは発生しているものの、全米のどこでも素数ゼミが発生しない年もある。今年は17年と13年の2種の素数ゼミが、同時発生する221年(13x17=221)の当たり年。米国東部では騒々しい夏を送っていることだろう。一方で僕は昨日は3匹、今朝は2匹のエゾゼミの行倒れを発見。この原因も調査する価値があるのだろう。

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台風一過のキアゲハ

2024-08-13 13:26:30 | 動物

8月13日(火)雨のち曇

台風5号は昨夜9時過ぎに牡鹿半島付近に上陸。東北地方を北西に進み、今朝6時頃には男鹿半島付近から日本海に抜けた。僕は午前3時に目を覚ましたが、屋外に風はなく、小雨が降っていた。5時に目を覚まし、7時に起床。外は小雨が降ったり止んだりしていたが、午後には晴れ間ものぞいた。義母の家庭菜園の縁取りに植えた草花の周囲をキアゲハが2−3匹飛び回っていた。

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アブラゼミ(油蝉)

2024-08-12 12:23:27 | 動物

8月12日(月)曇

北東北を横断する予報の台風5号がノロノロと太平洋岸に接近中。いつものように午前5時に起床し散歩。普段なら国道の歩道にはエゾゼミが1−2匹行倒れているのに、今朝はアブラゼミが這いつくばっていた。僕が小学生の頃には、青森県にはアブラゼミが1番多かった。2番がヒグラシ、3番がニイニイゼミ、4番がツクツクボウシ、5番がエゾゼミだった。70年を経た現在では、アブラゼミとニイニイゼミの鳴き声を殆ど聞かなくなった。この2−3日は、台風接近のせいか、蝉の鳴き声をあまり聞かない。その代わりにコウロギがうら悲しい鳴き声を響かせている。

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エゾゼミ

2024-08-10 07:00:25 | 動物

8月10日(土)晴

深浦での僕の散歩道は、国道から海岸線に抜ける片道1.5km。以前はねぶたが終わると急に秋めいたものだが、近年は季節のめぐりが狂ってきた。8月になってやっとエゾゼミとニイニイゼミが鳴き出した。数年前から、昔は青森県にはいなかったミンミンゼミの鳴き声も交じるようになった。2030年代には東北も亜熱帯に変わるのだろうか?国道の歩道には飛ぶことを諦めたエゾゼミが灼熱死を待っている。飛翔能力の低いエゾゼミは森にしか飛べない。木のない環境に迷い込むと死が待っている。瀕死のエゾゼミを田の稲穂に乗せてやったが、彼らは高い木から滑空しないと飛び立てない。大きな体に立派な模様の王者の風格さえ漂わせているのに。

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エゾシカとキタキツネ

2024-08-02 22:19:55 | 動物

8月1日(木)曇

昨日の午後JR石勝線でトマムに向かう途中でジーゼル車が急ブレーキをかけて立ち往生。車内放送でエゾシカとの接触事故があったと告げられた。付近の駅からも鉄道員が駆けつけて安全点検の結果20分後に運転再開。トマム駅からは専用バスで5分後にリゾートに到着。その5分間にキタキツネがバスの直前を横断したが、事なきを得た。夕食はリゾートのBBQハウスでジンギスカンを注文。牛肉、豚肉とともにエゾシカの肉も出された。味は良かったが、まさかジーゼル車の轢死体じゃないだろうね。

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岡山駅のネズミ

2024-07-25 15:16:49 | 動物

7月25日(木)薄曇

朝5時、エレベーターホールで、踏みつけられて瀕死のゴキブリを目撃。日本のゴキブリは4種。小さい方から、チャバネ(12-15㎜)、クロ(27-33㎜)、ヤマト(25-35mm)、ワモン(30‐45㎜)。温暖化のためか近年熱帯種のワモンゴキブリが都市のビルで急増中。宅配の段ボールに紛れ込んで侵入したワモンらしい。5時半、散歩から戻ろうとした時に、駅前でドブネズミを目撃。田舎のネズミ(野ネズミ)は主に草の根などを主食とし、体は小さい。対して都会のネズミ(ドブネズミ=イエネズミ)は雑食性で体長20cmもある。ネズミの天敵は、猫の他にイタチや、フクロウ、タカなどの猛禽類など。 青森県のリンゴ園では、ネズミの食害を防ぐためにフクロウの巣箱を設置している。

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アライグマ

2024-07-24 23:41:07 | 動物

7月24日(水)晴時々曇

息子夫婦が昨年、勝浦の山奥に古民家を買い求めて改造中。かなり広い土地に隣接。息子は阿蘇山のふもとで肉牛の肥育の仕事に従事したこともあり、近い将来は自営農家になるつもりらしい。僕も青森県下北半島で漁業(ホタテ養殖)と農業(酪農)経営の経験があり、生き物を飼う苦労は知っている。しかし畑作を目指しているようだから、好きなことやれば良い。古民家の見物をしてから青森に向かい、ユミの故郷の深浦町で避暑生活を送る予定。息子の古民家は屋根裏部屋を養蚕に使用していた形跡があり、ネズミやハクビシンやアライグマが住み付いていたという楽しそうな家だ。

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アオスジアゲハ

2024-07-15 10:54:17 | 動物

7月15日(月)曇時々雨

アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウの一種。都市周辺でもよく見られ、公園、街路樹、照葉樹林などに生息する。幼虫の食事がクスノキ・タブノキなど街路樹に多用される木に卵を生むために、街の中でもこれらの木のまわりでよく見かける。田園地帯よりも 都市で普通に見られるので、外国人は驚く。本州・四国・九州・沖縄まで分布。体長 (終齢)40mm前後。 発生時期 5-10月。岡山でも西川緑道公園でほぼ確実に見られる。

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ツユムシ

2024-07-02 09:23:16 | 動物

7月2日(火)雨

僕の家は高層アパートの26階で、地上80mにある。これまでテラスで目撃した昆虫は、1か月ほど前に大群でやって来たカメムシだけ。今朝は雨天にもかかわらずツユムシを発見。ツユムシは、沖縄本島以外のほぼ日本全土に分布。草原性で、明るい草原に普通に見られる。全長29-38㎜前後。全身鮮やかな緑。頭は小さく、顎もとても細くて短く、一見すると三角形を呈し肉食性と思われがちだが完全な草食性。翅を震わせて鳴くが、人間の耳が聞くことのできる限界に近い。非常に高い声(20kHz)なので、高音域が苦手な熟年者だと聴き取れない。

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ハグロトンボ

2024-06-29 20:31:10 | 動物

6月29日(土)晴

早朝の散歩中に大通りの植え込みの中から真っ黒いイトトンボが飛び出した。体調は50㎜前後で、日本中の湖沼・河川で確認されている。僕は豪州や米国でも目撃した。 幼虫(ヤゴ)は水中で浮かし、 幼虫、成虫ともに肉食性で、他の昆虫類や小動物を補食する。かつては日本中の街中で普通に見られたが、 生息環境の減少により、 個体数が減っている。 東京では絶滅危惧I類、青森では絶滅危惧II類に指定されている。

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ムクドリの大群

2024-06-25 22:22:12 | 動物

6月25日(火)曇時々小雨

写真は昨年11月17日の日没前に、JR岡山駅のカフェの窓から見た光景。十和田ではカラス、スズメ、ムクドリの大群は珍しくなかったが、岡山で野鳥の大群を観たのは、このとき1度だけ。ムクドリが群れを作る理由は天敵から身を守るため。春から秋までムクドリは山林などで個体で暮らしているが、初冬に群れを形成して街に移動して来る。問題なのは「群れを成してムクドリが一斉に鳴きだす騒音とねぐらの糞害。ケアンズでは虹色インコとオオコウモリ(哺乳類)の大群による騒音と糞害がひどかった。

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ツバメの巣

2024-06-24 21:59:43 | 動物

6月24日(月)晴

朝の散歩道の途上にある床屋の軒下にツバメが巣をつくり、3‐4羽の雛がかえった。ツバメの両親は早朝から餌運びに多忙を極めている。豪州ツバメは日本のツバメより少し大きく、赤い襟巻をまいている。日本のツバメは白い風呂敷包みを背負っている。岡山は市街地も緑地と用水路が多いので、昆虫食のツバメには食糧確保の苦労は少ないだろう。その割には野鳥が少ないように感じる。カラス、スズメ、トビは毎日見かけるが、他には用水路のサギが時々目につくくらいだ。

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コノハズク

2024-06-06 21:25:05 | 動物

6月6日(木)曇

宝福寺でコノハズクと鶯の鳴声を聞いたが、どちらも姿は見えなかった。コノハズクは全長20cm。日本では北海道、本州の山地の大木のある森林で繁殖する。繁殖期には夜中から夜明けにかけて「ブッ ポー ソー(仏法僧)」と鳴く。日本でいちばん小さいフクロウの仲間。僕が小学校5年生の時に、同級生が家に飛び込んできた幼いコノハズクを学校に持ってきた。担任の津島昭三教諭は、クラスで飼うことを決定。彼は晩年に日本野鳥の会青森支部長を務めた。僕は小学校3年生のころから自宅で数種類のアリを飼って観察していた。夏休みの自由研究で僕は、サムライアリのが集団で他種のアリの巣から蛹を拉致して奴隷として駆使するとの論文を書いた。しかし津島教諭は「アリの冒険」という小説に書き直させ、それが作文コンクールで入賞した。僕は大いに不満だった。

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カブトガニ

2024-05-12 21:36:51 | 動物

5月12日(日)曇時々雨

ドーム状の体に剣のような尾を持つ全長50~80㎝の節足動物。かつては瀬戸内海に多く生息していたが、食用に不適で、図体が大きく漁では網を破るなど嫌われた。しかしカブトガニは古生代の仲間の風貌を色濃く残した「生きた化石」であり、学術的な面から貴重であるとして天然記念物の指定を受けた場所もある。近年]では環境汚染や埋め立てによって各地で絶滅の危機に瀕している。東南アジアでは卵を持つメスが食用の対象となっている。一部の種は、フグ毒と同じテトロドトキシンを持ち、食中毒や死亡事故も頻発している。

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