弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事(商標)】「祝祭広場」

2018年11月07日 08時39分58秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
雨も上がり、気持ちの良い空気が流れる@湘南地方です。

さて、今日はこんな記事

(NHK NEWS WEBより引用)
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「祝祭広場」の名称 使用中止を

大分市がJR大分駅前の土地に整備を進めている新たな広場を「祝祭広場」と紹介していることに対し、「祝祭広場」の商標権を持つ大阪の大手デパートから使用をやめるよう求められていたことがわかりました。
大分市は、JR大分駅前にある大型商業施設の跡地を23億円余りで購入し、市民や観光客が利用できる広場として整備する計画で、その広場について住民説明会などで「祝祭広場」と紹介してきました。

ところが、この「祝祭広場」の名称について、商標権を持つ大阪の大手デパートから大分市に対し、使用をやめるよう申し入れを受けていたことがわかりました。

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(引用終わり)

大分市の「祝祭広場」に関するリリースがこちら

で、記事中にもあるけど、この広場をめぐってはシンボルとなる橋形クレーンの安全性について疑問の目が投げかけられていた。
(例えばこんな記事

最終的に橋形クレーンは無くしたようだけど、計画が色々混乱続き。
指摘の元となった登録商標がこちら。


…ちょっと検索すれば出てくるんだけどな。
例えばこんな感じで現に使用もしており、ぐうの音も出ない状態。
少し前のベルばら風キャラを広報掲載した札幌市もそうだけど、自治体の知財リテラシーに問題がある事案がここのところちょこちょこ見受けられる。
判らなければ専門家に訊けばよいのに。
というより、アンテナ自体が立ってないということが一番の問題。





コメント
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