ダールの『ポリアーキー』

2018-03-28 20:47:06 | 日記
このなかで、完全なポリアーキーを体現した事例として、敗戦3国イタリア・ドイツ・日本を挙げている。

しかし本当であろうか。

完全なポリアーキーなどユートピアで、戦後民主主義の迷妄であったのと変わらないのではなかろうか。

わたくしはダールに承服できない。

現実的認識としておかしいのではなかろうか。

聖書 新約聖書 最終章 ヨハネの黙示録

2018-03-27 22:42:57 | 日記
まもなく読み終わります。

長い距離でした。

わたくしは、すっーと入り込めました。

聖書を読むと、入眠がスムースにおこなわれ、日中の心の安定性に繋がります。

偉大なるイエス・キリストよ、あなたを信仰しているために死を恐れなくなりました。

また、主を心から恵みと恩恵を与えてくださる者としてこれからも聖書を読み続けます。

政治的なるもの

2018-03-24 23:58:43 | 日記
政治学をも含めた近・現代政治哲学・倫理学書を読んでいると、政治的なるものについての共通認識ができあがった。

内容は明かせない。

剽窃まがいのことされても困るからだ。

日本臨床政治学会の投稿論文として上のようなことを書くからである。

カール・シュミットは偉大なる政治哲学者である。

新約聖書 新共同訳

2018-03-22 21:21:49 | 日記
毎日たくさんの書物を読んでいますが、聖書もその一つです。

聖書を読むと安寧の境地に入り込みます。

いまは「ペテロの手紙」まで読みました。

イエス・キリストによる恵みがわたくしたちを助けているのです。

その考え方は霊によって証されています。

日曜も研究

2018-03-18 19:55:36 | 日記
今週サボったので、日曜も勉強しました。

土曜と日曜で研究したので2日分のサボりを取り戻せました。

本来、土・日は体を休める日なのですが、睡眠も9時間ほどとったし、よっしゃーと勉強始めたのが午後13:00から。

ロールズ『正義論』の第三部諸目的を中心に検討しました。

ロールズ内在的に批判的諸点がたくさんありました。

次回の日本臨床政治学会はこの点について書こうと思います。

あと、Political LiberalismのExpanded EditionのPublic Reasonについて、研究ノートでかこうかと思っています。


深夜にかけて勉強します

2018-03-17 22:01:31 | 日記
今週はサボってしまった日が2日あり、これを取り戻すために、土曜と日曜は休み返上で勉強しています。

もうすでに読書の時間にはいっており、途中で書評を書いたりするかもしれません。

あるいは研究ノートを書くかもしれません。

いずれにしても研究。

カール・シュミットから参ります。

reasonableをめぐって 後期ロールズのアンビバレンス

2018-03-16 18:49:55 | 日記
ロールズの問いの立て方は、多元社会でいかにして秩序ある社会を構築するかというものである。

これは、包括的価値観の対立を前提とした見方である。

しかしながらロールズは、多元社会という言葉の前にreasonableという形容詞をつけている。

「穏当な」といういみであるが、カールシュミットの言う「政治的なるもの」に反する。

 この両義性はいたるところででてくる。


ロールズの重合的合意論 再掲

2018-03-13 22:07:26 | 日記
重合的合意の重なり合う部分が正義の政治的構想によってしっかりと繋ぎ止められてかろうじて部分たり得ているのか、それともその逆なのか、つまり正義の政治的構想なるものが、包括的教説が重合することにより生み出されるのか、ロールズははっきりと述べていない。

この事態はどうでもいいというようなものではなく、後期ロールズを確立するうえで試金石となっている。

仮に政治的構想がa partを作り出しているのならば、どの程度なのかというa partの大きさと深みが問われることになる。

そして仮に後者だとすれば、包括的教説が政治的構想を樹立しているということになりこの思考は落第なのである。

いずれにせよ、後期も社会契約論の構図を前面に打ち出せばよかったのではないか。

エウデモス倫理学とニコマコス倫理学

2018-03-09 20:26:56 | 日記
いずれもアリストテレスの名著だが、読みやすさから行ったらエウデモス倫理学だ。

しかし、「正義」について語っているのはニコマコス倫理学だ。

いずれにしても、アリストテレスにおいては、中庸の徳が美徳とされるから、正義も中庸の徳であり卓越主義的である。

政治倫理学的にいって、アリストテレスは矯正的正義と配分的正義しか正義について語っていない。

師匠のプラトンをなぜ真似なかったのか。

配分的正義

2018-03-05 23:35:21 | 日記
この正義は。相互の信約によってなされた交換ならば、価値において比例していなくても正義ということなのだそうです。

信約こそ命ということになります。

ただしその信約が強引になされたりした場合は無効となります。

自由な契約こそが配分を正義とします。

この点、ロールズは、どう考えていたかは即断できません。

わたくしは、現代政治哲学が専門なのでわかりません。

表象としての実体概念

2018-03-02 23:19:46 | 日記
わたくしどもが、西洋哲学史を学ぶとでてくるのが実体概念です。

実体は、神・精神・身体と簡単に区分けします。

論者によって様々なので私なりの考え方を述べます。

神は、超越的一者である。

精神と身体は神から出て来たものであり、実体ではない。

神は一者であると考えれば、精神と身体と並べてしまっては、実体概念が意味をなくするからです。

精神と身体が別物であるかどうかは、デカルトに尋ねてみなければわからないのでここでは議論を割愛させていただきます。

メルクマール

2018-03-01 22:00:31 | 日記
全体的表象としてのホーリズムを解体して理解するところの謂いをメルクマールという。

メルクマールの本性は、神の絶対性・必然性に包摂されるから、かかる本性は神のそれである。

価値基準をたどっていくと、聖なる領域にまいこむので、メルクマールもホーリズムも神の属性である。

そうと考えなければ神にたいする不敬・冒涜というものであろう。

カントがメルクマールについて語っているが、わたくしの解釈とはいささか違う。