ラベンダー湾

４月３０日（金）快晴　　　ラベンダー湾

シドニーには100以上の湾と200以上の岬があり、ルナパークはラベンダー湾に面しています。200艘ほどのヨットが浮かび、その向こうにはハーバーブリッジとシティーの摩天楼。名前の由来となったラベンダーはちらほら咲いているだけ。今の時期は極楽鳥花が目立ちます。豪州はシドニーに限らず、国中美しいビーチに恵まれていて、国民の多くが極楽と感じているようです。日本人は果たして幸福なのでしょうか？下記のサイトも是非ご覧ください。

ルナパーク

４月２９日（木）快晴　　ルナパーク

事故以来長年休業していたノースシドニーのルナパーク。廃業の噂もありましたが、市民の強い要望で今月リニューアル・オープン。絶叫マシンもない昔懐かしい小さな遊園地。レート・ナイト・デートの隠れた名所で、ミニ・チボリといった感じ。入園は無料。1600円で30の遊戯が可能。チボリ公園は、本場コペンハーゲンと倉敷も行きました。なぜ岡山に桃太郎じゃなくてチボリなんでしょうか？3本の本四架橋も政治家の玩具か、危険な遊具という印象でしたが。

コアラの駆除

４月２８日（水）晴　　　コアラの駆除

豪州では毎年５００万頭のカンガルーが駆除されています。ところで、南オーストラリア州のカンガルー島ではこの５年間でコアラが５０００頭から３３０００頭に激増。コアラは成長が早いためユーカリの木が消滅してしまいます。専門家グループは２００００頭を淘汰すべきだとの勧告書を作成。しかし旅行者からの激しい反発で、旅行産業が大打撃を受けることは必至。当局は従来の不妊治療や集団移動で数を減らそうとしていますが、効果は疑問視されています。

アパルトヘイト

４月２７日（火）快晴　　　　アパルトヘイト　　　　

オイスターバーで食事をしていたら、すぐ横でアボリジニのダンスが始まりました。一頃豪州では白豪主義と原住民絶滅政策がとられていました。かろうじて絶滅を免れたアボリジニの多くは貧困生活を送っています。彼らは所有欲や戦争などの西洋文明を好まず、集団で砂漠に居住しています。シドニーにはアボリジニのスラム街があり、先月そこで暴動が起きました。差別はまだ存在します。本日南アではアパルトヘイト廃止１０周年の記念式典が行われています。

ベトナム料理

4月26日（月）快晴　　　ベトナム料理

ベトナム料理の命は香り。ゴイコムドビエンは海鮮サラダをパイナップルの器に盛り付け。1200円。春巻き400円。お茶は無料ですが風味が良い。極東の国はほとんど箸の国。日本と違って箸は縦に置かれます。箸は副食用で、ご飯やスープはスプーンで食べます。だから皿やお椀を持ち上げたり、食器に口をつけるのはご法度。ラーメンのようなスープヌードルはスプーンと箸。丼を持って音を出して啜るのは最悪！東南アジア人も中国人も韓国人も眉をしかめます。

戦争は賭博

4月25日（日）快晴　　　　　戦争は賭博

本日は国民の休日、アンザックデー。よその国を悪く言いたくはありませんが、日本の建国記念日か、軍国記念日のようなもの。退役軍人や自称愛国者たちが勲章をつけて、忠魂碑の前で慰霊祭の後パレードをします。僕の趣味ではないので日本の客人とマンリー・ビーチへ。港のバーでは大勢の人がHeads or Tailsという賭けに熱中していました。コインの表が出るか、裏が出るかという単純な賭け。賭博性が強いのでアンザックデー以外は法律で禁止されています。

ポート・スティーブンス

4月24日（土）快晴　　　ポート・スティーブンス

日本からの来客を案内して、毎度お馴染みのポート・スティーブンスへ。ワイナリーでテイスティング、コアラの森、クジラ・イルカ・ウオッチング、４ＷＤでの大砂丘ドライブとワンパターンのコースです。クジラは時期外れで駄目でしたが、イルカは沢山見ました。砂丘では恒例のサンド・サーフィンの後、サーフ・ドライブ。砂浜ではピピと呼ばれる蛤に似た貝がいくらでも採れます。持ち帰りは禁止なので、近日中にチャイナタウンのピピ料理にも案内する予定です。

コーヒー自動販売機

4月23日（金）快晴　　　　　コーヒー自動販売機

豪州では電車の切符や駐車券の自動販売機はありますが、タバコや飲物や食品の自動販売機は見かけません。僕の通う英語学校のロビーには5台のＰＣがあり、無料でインターネットが利用できます。その後ろには自動給水・給湯器と電子レンジ。昼食の弁当の過熱ができ、無料のインスタント・コーヒーが飲めました。しかし先週から玩具のような自動販売機が設置されています。韓国と中国の生徒が多いのに、1杯1ドルのコーヒーは全く売れていないようです。

マイホームは水物

4月22日（木）快晴　　　　マイホームは水物

豪州には水々しい景色がないと言ってきましたが、少し訂正が必要。昨日から寝室で水漏れが始まりました。数ヶ月前にも水漏れで、絨毯を取り替えたばかり。とりあえず家具屋で折り畳みベッドとシーツを購入して、書斎に寝場所を確保。僕の机はL字型。サイドデスクがやはり折り畳み式で縮小可能。新築アパートを購入したのに！開発業者、ビル管理会社、保険会社との交渉がまた始まります。面倒くさいけど、マイホーム購入ってこんなもんですからね。

枯山水

4月21日（水）快晴　　　枯山水

コシオスコには葉や茎が銀色に輝くアルペン・デージーという高山植物も群生しています。しかし日本の景色を見慣れた僕には、名花もアルミ・デージーみたいな金属製のように見え、乾燥した大地は眼球結膜まで干上がる感じがします。湿原の保護は、尾瀬沼では木道ですが、ここでは金属製の格子。雨水や日光をさえぎらず、環境にも良さそう。格子の表面に凹凸があり、滑らないのでとても歩きやすい。鉄がいくらでも採れる国ならではの設備でしょうけど。

湿原は立ち入り禁止じゃない？：そんな立て札はないし、湿原に座って休んでいる人もいました。とにかく広大なので立ち入り禁止にする意味はなさそうです

晴遊雨読

4月20日（火）快晴　　　晴遊雨読

居間にはジャックと豆の木の小鉢、テラスには9個の大きな鉢。目下僕が管理する地面はこれがすべて。コンピューター制御の灌漑装置付きですが、時々飛んでくるミツスイの鳥インフルエンザ・ウイルスにやられたのか不調。週に2度ホースで散水します。植木の根元にパセリとコリアンダーも栽培しています。先月マンゴの種も植えたので、来年からは野菜や果物を買う立場から、出荷する立場に変わるかもしれません。しかし連日の秋晴れ。読書の暇もありません。

中秋ー週末ー松かさーカササギ

4月19日（月）快晴　　中秋ー週末ー松かさーカササギ

イースター休暇も終り。毎日秋晴れで気温は24－29℃。週末郊外の国立公園に行くと長さが20cmもある松かさが落ちていました。写真を撮ろうとするとカメラ目線のカササギが割り込んできます。姿かたちは日本のカラスそっくり。営巣期には人を襲うので、子供たちが怖がります。ミツスイもやって来ました。豪州はミツスイの仲間が多く、約70種。メジロの仲間と言われていますが、このミツスイはカラス大で、目の後ろが黄色。鳴き声がとてもきれいなヒョウキン者。

晴遊雨読：12歳から毎年100冊以上の読書をしています。今年はピースボートに乗る予定はないので晴れた日ばかりだと困るんです。3ヶ月の航海で100冊の本と100本の映画を見れます。はやらない街医者稼業だと週5冊・・・つまり年間250冊の読書が可能です。下北でも十和田でも広い芝生の庭と家庭菜園のある兼業農家でしたが、ビザの関係で豪州では農業は不可。

ブッシュ・ファイアー

4月18日（日）快晴　　　ブッシュ・ファイアー

各地で見かけるブッシュ・ファイアの森。焼け焦げた樹から新芽が出ています。枝が燃え落ちて日差しが地面まで届きます。活力を失ったユーカリの森はこうして再生されます。写真右は乾燥地帯のユーカリ。日本庭園の枯山水？ハイドパークのナゴヤ・ガーデンより上出来です。あちらのブッシュはイラク増兵を発表。愚かな指導者を持った国民は哀れです。たとえば相手がクリントンなら「あんたは馬鹿だ！」と言えますが、ブッシュや小泉は本物だからそうは言えない。

NGOという言葉がなかった頃：40年前ベトナム戦争に反対する僕は貨物船を購入し、解放戦線に食料を送り続けました。時の日本政府は米軍物資の輸送を担当して米国の顔色を伺っていました。僕は警察に何度も逮捕され投獄はされるし、大学からは脅迫されるし、友人から親切な忠告は受けるし、親からは勘当されました。汚い戦争は米国の敗北に終わりましたが、日本の皆さんは知らん顔。反省や学習ということを知らないんですかね？「寄らば大樹の陰」が日本人の一番好きな言葉。森全体が活力を失って、滅びつつあることに気づいていないんでしょうね。　

コシオスコのスキー場

4月17日（土）快晴　　コシオスコのスキー場

日本ではそろそろ春スキーシーズン。コシオスコは、リフト数は65基、最長滑走距離は約6km、滑走可能面積は1725ヘクタールと超ビッグ。混雑は無縁だし、日本人はいないし、リゾート地とリフトが直結。だけど年をとると寒いのは厭。僕の家の押入れには2組のスキーとゴルフセットが3年前に日通で梱包されたまま。日本人ゴルファーはマナーが悪いから同類と思われるのも厭だしね。サーフボードやダイビング3点セットや登山用品などは結構活躍しているのにね。

ダウンヒル

4月16日（金）快晴　　ダウンヒル

好きな事をやって怪我をしても自己責任。戦争中在米・在豪邦人の収容所送り、イラクの邦人誘拐は侵略戦争参加の政府の責任。NGOは戦争反対勢力だから非国民かな？堀江健一青年が太平洋をヨットで単独横断した時に日本の反応は「何て馬鹿なことをするんだ！」。しかし外国で絶賛されて態度を豹変。写真はコシオスコのスキー場でのダウンヒル。骨折や怪我は珍しくありません。乗馬もサーフィンも怪我は多いし、時には死亡事故もあります。

平和憲法ダウンヒル：スイスやスエーデンの非同盟政策は自国の経済的・文化的繁栄を生み、誇り高い国民を作りました。諸外国では日本国憲法の気高い理念の不戦条項は高く評価されています。米国の顔色を伺い莫大な戦費を負担し、石油欲しさに自衛隊を派遣。追従・保身・たかり・物欲・・・日本の評価は急低下。こんな世界観や政治感覚でいいのでしょうか？