1月31日（木）快晴
米俳優レオナルド・ディカプリオ（38）が、俳優活動をしばらく休止する考えを発表。「２年間で３本の映画に出て、くたくたに疲れ切った」と、かねて力を入れている環境保護活動に専念するという。働き中毒の日本では俳優も作家も休む暇がない。充電や準備の期間がないまま映画や小説を粗製乱造するので、作品は完成度が極めて低い。
1月30日（水）快晴
最も偉大な米国大統領と評価されるリンカーンは「黒人奴隷解放の父」とも呼ばれる。米国初の共和党の大統領で、奴隷制の拡張に反対し、南北戦争で北軍を勝利に導いた。反面インディアン徹底排除の姿勢を崩さず、民族浄化のための大量虐殺を指揮した。彼の直系の子孫は絶えているが、母方のハンクス家の末裔がトム・ハンクスだ。
1月29日（火）快晴
酒飲みの不肖の息子だったジョージは大統領の器ではないのに、父の名声だけで世界一の権力者となった。小帝王に導かれた米国は惨憺たる8年間を送った。大量破壊兵器と対テロ戦争の妄想からイラクとアフガンでの戦争を開始。捕虜への水責め拷問を許可をするなど常軌を逸した小帝王は、軍事費の増大で米国の財政を破綻に導いた。
1月28日（月）晴後雨
「史記」によると紀元前3世紀、強大な権力を手に入れた始皇帝は死を恐れ、徐福に蓬莱の国に行き不老不死の薬を持ち帰るように命じた。徐福は始皇帝の怒りを恐れて日本に亡命。侍医たちは遂に不老不死の薬「辰砂（しんしゃ）」を作りだした。水銀を原料とした丸薬で、それを飲んだ始皇帝は猛毒で死亡。始皇帝の亡霊が日本を漂って税金を食い物にしている。
1月27日（日）曇
麻生太郎副総理兼財務相は社会保障制度改革国民会議で、年間10兆円規模の高齢者医療費や月に1千万円以上かかる終末医療費が財政を圧迫していることに言及。「さっさと死ねるようにしてもらうなど色々と考えないと解決しない」と持論を展開し、批判を浴びて発言を撤回。しかしネット掲示板などでは「正論だ」と擁護する声も多い。
1月26日（土）曇
豪州の建国記念日。1788年のこの日にアーサー・フィリップ船長が英国からの囚人を連れてシドニーに初めて上陸。そのために各地の式典は水際で行われることが多い。豪州開拓の第1歩の記念日。長らく国家意識の高揚のための日とされてきたが、近年では先住民・アボリジニとの和解を促す行事も多く行われるようになった。
1月25日（金）曇時々雨
中国訪問中の鳩山元首相の発言「尖閣に関する領土問題が存在する」を防衛相が「国賊」と非難。領土問題は日本一国の主張によって確定するのではない。相手国があり、また世界各国がどのような対応を取るかによって決まる。軍事力で解決するのは現実的ではない。南京大虐殺や従軍慰安婦は幻だなどという主張も世界では通用しない。
1月24日（木）曇時々雨
フィリピン沖の世界遺産トゥバタハ岩礁海洋公園内で、公園側の警告を無視してサンゴ礁のある海域に進入した米海軍の掃海艦が座礁。先週から身動きが取れなくなっている。豪州でも2010年、規定の航路を離れて近道をしようとした6万5000トンの中国石炭運搬船がGBRで座礁。サンゴ礁に幅250ｍ、長さ3キロにわたる傷を与え、回復に数十年を要する。
1月23日（水）雨
トリニティー・ビーチの丘の陰にクック・ベイという小さな入り江がある。車の通れる道路はなく、デング熱を媒介する蚊が多いので、釣り人もあまり訪れない無人のビーチだ。手つかずの自然が残され、波が静かでイルカの睡眠場所になっている。昨年来このビーチがリゾート開発されるという情報があり、住民が反対運動を続けている。
1月22日（火）雨
ベジタリアンが必ず持っているジューサー。だけど野菜も果物も、堅いものから軟らかいもの、繊維の多いものから少ないものなど様々だ。だから本格的ベジタリアンともなるとジューサーの5つや6つは持っている。ユミも常時使用する6種類のジューサーをキッチンに出しっ放しにしている。左下の傾いたビンはアルファルファ培養器だ。
1月21日（月）曇時々雨
ヤモリは「家守」と書いて縁起の良い動物だとか、蚊や蛾を食べる有益動物だとも言われる。しかし家には侵入してきて欲しくないので、網戸は常に閉めるように心掛けている。ヤモリはトカゲ（戸陰）の仲間だが、戸陰の命名者ははヤモリとトカゲの区別がつかなかったようだ。そんなことより、蚊や蛾を防ぐにはヤモリより網戸の方が有益だ。
1月20日（日）晴
海辺だからか、我家に蛾が迷い込んで来ることはほとんどない。朝の散歩道でも毛虫はまず見ない。昨日雨の晴れ間に散歩に行こうとしたら塀に巨大蛾が止まっていた。世界最大の蛾のヘラクレス・オオヤママユのオスだ。オスには長い尾があるが、メスにはない。メジャーで計測したら縦も横も21ｃｍとあまり大きくはない。それでも日本の蛾より相当大きい。
1月19日（土）雨
政府の地震調査委員会の全国の活断層の再評価第１弾となる九州地域の結果が判明。Ｍ７以上の大地震を起こす可能性がある活断層は従来の８か所から倍増。活断層の長さと地震の規模は関連しているとされ、同委員会は地表に現れたずれの長さが20㎞（Ｍ７程度）以上の全国110か所を主要活断層帯として評価の対象にしてきた。第2弾の関東地域も順次発表される。
1月18日（金）快晴
昨夜7時25分、ＴＶのスポーツ・ニュースが始まる直前、テラスに出て驚いた。夕暮れの空を埋め尽くすほどのオオコウモリの大群が南から北に移動して行く。餌を求めて低空飛行するのではなく、かなりの上空をわき目も振らずに北へ向かう。大移動は7時30分まで続いた。動物の生態は多様だから天災の前触れとは思わないが、何故だろう？
1月17日（木）快晴
今年初の沖止め船は毎度おなじみの、P&O社の1991年建造のパシフィック・ドーン号。全長245ｍ、全幅36ｍ、70,285トン。乗客1,590人に対し乗員676人だからかなり大衆的なクルーズ船。ケアンズは昨年末の皆既日食以来観光客が増え始めて、長かった不況を脱しつつあるという希望的観測。だけどシティーには依然として空き店舗が目立つ。
