★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

ライブ参戦記 (DEF LEPPARD)

2011-11-09 | ライブ参戦
どうも、阪神ファンなのに11/23のジャイアンツファンフェスタに、
巨人ファンの息子と行く羽目になったreiGデス(笑)

さて、11月7日に東京国際フォーラムで行われたデフ・レパードの来日公演に、
いつものライブ友達のアラタさんとトモくんとともに行ってきました。
武道館でのWHITESNAKEとのダブルヘッドライナー・ライブ以来、約3年振りです。

いつもどおり午後イチで山梨を出発して新宿に車を置き、
ディスクユニオンでCDを物色後(CHROMING ROSEのライブを入手)、17時半頃に会場に到着。
デフレパの追っかけでもあるお友達のyuiyuiさんともお会いしてから、18時半過ぎに入場しました。
ほぼ定刻の19時過ぎにライブが開演しました(最近は大物でも時間に正確ですね)。

「Let's Get Rocked」、「Women」、「Love Bites」、「Hysteria」、
「Pour Some Sugar On Me」等、ヒット曲だらけのセットリスト!
こういうバンドのライブは本当に楽しいですね。
僕的には、「Rock Of Ages」、「 Foolin'」、「Too Late For Love」辺りの哀愁感ある曲が嬉しかったです。
また、「Two Steps Behind」「Bringin' On The Heartbreak」のアコースティックセットも良かった!
しかも「Bringin' On The Heartbreak」はギターソロからバンド演奏にシフトし、
そこからインストの「Switch 625」に繋ぐ流れはめちゃくちゃカッコ良かったです。
また、ヴィヴィアン・キャンベルを紹介するのにジョーがDIOとWHITESNAKEを引き合いに出し、
ヴィヴが「Holy Diver」と「Still Of The Night」のリフをチョロっと弾いた一幕は大ウケしてました。
ちなみに「Photograph」のエンディングソロを聴きながら初めて気付いたんですけど、
このアルペジオってWHITESNAKEの「Love Ain't No Stranger」にクリソツだな~と。
もちろん『SLIDE IT IN』の方が『PYROMANIA』より後なんで、パクったのはデイヴィッドです・・・(笑)
アンコール1曲目は、ちょっと意外だけど名バラードの「When Love And Hate Collide」。
そして2曲目の「Rock Rock ('Til You Drop)」で大盛り上がりのなか、ライブは終了。
実に2時間以上の熱いライブでした。

ライブ序盤は正直音の分離が悪く、特にベースの音は全然聴き取れませんでしたが、
中盤以降はだいぶ改善され、なんとか聴きやすい音になりました。
そんななか、一番目立っていたのはリック・アレンのドラム!
もちろんフィル&ヴィヴのギターチームも素晴らしいプレイを聴かせてくれましたし、
ジョーのヴォーカルも頑張っていたと思います。
リック・サヴェージは相変わらずクールでカッコいいですしね!
再来日をジョーが約束してくれましたんで、また次も観に行きたいです!!

ライブ参戦記 (NIGHT RANGER)

2011-08-24 | ライブ参戦
どうも、お友達のこたろうまっちさんに触発されて、四人囃子の「一触即発」を聴きまくっているreiGデス。

さて、大変遅くなってしまいましたが、去る6月14日、ライブ友達のアラタさんとトモ君とともに、
CCレモンホール(渋公)に、NIGHT RANGERを観に行ってきました。
彼らの来日は2008年以来3年振りで、僕が観に行ったのもそのときの赤坂ブリッツ以来、2度目です。
前回はフロアで偶然会った(!)大学の先輩、ひなさんとは、今回も近くの席でした。

前回は変な小芝居をやったり、曲間や曲中に「Highway Star」その他のフレーズを入れたりと、
ジャック・ブレイズやブラッド・ギルスがやりたい放題でしたが、
今回も、「Crazy Train」をギターソロまでほぼフルコーラスやったり、
「Don't Tell Me You Love Me」の間奏に「Hotel California」や「Highway Star」のフレーズを入れたりと、
さらにムチャクチャやってくれました。

もちろん、セットリストは他にも名曲目白押し。
「Eddie's Comin' Out Tonight」「When You Close Your Eyes」「Rumores In The Air」
「Rock Im America」「Sister Christian」等は言うまでもないし、
「Call My Name」「Four In The Morning」なんかは、ライブで聴いて改めて魅力を再発見したり。
特に嬉しかったのは、前回(赤坂では)プレイしてくれなかった「Goodbye」をやってくれたことですね。
彼らの曲のなかでも特別に思い入れのある曲なので、初めてライブで聴けて本当に感動しました。
また、ニューアルバムからの曲も、いかにものレンジャー節で想像以上に良かったです。

ブラッドのギタープレイは相変わらずの切れ味でしたし、
ジェフ役(と言ったら失礼か?)のジョエルも、更に進歩していました。
前回は感動したケリーのドラムに、何故かあまり心を動かされませんでしたが(音響のせい?)、
ジャック(とケリー)の歌も、未だにしっかりしていると思います。
また、観に行きたいですね。

でも君達、ライブ終了時の三本締めはやめた方がいいぞ!(爆)

ライブ参戦記(Y&T)

2011-01-20 | ライブ参戦


どうも、今年もまた『やすし&たかし』じゃなく、『Y&T』のライブに行ってきたreiGデス。
1月15日に行われた、クラブチッタ川崎での公演です。
もう知っている方も多いと思われますが、
デビュー時よりのベーシストだったフィル・ケンネモアが年明けに亡くなられたばかり。
フィルの病気のため、最初からサポートメンバーでの来日が決まっていたとはいえ、
精神的ショックもあるだろうし、もしかしたら中止かも?と危ぶんでいましたが、
デイヴ・メニケッティ始めメンバー達は、辛さを堪えて遥々やって来てくれました。

当日はまず、お昼をしぇんか~さん、cozy.nさん、japametal500さん、dayanさん達と、
川崎市役所前の『萬楽』で有名なアホーメン(絶品にんにくラーメン)を食べまして、
それがまためっちゃ美味いんです!
とあるお方は、それを「麺類のデイヴ・メニケッティ」と呼んだとか呼ばないとか・・・(笑)
その後にmicha*さん、momosukeさんと合流して、
クラブチッタ近くのジョナサンでお茶しながら音楽談義に花を咲かせていると、
近くの席で同じライブに行かれるらしき奥さま方の集団が、
フィルに捧げる寄せ書きフラッグを作成されていたので、僕らもそれに便乗させて貰い、
僕は「Forever Phil!」とのメッセージを書かせていただきました。
(その後、そのフラッグはライブ中にメンバーに手渡され、アンプの脇に掲げられました)

さて、ライブのオープニングは何だったでしょう?
僕らも「Open Fire」かな?「Hurricne」かな?なんて予想していたんですが、
新作のオープニングでフィルの語りから始まる「On With The Show」でした!
(しぇんか~さん大当たり!)
確かに、フィルの追悼公演的な意味も持った今回のライブにふさわしい曲でしたね。

その後は新曲も少々交えつつ、「Mean Streak」、「Black Tiger」、「Dirty Girl」、
「Hurricane」、「Lonely Side Of Town」、「Summertime Girls」、
「I Believe In You」、「Hungry For Rock」、「Midnight In Tokyo」、
「Lipstick And Leather」など、告知どおりのベストヒッツ的選曲でした。
なかでも泣きのインスト「I'll Cry For You」はフィルのこともあるせいか、
デイヴのギターがいつも以上に泣きまくり、極上の音楽体験をさせて貰いました。
ま、「Summertime Girls」には未だに賛否両論あるようですが(苦笑)
そして本編ラストは、代表曲中の代表曲「Forever」!
それはもう、盛り上がりまくりでしたね~!!

鳴りやまない拍手とY&Tコールのなかでメンバーが再登場し、
アンコール一発目は「Open Fire」でした。
これはライブのオープニング限定だろ?とも思いますが、最高の曲なのでまあ良し。
そして次は(しぇんか~さんが)待ちに待った「Rescue Me」!
静と動の鮮烈な対比をみせ、ある意味、Y&Tの全てを象徴するような曲です。
会場全員による「I Want You!」の合唱は、デイヴ一身に向けられ。
なんと、デイヴは「毎年日本に来るぜ!」って(ノリで)言っちゃいました(良いのか?)

アンコールが終了し、メンバーが挨拶をして退場した後も、やはり観客のコールは止まず、
そしてなんと、2度目のアンコールにデイヴとジョンの二人が登場!
ギター一本をバックに、「Winds Of Change」を披露してくれました。
素晴らしい表現力と凄まじい声量を兼ね備えたデイヴの声は、
こういうアンプラグド的な演奏では、更に存在感を増す気さえしましたね。

いや、欲を言えば「Hang Em High」、「I'll Keep On Believin'」、
「Beutiful Dreamer」などまだまだ聴きたい曲もありましたが、それは贅沢というもの。
今回もまた、最高のライブでしたね。
本当に来年もまた来てくれるのかな?(笑)

P.S. あらためてフィルのご冥福をお祈りいたします・・・ R.I.P.

ライブ参戦記(MSG初体験)

2010-01-13 | ライブ参戦
SSGというマイケル・シェンカー・トリビュートバンドをやっていながら僕、
実はマイケルのライブを体験したことが無かったのです。
しかしついに昨日、行ってまいりました!
マイケル・シェンカー・グループ来日公演初日、中野サンプラザへ。

JICKさんのコネ(?)でチケットを取ってもらい、しぇんか~さん、ロニーさん、
クラウスさんという山梨組で上京、POI♪さん、miyaさん、micha*さん、
ようよさん、yuiyuiさん、おすぎさん達と中野で合流。
全く相変わらず、JICKさんとmiyaさんの小ネタ集には驚かされます(笑)
(こち亀とかメルセデス・ベンツの刺青とかダンロップのピックとか)

SMGのking-oさん、The☆koBaさん、YOKOさん、MMSGのマーマーイケルさん、
MS:RBのRittyさん、うずまきさん他のトリビュートバンドの皆さんとご挨拶を交わしつつ、
和やかな雰囲気で開場入りしました。
子供の晴れ舞台を見守る親のような気持ちで、ドキドキ緊張していた方もいたようですが(笑)

開演前はURIAH HEEPやMOUNTAIN等が流れ、
「Mississippi Queen」が途切れたと思ったら照明が暗転、
そんなに押さず、「Feels Like A Good Thing」でライブが始まりました!

初めて生で見るマイケルは、一時よりスマートになり(少なくとも遠目には)カッコイイ。
観客サービスを交えながらノリノリで演奏している姿は嬉しかったです。
演奏技術も、多少トリルを多用してゴマカシてる感こそあれど、大きな衰えは感じさせません。
音色については、往年のあのとろけるような官能的中音こそ聴けませんでしたが、
現代的なメタルの音という意味では、それなりに良い音を出していたと思います。
コレはマイケルの腕云々というより、DEANのギターなど機材面の部分が大きいでしょうし。
チョーキングやビブラートには、かつての息詰まるようなスリリングな感じは無く、
良くも悪くもゆったりとしたフィーリングで、(ある意味)老成された印象を持ちました。
なんにせよ、あれはあれで今のマイケルなんだと思いますし、
50過ぎてあれほどやれる人は、そうそう居ないんじゃないでしょうかね。

ヴォーカルのゲイリー・バーデンには賛否両論あると思いますが、僕的には良かった。
ロックンローラー ゲイリー・バーデン、未だ健在!と感じましたね。
確かに「Attack Of The Mad Axeman」のファルセットがオクターブ下の地声だったりとか、
多くのサビがフェイクバリバリだったり観客に任せてしまったりとか、
某専門誌なんかでは大酷評されかねないパフォーマンスではありましたが、
そもそも50過ぎののゲイリーに20代の頃の高音を求めることが無理難題ですし、
彼のあの特徴的な声と絶妙な歌い回しが健在だったのは、嬉しい限りでした。

いつの間にかマイケルの一番長い相棒となっている、キーボード兼ギターのウェイン・フィンドレー。
彼はプレイ的には、的確に期待された役割をこなしていたと思います。
しかし、一人だけ異質なルックス(スラッシャー系)だったことは×。
そもそも一番の脇役が、主役以上に目立つギター(ダイムバッグ・モデル)を使っちゃいけないだろうと。
あとはキーボードの音色もちょっとね・・・。

スペシャルゲストでもあるリズムセクションの二人、サイモン・フィリップスとニール・マーレイについては、
リハーサル不足な点も一部感じましたが(数日しかしてないらしいから、そう考えると凄い)、
さすがベテラン、随所に匠の技を見せてくれていました。
特にサイモンは上手い!
彼的には全開とまではいっていないんでしょうが、小技の効いたフィルインを連発していました。
ただ、マイケルのバックメンバーという意味でのマッチングは、
僕は、決してサイモンは良くはなかったと思います。
マイケルがかなり前のめり気味のプレイであるのに対して、
サイモンは少々後ノリのジャスト系で、ちょっとチグハグな感じがしました。
パワーは十分過ぎるほどあるのにもかかわらず、
僕は、彼のプレイ、グルーヴにはロックを感じませんでしたね。
リズムを、落ち着いた大きいノリで感じすぎている気がします(「Lost Horizons」なんかはそれで良い)。
また、マイケルが流麗なソロを奏でているときに二拍三連系の流れを切らすようなフィルを入れたりなど、
彼ならではの個性を出しているという意味では良いのでしょうが、
MSGという、何よりもマイケルのギターを聴かせなければならないバンドにとっては、
彼の存在はマイナスにしかなっていないのではと考えます。
素晴らしいドラマーなのは間違いないのですから、彼に合った道で活躍して欲しいと思います。
あ、でもアンコールでの「Dance Lady Gipsy」は抜群に良かったです。
ああいったラテンフュージョンっぽい曲でのプレイは流石ですね。
YouTubeで観た他のドラマーでのライブ音源より、遥かに素晴らしかった。
これ一曲のために、今回のライブ・アルバム出たら多分買っちゃいます(DVDだったら微妙)!

いろいろ言いたい放題書いてしまいましたが、自分としてもとても楽しめるライブでした。
自分がマイケルの曲をプレイする面でも、いろいろ参考になりましたし。
いくつかの意見は、マイケルへの愛ゆえと考えてください。
サイモンについての文句もまあ、僕だったらそうは叩かない、こう叩く!ということで。
「Let Sleeping Dogs Lie」や「Rock My Nights Away」とか大好きな曲も聴けましたし、
忘れちゃイケない「Rock Bottom」「Doctor Doctor」もやってくれましたし、
観客としては十分満足です。

マイケルには、ありがとう、お疲れ様でしたと言いたいですし、
明日からも続く日本ツアー、頑張ってやり切って欲しいです。
(多分、ツアー終盤になればバンドのノリもかなり違うんじゃないかな・・・?)

DEF LEPPARD vs WHITESNAKE

2008-12-17 | ライブ参戦
気が付いたらまたしても、かなりブログをご無沙汰してしまってました。
PCの調子が悪かったり(頻繁に落ちる)、微妙に慌ただしかったり。
そんなこんなで、もう二月近くも前の話ですが、10月24日、
武道館でのデフレパとホワイトスネイクのライブに行ってきました。

前回のホワイトスネイク単独ライブは動員が悪かったらしいですが、
今回のライブはかなり入ってました。
チケットは高めだったけど、この2バンドがセットで観られれば悪くないです。

先攻はホワイトスネイク。
デイヴィッドの声はかなり心配でしたが(もういい歳だし)、
意外なほどよく出ていて安心しました。
選曲も、まさにベストヒット・ホワスネ。
単独公演じゃないんで時間が短めですから、
セットリストから漏れた曲で聴きたかったな~というのは多々ありますが、
最低限、やるべき曲はやってくれたなと。
しかしそれより何より、どこか一体感の無い、荒い演奏が気になりました。
それが80年代後半以降の彼らの特徴ではありますが、
コーラスとか音作りとか、なんかいい加減で。
各人の演奏も、好き放題にやってしまってるというか。
特にダグ・アルドリッチとレブ・ビーチのギターチームには、
ちょっとなあ・・・という気がしました。
あと、彼らの音楽には、長いギターソロやドラムソロは要らないと思うんですが。
まあ、デイヴィッドの喉を休ませるためかもしれませんがね。

ちなみにホワイトスネイクのグッズ売場で、
何種類かのTシャツを売っていたんですが(もちろんデフレパのもありました)、
LOUDNESSの『THUNDER IN THE EAST』のジャケみたいな凄いデザインのがあり、
あれは誰がどこで着るんだろう?と疑問に思ってしまいました(笑)

お次(というかトリ)は、デフ・レパード。
前座の人たちとは打って変わって、
彼らの演奏は、ガッチリした岩のような一体感を持っていました。
さすが、20年以上も同じメンバーでやり続けている人達は違います。
(ヴィヴィアンだけは15年位だけど)
アンサンブルとかコーラスとか、もう完璧、鉄壁。
選曲は誰もが知るメガヒットだらけですし、
大型スクリーンで豪華な映像を使った演出も素晴らしかった。
彼らのライブがこんなに凄いなんて、知りませんでした。
ジョー・エリオットはだいぶ太めになってしまいましたが、
フィル・コリンとヴィヴィアン・キャンベルはスゴイ身体しているし、
リック・サヴェージは、相変わらずめちゃくちゃカッコ良かったです。
ホワイトスネイク目当てで観に行ったのに、
今さらながら、デフレパの虜になってしまいました。
これまで観たライブの中でも、1、2を争うかも。

ところで自分ドラマーなもんで、
片手のリック・アレンがどのように演奏しているのか、ずっと注視してました。
で、なるほどそうか!と思ったんですが、
彼はスネアを左足のペダルでプレイしているんですね。
フィルインとかの連打は、左足と右手のオルタネート。
不慮の事故で片腕を失いながらも、
世界のトップで活動を続けてきたリックの努力とアイデアには、本当に感動します。

やすし&たかし(Y&T)の公演会(ライヴ)へ行ってきました

2008-06-23 | ライブ参戦
(Y&T)ってなんか顔文字みたい。泣いてる?ええ、泣きましたとも。

土曜日(6/21)は、クラブチッタ川崎で行われたY&Tのライヴに行ってきました。
ちょっと前にデイヴ・メニケッティがソロで来日しているけど、
バンドとしてはなんと、12年ぶりの来日公演だそうな。
・・・つっても、僕的には1991年の(最初の)解散で終わっていたバンドなんで、
そんな最近に来日してたんだ?ってビックリしたんですけど。
てっきり、伝説の初来日(「Midnight In Tokyo」の)以来かと思ってましたよ。
それはともかく、本当に素晴らしい、感動的なライヴでした。

ライブ友達のしっかりしぇんか~さん、cozy.nさんと一緒に、
甲府から車で行く予定だったんですが、所用あって前日より東京入り。
川崎でお二人及び、首都圏在住のjapametal500さんと待ち合わせ、
アホーメン(にんにくラーメン)で有名な「萬楽」で昼食。
朝食い過ぎてちょっと食欲がアレだったので、僕は冷やし中華でしたが。
昼食後はクラブチッタ近くのジョナサンに行って、ライブ前まで音楽雑談。
途中でjapametalさんのお友達momosukeさんも合流し、楽しく語りました。
ちなみに私、このとき「カブトムシの人」という称号(?)を頂戴しました(笑)

5時頃に会場に入り、
アラタ先輩に頼まれていたTシャツを買ったら、後はライブの始まりを待つばかり。
クワライとかラットとか80年代のメタル・ヒッツのBGMが続いたあと、
ジューダスの「You've Got Another Thing Commin'」が突然切れたと思ったら、
あの曲、名作『BLACK TIGER』の序曲「From The Moon」のSEが。
観客は一気にワーッ!。
そこから、タタッタカタタタッタカタタタッタカタタン!と、
必殺の「Open Fire」がクることを期待したんですが、
1曲目は別のスピード・チューン、「Hurricane」。
イヤ、これはコレでカッコイイんですけどね・・・ねえ、japametalさん。
でも、デイヴは今でも声が良く出てます。
パワフルなうえ、エモーショナル。スゴイです。
バンド全体もなかなかナイス・サウンド。ギターの音なんか最高でした。
ただ個人的には、ドラムの音がソリッド過ぎる印象を受けました。
もっとルーズな音作りの方が、このバンドの音楽性には合うかと。

さて、ライブ前半で一番嬉しかった選曲が、
アルバム『Mean Streak』の隠れた名曲、「Lonely Side Of Town」。
メロディアスなミディアム・テンポのこの曲、コレは泣ける!
しかしこの曲以外にも、「I'll Keep On Believin'」「Ten Lovers」など、
渋い選曲がけっこうありました。

ところで、デイヴは「あの」ハゲチャビン・レスポール一筋だとばかり思っていたんですが・・・
・・・なんと半数ほどの曲でストラトを使用。
これが上手い!ストラトの美味しいところを活かしつつも、
「あの」デイヴの音にしてしまうんだから、凄いです。
ただ、ひとこと言いたい。
トランスルーセント・ブルーのストラトはハード・ロックにゃ合わないぞ!色的に。
ちなみにそのデイヴ、やたら日本語で「サワゲ(騒げ)!」と言ってました。
微笑ましい・・・ (^ ^)

中盤では、ポップな「Don't Stop Runnin'」と、
日本のファンには思い出深い「Midnight In Tokyo」がハイライト。
後者は、イントロのシンバルがシャン!チン!と鳴っただけで、凄い声援(僕含め)でした。
ベースのフレーズが良いんですよね。
ほんと、名曲だなあ・・・。自分でもバンドで演奏したいッス。

ライヴ後半に入ると、名曲が目白押し。
まずはしぇんか~さんイチ押しの「Rescue Me」!
感情溢れるデイヴのギターと歌には、酔いしれるしかないですよ。
お次は最大のヒット曲にして問題作、「Summertime Girls」。
当時、Y&TがLAメタル化するなんて・・・と(日本だけで)叩かれた曲ですが、
メロディはイイし、キーボード無しで聴くと、普通のロックンロールです。
やっぱり、良いものは良い!うーんノリノリ!なんて思っていたら、
デイヴが「ブルースを弾くぜ!」と言って、
個人的に一番好きなアルバム、『CONTAGIOUS』から唯一の選曲、
「I'll Cry For You」がスタート。
それって君たち、曲順に問題無いかい?
まあそれは置いといて、これは凄かったです。
「The Loner」タイプのインストですが、本当にゲイリー・ムーアも真っ青の泣き。
今やHR界で一番泣けるギタリストですね、デイヴは。
素晴らしいサウンド、見事に泣きまくるチョーキングとヴィヴラート。
彼はまさに、“チョーKING”です。
例のストラトを駆使し、表現力の限りを尽くすデイヴのプレイに、
目を閉じて聴き惚れたこの曲、いつまでも続いて欲しかった・・・。

本編ラストは、誰もが待っていた(よね?)「Forever」。
比類なきパワーと泣きのメロディ、完璧な曲構成を兼ね添えた、メタル・アンセムですね。
ドラムのプレイがかなり後ノリで、
前任ドラマー、レオナルド・ヘイズのイケイケ・プレイが好きな僕としては残念でしたが、
そんなのは瑣末なことです。
20年前は、この曲を日本で生で聴けるなんて思いもしませんでした。

メンバーが去ると同時に手拍子と「Y&T」コールが。
少々待たされてからメンバーが出てくると、なんと「Hang Em' High」が!
カッコええ!すげえ!
アンコール2曲目は、バラード「I Believe In You」。
サビの歌詞“I Believe In You”、この“You”に、
バンドは観客を、観客はバンドを想ったことでしょう。
エンディングのテンポアップ、
この素晴らしかったライヴの終わりを感じながら、必死でノリましたよ!

欲を言えば、他にもやってほしい曲はたくさんありました。
「Open Fire」をはじめ、「Beautiful Dreamer」、「Hands Of Time」、
「Contagious」、「Armed And Dangerous」、「Surrender」、
「Don't Be Afraid Of The Dark」、「Winds Of Change」などなど。
でも、これだけやってくれて大満足でした。
ありがとうY&T、ありがとうデイヴ・メニケッティ!

さて2時間半に及んだライヴは終わり、客電がつきましたが、
実は、この日はまだ終わりでなく。
運良くミート&グリート(楽屋でのサイン会)に参加できることになってまして。
スタッフ~(By 狩野英孝)の指示で一列に並んで順番を待ちましたが、
しかし、ぜ~んぜん動かない。
何してんだろ?と思いながらも待っていると、
ほんの少しづつ動き、だんだん楽屋が近くなってくると、なんか歌声や騒ぎ声が・・・。
なんとメンバー達たち超ご機嫌で、サインは4人全員丁寧に書くし、
飲みながら、手を握るわ、しゃべるわ、歌うわ。
ベースのフィル・ケンネモアあたりは、完全に出来上がってましたね。
でもサインは一番丁寧でした。
ギターのジョンは、なんか良い人。
手で「Y&Tサイン(TIMのパクリ)」をやってあげたら、やたらウケてくれました。
ドラムのマイクに「僕もドラマーなんだ」と言ったら、
嬉しそうにいろいろ喋ってくれたんですが・・・。
ゴメン!英語、全然解りませんでした。笑ってゴマカシ・・・。
デイヴには、「We Love Dave Meniketti」と伝えました!
リーダーの彼さえ、丁寧にサインを書いてくれる。
しかも後で良く見たら、ちゃんと4人キレイに並べて書いてくれてました。

そ、そして、しぇんか~さんが「Rescue Me、最高!」と言ったら、
なんとデイヴ、「あ~いうぉんちゅう~」と、その場でサビを歌ってくれました!
僕らも一緒に歌って、もう感動!あのデイヴとデュエットできるなんて。
しかし、ここでしぇんか~さんがとんでもない暴挙に!
なんと、デイヴに自分のピックを無理矢理(?)渡す!
さすがのデイヴも、少々困惑ぎみ(笑)
憧れのスターに自分の使い古しのピックを渡す男を、初めて見ました(爆)

そうそう、cozy.nさんは、『CONTAGIOUS』のCDブックレットにサインを貰ってたんですが、
メンバー写真のジミー・デグラッソの部分にはデイヴに×印を付けられてました(笑)
過去のメンバーとの間に何か遺恨が、今でも残っているのか・・・!?
ちなみにそのジミー、当時は超イケメン・ドラマーでしたが、
後にニック・メンザ脱退後のMEGADETHに加入する頃(十数年後)には、
すっかり貫禄あるオッサンになってましたとさ。

・・・と、こんなことをやっていたので、一人終わるまでにたぶん数分以上。
結構先に並んでいた僕らも、会場を出たらなんと22時。
後ろにあと何百人も並んでましたから、最後の人は何時になったんでしょうね?
聞くところによると、アレからも客にもウイスキーを飲ませたり、
やらなかったアノ歌この歌歌ったり、壮絶なサイン会だった模様。
フィルは飲みすぎて途中でダウンしたそう・・・。

ちなみにみんなと別れたあと、近くの立ち食い寿司屋で食べて帰りました。
『魚河岸日本一』っていったっけな?
「炙りえんがわ」が美味かった・・・。
ですが、「75円」って書いてあったのに釣られて入ったのが、
実は1皿でなく1カンでの金額で、思ったより高く取られました・・・。

ライブ参戦記 (NIGHT RANGER vs FIREHOUSE その2)

2008-04-21 | ライブ参戦
昨日の続きです。
さて、続く第2部(メイン)は、お待ちかねのNIGHT RANGER。
いきなり周りの人口密度が明らかに高くなってきました。
おい、みんなFIREHOUSEは観てなかったんか!
とそのとき突然、キレイな女性に肩を掴まれました。
一瞬、え、ナンパ?俺もまだ悪くない?と思ったんですが・・・
・・・なんと、大学の先輩のひなさんでした。
ネットではちょくちょく話をしてるんですが、直接会うのは数年振りだったので、
驚くとともに嬉しかったです。サプラ~イズ、サプラ~イズ!

そうこうしているうちに、場内が暗転、NIGHT RANGERが登場!
大御所なのに、意外に用意早いのね?
オープニングは、「This Boy Needs To Rock」。
順当な選曲?って感じでしたが、驚いたのは中間部。
なんか原曲と違うけど、聴いたことがあるフレーズが?と思ったら、
「Highway Star」じゃないですか!ギターソロなんか完コピ。
あっけにとれらましたが、どうも前回の来日も同様の趣向だったようですね。
しかし、ジャック・ブレイズの衣装はスゴイ。
キンキラ・スパンコールのジャケット。さすがスター(?)!
そうそう、今でも例のヘイマーのベースを使っていたのが嬉しかったです。

セット・リストは、「Rumours In The Air」、「Sing Me Away」、
「Eddie's Comin' Out Tonight」等の定番曲の間に、意外な曲をプレイ。
1stからの「Call My Name」や、2ndの隠れた名曲「Passion Play」など。
「Passion Play」はなんと、20ウン年振りの演奏だとか?
「そりゃ、Stady Hardだったよ!」って言ってました(笑)
なんか日によって選曲が違うらしくて、
ジャックがCCレモンそゴクゴク飲みながら(炭酸ってノドに悪くないのか?)、
「次のCCレモンホールはまた違う曲やるぜ!」って盛んに宣伝してました。
追加公演のチケット、あんまり売れなかったのかなあ?
あ、ちなみにCCレモンホールって、「渋公」のことです。知ってると思うけど。

それにしても、ブラッド・ギルスのプレイは凄いです。
コシのある音、絶妙なタッチ、正確な速弾き、そして得意のアーミング!
ちなみに彼は、髪は薄くなったけど、音はブ厚かったです。
FIREHOUSEのビルも良かったけど、ブラッドの前では完全に霞んでしまいました。
使用ギターはもちろん、例の赤黒ストラト。
アームも未だに、ファインチューナー無しのFRTのように見えました。
ルックスも髪が短髪かつ薄くなっただけで、相変わらずのように見えました。

対してドラムのケリー・ケイギーは、なんか教頭先生のような雰囲気になってました。
ただでさえ薄かった頭は、なんか・・・(ヅラの可能性も?)。
それでも、ドラムは本当に巧かった!
特にテクニックのある人ではないですが、
クリアでタイトな音、心地よいビートには素晴らしいものがありました。

もう一人のギターとキーボードは、サポートメンバー。
ですが、この二人もかなりのプレイヤーでした。
特に、ギターのジョエルはカッコ良いし、巧いよメッチャうまい!
ジェフ・ワトソンの速弾きやエイト・フィンガーを完全再現し、ハーモニーも完璧。
使用ギターもレスポールのゴールドトップ。さすがです。

さてライブも中盤過ぎ、ローディ(勿論LORDIではない)が電話機を持ってきて、
ジャックが小芝居を始めました。
リリリーン!「ハロー?エリック・マーティン?」なんだそりゃ?
リリリーン!「ハロー?マイケル・J・フォックス?」なるほど、そうきたか。
「映画のタイトルはなんだったっけ?」と、ジャック。
『摩天楼はバラ色に』!・・・って、それは邦題。「Secret Of My Sucsess」!
で、結局、4thアルバム『BIG LIFE』からは、この曲が唯一でした。
個人的には「Color Of Your Smile」もやって欲しかったなあ・・・。

バラード「Sentimental Street」「Sister Christian」では、
イントロでケリーがドラムを離れ、
クリスチャン・カレンのピアノをバックにハンドマイクで歌い上げます。
ハゲのオッサンが歩き回りながらバラードを歌う・・・
・・・ディナーショーに来たかと錯覚してしまいました。
パット・ブーンかオマエは!メタル・バカ一代か!
いやでもこのヒト、歌めっちゃ上手くなってますよ。本当にソウルフル。
実は「シスクリ」あんま好きじゃなかったんですけど、思わず感動してしまいました。
でも、バラードといえば・・・「Goodbye」を忘れちゃいませんか?ケリー?
ええ、忘れられてました・・・。19日も20日も。
あの稀代の名バラードをなぜ・・・。
俺なんかナイトレが最初に解散したとき、
ベストヒットUSAで小林克也がそのことを伝えながら「Goodbye」をオンエアし、
泣きながら聴いたあの日を、今でも忘れないですよ。
東京最終日の渋谷ではやるのかなあ?って、奴らの思うツボか。行けないけど。

本編最後は当然、「Don't Love Tell Me You Love Me」。
曲名長いですね。打ってて疲れた・・・って話は置いといて、
スゴイ盛り上がりでした。みんな待ってたこの1曲。
メンバーのプレイも最高潮。いいオッサンたちなのに、すげえロッカーですよ。
ギターソロは、もう二人の手元に注目ちゅうもく!
出ました、ブラッドのクリケット奏法!
ジョエルは、あのエコノミー・ピッキングを駆使した超速弾きを完全再現。
もう、大満足です。

メンバーはいったん退場したものの、すぐに再登場、アンコールです。
もちろん曲は、「(You Can Still) Rock In America」!
これを聴かずには帰れない、代表曲中の代表曲。観客の興奮は頂点でしたね。
目玉のギターソロのなかでも注目は、例のエイト・フィンガーのフレーズ。
出来んの?と懐疑的な目を皆が向けるなか、ジョエルは易々とこなしましたよ!
すっげー。ま、練習すりゃできないプレイじゃないですけど、それでもね。

そして最後の最後、FIREHOUSEもステージに呼んで、なんとセッションタイムが!
人呼んで『FIRE RANGER』。ちょっと恥ずかしい。
曲はAC/DCの「Highway To Hell」!もう何でもアリの、大ノリ大会でした。
前日は「Smoke On The Water」だったらしいけど、
彼らにはAC/DCの方が合ってたんじゃないでしょうか。

そんなこんなで、とっても楽しいコンサートでした!
この2組のプロ集団を一度に観られたっていうのは、
かなりオイシかったんじゃないでしょうか。
自分の演奏への刺激にもなったし、とても良い日でした。
ありがとう、NIGHT RANGERとFIREHOUSE!次の公演も頑張って!
そしてアラタさん、ノブ君、ひなさん、お疲れさまでした。

P.S. なんとCCレモンホールでは、「Goodbye」をやったばかりか、セッションで「Crazy Train」をやったとの情報が!しかも『悪魔の囁き』の完コピ・ギターソロだったとか。コッチに行きたかった・・・。

ライブ参戦記 (NIGHT RANGER vs FIREHOUSE その1)

2008-04-21 | ライブ参戦
今日(4/20)はライブ友達のアラタさんとノブと一緒に、
赤ブリ(赤坂BRITZ)にNIGHT RANGERとFIREHOUSEのライブを観に行って来ました。
初めて行ったこのブリッツ、とても良い会場でしたが、超オシャレな場所にあるので、
こんなムサイ音楽のライブやっていいんすか?ってな罪悪感もありました(笑)

さて、まず第1部は、FIREHOUSE。
ほぼ17時の定刻どおりKISSの「FIREHOUSE」が流れ、終わると同時にライブスタート。
オープニングは「Rock On The Radio」。
個人的にはもっと速い曲の方が好みですが、まあ順当なところでしょう。
前日は「Overnight Sensation」だったらしいけど。
ビックリしたのは、2曲目だか3曲目だかで「All She Wrote」をやったこと。
代表曲をこんな位置で・・・?とも思いましたが、
アメリカでのセットリストでもそうみたいですね。

それにしても、ヴォーカルのC.J.スネアは声が良く出ていました。
声量・音域とも、20代の頃と変わらないんじゃ?ってくらい。
「When I Look Into Your Eyes」から
「I Live My Life For You」のメドレーは、本当に感動ものでした。
しかも日本語を喋るしゃべる!半分くらい日本語でMCしてました。
サービス精神旺盛な、いい人なんだな~と。
まあ一時は“BIG IN JAPAN”に近かった彼ら、
日本には足向けて寝られないくらいでしょうけど(笑)

意外な1曲だったのが、最新アルバム(つっても5年前)からの「Door To Door」。
彼ららしい曲なんだけど、リード・ヴォーカルがドラムのマイケル・フォスターだし、
多分ぜんぜん売れてないアルバムだから、日本ではやらないかと・・・。
嬉しい誤算でした(チートスさん、羨ましいでしょう?)。
「おぅおーおーおぅおー」のコーラスが楽しかったです!
この曲ではドラムソロもやったマイケル、魅せるドラムプレイが印象的でした。
スティック回し、スティック投げだけでなく、
足をタムの上に乗っけたり、立ち上がったりと大活躍。

頭が寂しくなってきたギターのビル・レヴァティですが(マーク・リ○リかと思った)、
プレイは相変わらず、テクニカルで起承転結のあるソロをバッチリ決めてくれました。
あ、でも頭だけでなく音もちょっと薄かったかな・・・(笑)

ベースはパッと見、ペリー・リチャードソンが復帰したのかと思ったんですが、
あれがアレン・ナントカさんなんですか?なんか雰囲気似てます。
C.J.がペリーって紹介していたようにも聞こえたんですけど・・・?
でも地味ですが良いプレイしてたし、歌も上手いっす。

そしてラスト近くは、名曲のオンパレード。
かつて日本のファンをノックアウトした「Overnight Sensation」で燃え、
稀代の名バラード「Love Of A Lifetime」でホロリとさせ、
「Reach For The Sky」で会場が一体となり、
最後の「Don't Treat Me Bad」ではみんなノリノリでした!
ちょっとビルのカッティングがイマイチだったけど・・・ (-_-;)

いやまあしかし、とても良いライブでした!
バンドの演奏もけっこう安定していたし、
なによりC.J.の歌とメンバー達のサービス精神が素晴らしかったです。
今回のライブのDVD出たら、絶対買っちゃうな!

さて、今日はさすがに遅いので、ここまでで。
第2部のNIGHT RANGERについては、明日書きます。

KAMELOTライブ ロイ・カーンは神

2007-10-11 | ライブ参戦
本日(10日)、ブログ&バンド仲間のしっかりしぇんか~さん達と、
渋谷O-EASTで行われたKAMELOTの来日公演に行ってきました。

孤高のヴォーカル、ロイ・カーンの存在感・表現力には凄いものがあります。
序盤は(音響のせいもあるかもしれませんが)あまりロイの声が通らず、
ちょっと不安を感じたのですが、中盤以降は完璧な歌唱で我々を魅了してくれました。
名作DVD『ONE COLD WINTER'S NIGHT』を再現したかの「Center Of The Universe」、
あの曲での歌唱は、本当に鳥肌モノでしたね。
しかも歌唱力だけでなく、ロイはなにしろカッコいい!
ルックスやスレンダーな体型もですが、立ち居振る舞いがなにしろカッコいい。
前にも書きましたが、マイクを持たない手の使い方、体の立ち方が素晴らしいんです。
ただボーッと突っ立って歌っているだけのヴォーカリストとはワケが違います。
観客の煽り方も変に媚びず、俺について来い!という威厳がある。
このテのメロディック・メタルは、カッコ悪い、垢抜けないバンドばかりなんですが、
その点、KAMELOTは他と一線を画しています。

バンド・メンバーの演奏力も、さすがのひとこと。
ギターのトーマス・ヤングブラッドは、
ソロは無難なフレーズばかりで面白みがないですが、バッキングのキレはさすが。
ベースのシーン・チベッツ、キーボードのオリバー・パロタイも、
素晴らしいテクニックの持ち主です。
長身・長髪のオリバーは、その髪を振り乱してのヘッドバンギングもあり、
凄い存在感を示していました。

しかし、ドラマーの私としては、キャセイ・グリローが一番の注目先でした。
キャセイ、スネアの鳴りひとつとっても只者ではないんですが、
パワフルなツーバスのキック、正確なフィルイン、繊細なハイハットワーク、
本当に凄いドラマーです。
しかし彼の真骨頂はそれだけでなく、魅せ方も良く心得ているところ。
「風車ドラミング」とも称される、
高々と振り上げた左手とスティックを回しまくる右手で交互にスネアを打つスティッキング、
アレをライヴ全編で終始やり続けているところが凄い。メチャクチャかっこ良いです。

観客のノリも素晴らしく、ロイはじめメンバーはかなり感激したよう。
初日ながら、アンコールは2回も行われました。
終了後の、メンバーの満足しきった表情といったらもう・・・。

この10年間に観たなかでは、最高のライヴでした。まさに感動。
仕事やバンド活動でかなり忙しいなか、結構ムリして行ったんですが、
その価値はある一夜でした。

P.S. 本公演はFIREWINDとのダブル・ライヴだったんですが、
   FIREWINDは(個人的には)まったくダメでした。
   ヴォーカルは「メタボ侍」、曲はつまらない、
   たいして上手くもないドラマーやキーボードにまで長いソロタイムを設ける。
   1時間以上演奏したんですが、ぶっちゃけ、あの半分で充分です。
   ただ、ガス・Gのギターだけは別格でした。
   素晴らしいテクニック、多彩なフレージング、魅力的なトーンと、
   さすがARCH ENEMYにまで誘われた逸材です。
   正直、あのバンドでは宝の持ち腐れのような・・・。

オリジナルASIA来日公演 「キミタチサイコダヨ」

2007-03-09 | ライブ参戦
3月8日(木)は、オリジナル編成で再集結した、
エイジアの来日公演を観に行ってきました。

新宿地下駐車場に車を停め、まだ時間もあったので、
まずは新宿といえばココ、の新宿レコードへ寄りました。
一緒に行ったしっかりしぇんか~サンは、
ずっと探していたという、THE ODDS TRIOのアルバムを遂にゲット。
おまけに先日行かれたMSG(涙の)振替公演のブートを購入し、大満足のようでした。
cozy.nサンは、NIGHT RANGERの2003年来日公演のブート。
これも、観に行かれた日のものだそうで、その日は凄くデキの良い演奏だったとのこと。
マダムからは、「(激太りした)ジョン・ウェットン痩せたらしいわよ~」と耳より情報も。

宿レコを出て「ねぎし」で夕飯(ねぎし定食。旨い!)を食べ、
いざ、会場の東京厚生年金会館へ。
厚生年金は、昔BLIND GUARDIANの初来日公演を観て以来、15年以上ぶりです。
小さなホールで、かつてはASIAのような大御所のやるような会場ではなかったんですが、
今は、なかなかチケットも売れないということでしょうか。
それでも売れ行きは招聘元の想像以上だったみたいで、軒並みSOLD OUT。
結局、CCレモンホール(渋公)で追加公演が入って、なんと5夜連続に!

観客の年齢層はすごく高かったです。で、ロクT着てるとか、ソレらしい人が少なく、
フツーのおじさん・おばさん達。平日でもあり、スーツ姿も多かったですね。
開演待ちの列、本当に並んでいいのか聞いちゃいましたよ。
普通はいかにもロック・ファン的な人がいて、ひと目で判るんですけど、
やっぱりHM/HR系とは、客層がちょっと違う・・・。

グッズコーナーでは、皆さん景気良く買う買う!
Tシャツやらポスターやら携帯ストラップやら、ガンガン売れてました。
私は・・・チケット代で精一杯、何も買えませんでした・・・ (T_T)
『ALPHA』柄のTシャツは結構欲しかった・・・。
でも、トレーナーとか帽子って、何のために買うの(カッコ悪いし)?

ライブは、ほぼ定刻どおりに始まりました。
メンバーがゾロゾロと出てきて、ジョン・ウェットンが「コンバンワ!」。
1曲目はやはり、「Time Again」。昔からオープニングの定番だった曲です。
(失礼ながら)意外に今でも重い音で、迫力充分の演奏でした。
ジョンの声もよく出ていて、素晴らしい!
続けざまに、当時、新世代プログレの音楽性を強く感じさせた「Wildest Dreams」。
『They Fight!』『For Kings!』の掛け合いが、カッコいいです。
しかしカール・パーマー、大事なソロでミスんなよ・・・ OTL

多少痩せたとはいえ、ジョンは昔と比べるとえらく太ってしまいましたが、
ハリと艶のあるダンディな美声は相変わらず。一切、歳を感じさせません。
ベースのフレットをまったく見ないのにも感心しました。プロですね。

スティーブ・ハウは一番ノリノリで、ヘンなアクションをキメまくっていました。
何度も試みたジャンプは5センチ位しか跳べてなく、オジー・オズボーンのようでしたが。
真面目なおジイちゃんがおだてられて調子に乗っちゃった、みたいな感じでしょうか。
しかも「死神博士(今は亡き天本英世氏。通称:天本クン)」、
または「退職寸前、さえない理科の先生」のような風貌ですが、
演奏は素晴らしいです。特にアコギでのソロ・プレイは、まさに感動ものでした。

ジェフ・ダウンズは反対側の定位置で、よくは見えなかったんですが、
きっと相変わらず、ニコリともせずクールにキーボードを操ってたんでしょう。
いくつものキーボードを、巧みに使い分けていました。
ただ、ハモンドやアナログ・シンセを使っていないせいか、
音色にパンチが無いのが、気にはなりました(カールがウルサイだけに・・・)。

カールはいつもながら、ハシりまくってました(爆)。あれはもう、病気ですね。
かなり後ノリのプレイなのに、フィルやブレイクが入ると急にハシる。不思議な人です。
手数は相変わらず多くて速い(結構ミスってましたけど・・・)。
バスドラはえらく小さくてコージー・パウエルの半分位(嘘)、子供のセットかと思いましたよ。
そしてツーバスはヘタクソでしたが、スネアの音ヌケは、素晴らしかったです。さすが。
ハイハットの刻みがせわしなく、イッパイイッパイな感じのプレイなんで、
あまり好きではないタイプのプレイヤーではありますが、あの歳であのパワーは凄いですね。

しかも皆、入れ替わり立ち替わり、マイクを取ってしゃべりまくります。
なんとカールまでも、セットから離れて前に出てきてしゃべりますから。
ライヴでそんな光景、初めて見ましたよ。良く言えばアット・ホーム。

数曲目に演奏されてビックリしたのが、YESの「Roundabout」。
カールのビートがちょっと重すぎてタルかったですが、ハウのプレイは最高。
嬉しい選曲でした。
メンバーの持ち歌関係では他にもなんと、EL&Pの「Fanfale For The Common Man」、
誰も原曲に関わっていないのに何故?の「The Court Of The Crimson King」、
いつもはキーボードソロで使われるTHE BUGGLESの「ラジオスターの悲劇」なども演奏。
なかでも「ラジオスターの悲劇」は最高で、
ジェフはハデハデな銀ラメのジャケットとグラサンでキメ、
ジョンは拡声器で歌うという、わかる人にはわかる素晴らしいファンサービスでした。
しかしエレポップな曲なのに、ハウはギターを弾きすぎでした・・・。
そうそう、「宮殿」でのカールのタムを使ったフィル、コレとっても良かったです。

中間部には、アンプラグド(風)セットが。
「The Smile Has Left Your Eyes」は、本当にいい歌ですね。感動します。
ただ、座って弾くジェフとハウに用意された椅子は、なんとパイプイス。
もうちょっと他に用意できなかったものなのか・・・(苦笑)
そして出た!ジョンのキメゼリフ「キミタチ、サイコダヨ」。
UK以来の得意技、これを聴かずには帰れません。

アコースティック2発目は、驚きの「Don't Cry」でした。
アンコール1発目あたりかな、と予想してたんですけどねえ。
大好きな曲なんで、正直バンド演奏で聴きたかったんですが、
スティーブのマンドリン・プレイがとても良かったんで、まあコレもアリかなと (^_^;)

そういえば選曲は完全に1stアルバム重視で、なんと1stからは全曲演奏しました。
『ALPHA』からは、アコースティック・セットの2曲と、「The Heat Goes On」だけ。
『ASTRA』からは「Go」さえもナシ。
EL&PやKING CRIMSONやるくらいなら、と思いますが、
まあスティーブが弾いてないアルバムなんで、しょうがないのかなあ・・・。
でも「The Heat Goes On」は一番聴きたかった曲なんで、演奏してくれて良かった!
ジェフのキーボード・ソロが目茶苦茶カッコよかったです。
コレ聴いて、ASIAのファンになったんだよなあ・・・ (^^ゞ
続くカールのドラム・ソロもお約束。スティッキングはやはり凄いですね。
そしてこれも定番、チャイニーズ・ゴングでキメ。
ツーバスのヘロヘロ具合には苦笑しましたけど・・・。

聴いていて特に印象に残ったのが、「Cutting It Fine」。
緊張感ある曲調、哀愁漂うメロディが最高です。
カールのビートも曲に合っていて、良かったです。

本編の締めは、「Only Time Will Tell」でした。
最も人気のある曲のひとつだけあって、盛り上がりましたね。
「お~んりたいむうぃるて~る」のサビ、一緒に歌いましたよ!
(あれ?最後は「Sole Survivor」だったっけかな?)

メンバー全員引っ込んだと思ったら、驚くほどすぐに出てきてアンコール開始。
アンコールコールの間も無かったです。君たち早すぎ!
1曲目は、「これはキミ達へのプレゼントだよ」と言って、
なんとアルバム未収録のシングルB面曲、「Ride Easy」をアンプラグド風にプレイ。
良い曲だけど、コレわかった人、どれくらい居たんでしょうか?
個人的には、「Daylight」の方が良かったかな・・・ (^.^)

そして遂に、最後の最後。ジョンが「パーティ・タイムだ!」と言うと、
「じゃーじゃーじゃーじゃっじゃじゃ~ん!」と、ハウのギターが炸裂。
「I Never Meant To Be So Bad To You~」と、ジョンが歌いだしました。
当然最後はこれしかない名曲中の名曲、「Heat Of The Moment」です。
ギターソロ後は、観客との掛け合いからサビの大合唱。
さすがにASIAの面々のプレイも気合入ってます。カールもグー。
大盛り上がりのうちに曲は終了。
そして楽しかったライブも、とうとう終わってしまいました。
あと1回アンコール出てくれるかな?とも思いましたが、さすがに無かったです。
「Go」はムリにしても、「Open Your Eyes」はやって欲しかったんですけどね。

いや、でもなんだかんだ言っても、とても楽しいライブでした!
演奏も意外なほど達者でしたし、イヤらしいくらいにファン・サービスに徹してくれてました。
なにより、良い曲ばっかりでしたから!
しっかりしぇんか~さん、cozy.nさん、そして他の観客の皆さん、楽しかったですね!
本当にお疲れさまでした!
最後に、ASIAの皆にひとこと。「キミタチ、サイコダヨ!!」

P.S. ちょっと観客のノリが悪かったのが、珠にキズでした・・・。
   今の東京って、あんなにノリ悪いんでしょうか?
   いや、KISSのライヴとか盛り上がり凄いし、そんなことないですね。
   昨日のお客さんも、もうちょっと手拍子とか腕振るとか、一緒に歌うとかすれば、
   もっともっと楽しめるのに・・・。