6月30日（火）曇時々雨
フリーマーケットの青物屋台に並ぶのは地元の野菜と果物。毎週シティーの青物市場に通っているのに、この籠の4種の果物は名前が分からない。1時間後にやっと右上はロリニア、またの名はワイルド・シュガー・アップルと思いだした。ずっと前に一度挑戦したが甘過ぎて、以来敬遠していた。他の3種は名前不詳。気持ち悪い物や見知らぬ物は可能な限り避ける。信用できる人から強く勧められたら、用心しながら挑戦するというのが僕の基本的な態度だ。
6月29日（月）快晴
「フリー・マーケット」とは、誰もが自由に屋台を出せる「自由市場」ではなく、「ノミの市」。週末にはあちこちでフリー・マーケットが開催される。ここの屋台には種子の装身具が並ぶ。熱帯の木のほとんどは花が咲き、実が付く。アボリジニは硬くて美しい種子を装身具に利用して来た。軽くて優しく輝く。説明板いわく「デザイナーによる腕輪。1個20ドル（1900円）。この地域の自然の種子が素材。豪州の極北クイーンズランド産」。ネックレスやイヤリングもある。
6月28日（日）快晴
民間の有識者会議「日本創成会議」は、団塊の世代のすべてが75歳以上の後期高齢者になる2025年には、全国で約43万人が必要な介護を受けられない「介護難民」になるという試算を発表。特に東京圏の東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県だけでその3割に上り、需要は現在より45％増えるとのこと。最も有効な対策として、高齢者の地方移住などを提言。候補地は医療・介護に余力のある26道府県の41地域。高齢者の移住には若者に就職の機会を与え地方消滅をを防ぐという意味もあるというが…。
6月27日（土）快晴
最新のクオリティ調査によると、日本車メーカーの凋落、韓国車ブランドの飛躍が目覚ましい。乗用車クオリティ調査は新車購入者を対象とし、100台当たりの故障・クレーム件数を元にまとめている。結果をみると、1位は前年に続きポルシェが王者の座を堅持。2位は起亜自動車（前年は6位）。ヒュンダイも4位を維持。一方日本車はトヨタが9位に転落(前年は5位)。ホンダは14位(前年は8位)、日産は20位（前年は19位）、スバルは30位（前年は27位）と惨憺たる有様だ。
6月26日（金）快晴
6月19日にフランスで進水した、ロイヤル・カリビアン社所属の世界最大の客船。全長362ｍ、全幅66m、22万7000トン。16階建て、客室数2747室で、最大収容人数は乗客6360人、乗員2100人。パナマ運河の拡幅工事は今年中に終わるが、それでも全幅49ｍ以上の船は通過できない。従ってこの船は地球1周は不能。カリブ海専用の観光船になるのだろう。ちなみに世界一の巨大船は、ノルウェー船籍の原油タンカーのノック・ネヴィス号。載貨重量56万4763トン。全長458.45m。全幅68.8m。
6月25日（木）快晴
豪紙オーストラリアンの最新の意識調査で「中国は軍事的脅威ではなく経済パートナー」と考えている人が約8割。「中国は今後20年以内に豪州を脅かす」と答えた人は前年より9ポイント減の39％。また多くの人が米中が軍事衝突する可能性は低いと認識。「もし日中が軍事的に衝突したらどちらを支持すべきか？」との問いに対しては84％が「豪州は中立的立場を取るべき」と答えた。日本に悪感情を持つOZは多いし、豪州が日本のために中国と戦うことはあり得ない。
6月24日（水）曇時々雨
長年の戦争で米国経済は疲弊している。シェール石油の採掘成功で、米国は今やサウジアラビアを抜いて世界一の産油国。米国主導で始めた中東の戦争から手を引きたい。自衛隊の「ホルムズ海峡の掃海」は大いに結構。中東の石油に頼る日本を中心に頑張ってもらいたい。米国経済にとって中国は大切なパートナー。尖閣列島で局地戦が始まっても、米国はあくまで仲裁役。直接事を構えるのは得策ではない。「南シナ海の監視」も自衛隊が先頭に立ってやってもらいたいのだ。
6月23日（火）曇
TVニュースによると、家のすぐ近くにある動物園でコアラの赤ちゃんが誕生したらしい。ここには10組ほどのコアラがいるが、今年はこれまで3頭が生まれたとのこと。コアラはクマの仲間ではなく、カンガルーと同じ有袋類。コアラの育児嚢はカンガルーとは向きが逆で、後ろ向き。新生児は体長2cm、体重0.5g。体毛は生えておらず、体色はピンク色。育児嚢で6-7ヶ月間育てられる。大人のコアラは体長70cmで、体重は8‐15㎏になる。
6月22日（月）快晴
先進国の多くがGMOの輸入制限しているが、日本はGMO輸入量が世界一。現在日本国内で販売・流通が認められている作物は大豆、じゃがいも、菜種、とうもろこし、綿、てんさい、アルファルファ、パパイヤの8種類。GMOの最大手は米モンサント社。同社はロックフェラー財閥が支配し、米政府と強く癒着。米国ではGMO表示は禁じられている。GMOに発癌性があるという研究発表も米国の圧力で握り潰される。TPP交渉で、豪州、ニュージーランドはGMO表示を強く要求している。
6月21日（日）曇
マーガリンやショートニングなどの加工油脂に含まれ、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクを高める。米食品医薬品局は3年後から食品への添加を禁止すると発表。先進国ではとっくに禁止されているのに、いかにも企業寄り。一方日本では平均摂取量が世界保健機関の基準値よりも少ないという理由で規制の動きはない。食品行政が大甘の日本の加工食品は添加物だらけ。表示し切れない程入っているので全表示の義務もない。添加物だけではなく、放射能汚染食品も日本人は気にしない。すごい。
6月20日（土）晴
ミス日本がハーフというだけで、日本のメディアはほとんど無視。時代錯誤は劣等感の裏返しなのか?日本に住む外国人は全人口の1％で、そのほとんどが中韓人。大半の日本人は、日本人とだけ交流して一生を終わる。島国という地理的要因は英国も同じだが、異質なものを排除する国民性。極度に周囲と同化し、批判的な態度に欠ける。視野が狭く固定観念にとらわれた考え方しかできない。忙しさを言い訳に惰性で生きている日本は、鎖国時代からあまり進歩していない。BBCの報道。
6月19日（金）快晴
何が何でも今国会で安保戦争法案を成立させたい安倍内閣。マスコミへの締め付けも容赦ない。英紙TimesがNHKの内部文書を暴露。暴露文書では、安倍政権はNHKによる南京大虐殺や慰安婦問題などの報道を禁止。保守的な民族主義と政府の立場を反映するように命令し、NHKもそれに従っていた。中東やアフガニスタンの戦争などはほとんどニュースにならない。Timesは「英国では話題になっている情報も取り上げられない」と述べ、国民の知る権利が侵害されていると指摘している。
6月18日（木）快晴
12歳以下の児童に留守番をさせるのは児童虐待で犯罪だが、車内に児童やペットを残したまま買物に行くのも重大犯罪。16歳以下の子供がいる車内（自分の車を含む）での喫煙は犯罪。駐車中の車の窓を5cm以上開けていたら罰金。同様に犯罪防止のため、ヒッチハイクは違法。道端で手を上げて止まってくれる車は悪人と思うべきだ。キャンピング・エリア以外での車内宿泊は違法。歩行者用信号が赤なのに横断すれば罰金。信号のない道路では車両優先だ。交通違反でも犯罪履歴に残る。
6月17日（水）曇時々雨
豪州でもマグナカルタ（自由の大憲章）800周年を祝う式典が開催された。1215年6月15日にジョン王が署名。ジョン王は2度の対仏戦で破れ多くの領地を失った。当時は臣民の信頼を失った王は処刑されるのが通常だった。臣民たちは王の権限を制限する大憲章を作ることで事態の収拾を計った。教会の自由、商業の自由、裁判の権利、生命と財産の権利など、現在でも英憲法を構成する法典の一つだ。歴史で習ったよね。日本は民主化から70年足らずだが、英国の民主主義の歴史は古い。
6月16日（火）曇時々雨
今から55年前の1960年6月15日、高校1年の僕は国会デモで逮捕された。日米安保条約締結に反対するデモ＝戦争反対デモだ。首相は安倍真三の祖父、岸信介。1970年の日米安保条約改定反対デモでも逮捕された。首相は安倍真三の大叔父、佐藤栄作。沖縄の核付き返還を密約した首相だ。今安倍内閣は憲法9条を変えて戦争のできる国にしようとしている。若者、主婦、宗教者などが国会デモに立ちあがった。勤め人や知識人や老人も続く。僕も来月には日本に行き、デモに参加する。
