蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

吉村の黄縞と月琴

2014年12月05日 | 富貴蘭(高知産)


今日は芸西産、『吉村の黄縞』(よしむらのきじま)と『月琴』(げっきん)です。

こちらが『吉村の黄縞』です。



今年の春我が家にやってきたもので、寒蘭の棚上に吊って栽培されていたため、やや痩せています。







昭和の後期に吉村さんが採取された、墨がわずかに流れた萌黄のチョイ柄の木がスタートとなっていて、そちらは通称『吉村の縞』と呼ばれています。

この木は墨を交えた明瞭な黄縞を流し、泥根です。














また『吉村の縞』は様々な縞の木を生み、おそらく最初に名付けられたのがこちらの『月琴』です。





ちょっと陽を採りすぎてますが、白を含んだ縞で、柄の部分からはルビー根を出します。











縞はすこぶる暴れやすく、なかなかいい柄にはなってくれません。
この木は焼き過ぎで特徴が分かりにくいですね。もう少しましな作にしてからまたご紹介しますね。

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2 コメント

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芸西、稲武、銀河、友禅錦など (虫明馨)
2014-12-06 09:40:03
根のきれいな白鳥系、鳴門(天の川芸)。四国甲竜系(讃岐など)。四国には多芸の風蘭が多く、大変魅力的です。
Iさんから、このタイトルの解説は聞いていますが、自分で集めて作り比べないとわかりませんね。
月琴も高知のN氏から分譲していただいた木が面白く、芸西や友禅とも違った趣で、富士錦の中斑的な絣縞で出てきて、後に何とも云えない樺色が楽しいです。
どんどんこの系統アップしてやって下さい。
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Re:芸西、稲武、銀河、友禅錦など (rannokuni)
2014-12-07 09:22:11
虫明馨さんこんにちは。

我が家には高知産の木が幾つもあるので、優先的に紹介しますね。高知産はマニアックな特徴を持つ品種が多く個人的に心躍ります。また地元産は細かい産地も出処も分かりますし、どうしてもひいき目に見てしまいます。
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