12月31日(水)快晴
華僑の鉱山長者たちが築いたイポーの街並みは清潔で整然たるたたずまいだ。主要道路にはグリーンベルトがあり、歩道は広く、街路樹が栽植されている。住民の運転は穏やか、丁寧で、道を譲り合う。公的建造物は敷地も広く、豪華で上品な装飾が施されている。イポー鉄道駅は現役の歴史的建造物。周囲が広々としているので、東京駅もシドニー駅も、美しさでは及ばない。イポーとKL間の電車は、約2時間。僕たちは高速道路を車で3時間だった。
12月31日(水)快晴
華僑の鉱山長者たちが築いたイポーの街並みは清潔で整然たるたたずまいだ。主要道路にはグリーンベルトがあり、歩道は広く、街路樹が栽植されている。住民の運転は穏やか、丁寧で、道を譲り合う。公的建造物は敷地も広く、豪華で上品な装飾が施されている。イポー鉄道駅は現役の歴史的建造物。周囲が広々としているので、東京駅もシドニー駅も、美しさでは及ばない。イポーとKL間の電車は、約2時間。僕たちは高速道路を車で3時間だった。
12月30日(火)曇後晴
KLとペナンの中間にあるイポーは人口71万人。マレーシア第3の街。錫鉱山で財を成した華僑が築いた美しい街。中国の桂林を彷彿させるような石灰石の奇岩があちこちに聳え立つ。鍾乳洞にまつられた寺院が市内各所にある。僕たちが泊まるホテルも奇岩に囲まれている。湖の周辺には猿や鳥が多い。市街地からは距離があるが、夜にはカエルや虫の鳴き声が聞こえ、プールも大きくて気分が良い。
12月29日(月)曇時々雨
マレーシアの人種構成は、60%がマレー系、30%が中華系、10%がインド系。政府はマレー人優遇政策をとっていて、大学や公務員はマレー人優先枠がある。中華系は経済の実権を握っているというが、法人税の60%は国策石油会社のペトロナスが納めている。貧富の差が激しく、ペトロナス社員は月給が200万円もあるのに、一般人は6万円だとか。インド系は貧しい。しかし国民はあくせく金のために働かない。この床屋の「楽が一番の髪型」って何だ?散髪は10分で300円だった
12月28日(日)曇
レンタカーでペナン島に移動。マラッカ海峡に浮かぶ南北24キロメートル、東西15キロメートルの島で、マレー半島とは13.5㎞のペナン・ブリッジで結ばれる。人口は165万人で、マレーシア第2の都市。ちなみに1位のKLは衛星都市を含めて730万人。東西貿易の十字路のマラッカ海峡にあり、古くから交易船の寄港地として栄え、東洋の真珠と言われる。だけど渋滞がひどいし、海もきれいじゃない。
12月27日(土)曇時々雨
レンタカーで高速を飛ばして、KLの北150kmの高原リゾートへ。ここは標高が1500mを超えるため年間を通じて気温が20℃前後と涼しい。英国植民地時代から丘陵を利用した茶葉生産が盛んだ。近年は高原野菜などの生産も活発に行われ、海外移住者や年金生活者の長期滞在も増加。ホテルやコンドミニアムが次々と建てられている。
12月26日(金)
産油国マレーシアは隣国のシンガポールと競い合って経済発展を遂げて来た。発展の象徴が、かつては世界一の高さを誇ったペトロナス・ツインタワーとKLタワーだ。人口増も経済発展のもう1つの要因。KLの街には若者と子供が目立つ。現在3500万人の人口を2020年までに6000万人に引き上げるのが目標。2020年には100階建てのビル建設の予定もある。石油価格の急落により、どちらも実現しそうにない。
12月25日(木)曇時々雨
電車に乗るためには改札口前の券売機で電磁式のトークンを購入。プラスチック製でおもちゃみたいだ。向かい側に座ったブルカ姿の女性3人はスマホに興じている。公務員のモスリム女性は黒づくめで忍者のようだが、私服の女性たちはカラフルなおしゃれを楽しんでいるようだ。電車は数路線あるが接続が悪いので利用し難い。産油国でタクシー代が安いので、複数人の移動だと電車よりタクシーが便利だ。
12月24日(水)曇り時々雨
肌にまとわりつくような湿った空気と魚醤の香り。3日で慣れるだろう。街に溢れる騒音、看板、地から湧いて出たような人の群れ。これに慣れるのは難しい。食べ物屋がやたらに多い。マレーシアの60%は回教徒のマレー人。30%が中華系で、10%がインド系。だけど繁華街やショッピングモールには派手な電飾が並び、クリスマス・ソングが流れる。
12月23日(火)曇り時々雨
マレーシアは遠い。ケアンズから3時間でダーウィン。ここで待ち時間が8時間。キンドルでマレーシア関係の本を4冊読んだ。ピースボートに乗って100日間毎日3冊の本を読んでいた頃を思い出す。ダーウィン空港には不思議な雰囲気がある。日中より深夜のほうが活気がある。ここからクアラルンプールまでさらに5時間。ユミがサンタの形のチョコレートを買ってきた。